北海道 市町村ガイド

空知総合振興局

妹背牛町 Moseushi

もせうしちょう

妹背牛町は石狩川右岸に位置する、町域全体が平坦な小さな稲作のまちで、面積は道内の市町村で三番目に小さい。畦にアップルミントを植えた水田で育てるブランド米、カーリング専用の屋内施設、そして多くの日本人が初見では読めない町名で知られる。

人口(2020年国勢調査)
2,693
面積
48.64 km²
雨竜郡
公式サイト
www.town.moseushi.hokkaido.jp

主な特色

  • 米。 町域の70%以上が農地で、そのほぼすべてが水田である。2003年から一部の農家が、害虫を遠ざけて農薬の使用を減らすため、水田の畦にアップルミントを植えている。この米は「北彩香(きたさいか)」のブランド名で販売されている11
  • カーリング。 1980年代に地元のカーリング協会が発足し、2003年に専用施設「妹背牛町カーリングホール」が開館した12。毎年1月には同ホールで男女混合の大会が開かれ、町によれば道内で唯一の大会である13
  • 妹背牛温泉ペペル。 町が町民の健康づくりのために建設した温泉で、1993年に開業した314。サウナと屋外のバレルサウナを備え、町に在籍する熱波師がタオルを使ったアウフグースのパフォーマンスを行っている1415
  • 遊水公園うらら。 7〜8月に無料で利用できる全長16mのウォータースライダーと、27ホールのパークゴルフ場がある16
  • 難読地名。 2022年、町とJR北海道は妹背牛駅に「もせ🐄🐄(うし)」の駅名案内板を設置した。牛のマスコットを使って、来訪者に町名の読み方を伝えるものである17
  • バレーボール。 旧妹背牛商業高校の女子チームは1978年に全国優勝を果たした7。オリンピックに三度出場し、日本代表の主将も務めた吉原知子は妹背牛町の出身である18
  • 食。 18cmの生クリーム入りどら焼き「生どら」19や、地元産米のこうじを使った調味料に漬け込んだ妹背牛ラムジンギスカン20などがある。

観光・アクティビティ

自然・景観

  • 田園風景。 水田は春に緑、秋に黄金色に染まり、町はこの風景をまちの個性の柱としている8。町内に山がないため、平野が四方に開けた眺めが広がる。

温泉

  • 妹背牛温泉ペペル(字妹背牛5208-1、電話0164-32-4141)14
    • 営業時間・料金。 10:00〜22:00(最終入館21:30)。大人700円、小学生350円。タオルセットのレンタルは300円。
    • 浴場。 「レタラの湯」「クンネの湯」の二つの浴場があり、それぞれにサウナを備える。屋外のバレルサウナと、庭を望む露天風呂もある。
    • 泉質。 2024年4月の分析によれば単純温泉で、泉温は39.6℃、加温して利用している14。日本語版ウィキペディアはナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉としているが、施設の現行の分析では単純温泉である714
    • アウフグース。 タオルを使ったアウフグースのパフォーマンスが、現在はサウナのプログラムの一部となっている15

博物館・歴史遺産

  • 妹背牛町郷土館。 1931年建築の旧村役場。8月14〜16日の10:00〜16:00に開館する。それ以外の時期の見学は町民会館(電話0164-32-2081)に問い合わせる22
  • 妹背牛駅の駅名案内板。 両ホームにある撮影スポットで、「もせ」に牛のキャラクターを続けて町名を表している(うし=牛)17

アウトドア・季節のアクティビティ

  • 遊水公園うらら(字妹背牛5189、カーリングホール隣)16
    • ウォータースライダー。 全長16mのウォータースライダーを無料で利用できる。期間は7月1日〜8月31日(予定)、9:00〜16:30。
    • 遊具。 カーリングをテーマにした遊具「カーリングコンビネーション」が2022年度に設置された。
    • その他の施設。 無料の3on3バスケットボールコート、調理器具を無料で貸し出すバーベキューコーナー(要予約、炭は持参)、かき氷などを販売する夏季の売店(7月20日〜8月31日)がある。ペットの入園、喫煙、ドローンの飛行は禁止。
  • パークゴルフ。 日本パークゴルフ協会の公認コースで、9ホールのコースが三つある(Aコース433m、Bコース418m、Cコース441m、いずれもパー33)40。5〜10月に営業し、8:00〜18:00(日没まで)、第2・第4水曜日は休み。町外の利用者は一日券310円(子ども100円)、クラブとボールのセットのレンタルは100円16
  • 妹背牛町カーリングホール(字妹背牛5181-2、電話0164-32-9511)12
    • 冬季。 カーリングは11月1日〜3月31日(12月30日〜1月6日は休館)。平日10:00〜22:00、土日祝日10:00〜21:00。料金は一シート一時間あたり一般1,050円、ブラシ・シューズ・スライダーのセットのレンタルは100円。
    • 夏季。 5月から9月中旬までは屋内遊具施設となり、10:00〜17:00開館、月曜休館。一般210円。
    • 位置づけ。 日本語版ウィキペディアによれば、道内で二番目に建設されたカーリング専用の屋内施設で、観客席を備え、国際大会も開催できる7

グルメ

  • ペペル内の 味処 米里(ベイリー) では石焼きチーズカレーを提供している。営業時間は11:30〜14:30と16:30〜19:30(ラストオーダー19:00)、水曜定休4123
  • その他の飲食店(営業情報は町の掲載による)23:
    • 食事処 紀州。みそかつが名物。月曜定休。
    • らーめん ばにはつ 分家。旭川市の永山本店から教わったレシピで2015年に開店。激辛みそラー油ラーメンで知られる。昼のみ営業、水曜定休。
    • お気楽厨房 いっぷく。焼き鳥に卵かけご飯が付いたセットがある。
    • CAFE クリント。サイフォンで淹れるコーヒーが自慢。
    • 炭焼き 杜。炭火焼きの居酒屋。
  • 宿泊。 ペペルの隣にコテージ二棟(A棟・B棟、定員8名・最大13名)とムービングハウス二棟(C棟「いちい」・D棟「にれ」、最大5名)がある42
    • 料金。 一泊あたりコテージ16,000〜18,000円、ムービングハウス8,000〜10,000円。
    • チェックイン。 15:00からペペルのフロントで受け付ける。
    • その他。 宿泊者は温泉を利用でき、バーベキュー用具や貸切のテントサウナを借りることもできる。
    • 宿泊税。 2026年4月1日から一人あたり100円の宿泊税がかかる。

道の駅

妹背牛町内に道の駅はない43。最寄りの道の駅は以下のとおりである。距離は、各道の駅の公表座標から算出した妹背牛駅からの直線距離の概算である。

  • 道の駅 田園の里うりゅう雨竜町、南西約7km)
    • 国道275号沿い。
    • ラムサール条約登録湿地である雨竜沼湿原への玄関口。
    • 雨竜沼自然館と特産品の直売施設がある。
    • 1997年登録44
  • 道の駅 たきかわ滝川市、南約8km)
    • 国道12号沿いで、札幌と旭川のほぼ中間に位置する。
    • 2020年にリニューアル。
    • 1999年登録45
  • 道の駅 鐘のなるまち・ちっぷべつ秩父別町、北約8km)
    • 国道233号沿い。
    • トマトジュースや、ブロッコリーを使った「グリーンソフト」を販売。
    • 国内最大級のスイングベルや広い子ども向けの遊び場があり、秩父別温泉ちっぷゆう&ゆが隣接する。
    • 2005年登録46
  • 道の駅 ライスランドふかがわ深川市、東約8km)
    • 国道12号と233号の交わる地点にある。
    • 米をテーマにした道の駅で、深川産米を使ったおにぎりの店がある。
    • 2002年登録47
  • 道の駅 サンフラワー北竜北竜町、北西約10km)
    • 国道275号沿い。
    • 天然温泉、サウナ、ホテル、ひまわりソフト、季節営業の農産物直売所がある。
    • ひまわりの里まで車で約3分。
    • 1995年登録48

アクセス・交通

  • 鉄道。 妹背牛駅(A23)はJR函館本線の駅である。無人駅で、相対式ホーム二面を持つ21
    • 列車。 停車するのは普通列車のみである。2024年3月のダイヤでは、滝川・岩見沢方面が一日約十本、旭川方面が約九本であった。旭川〜岩見沢間の所要時間は約1時間21分1
    • 深川経由。 速い列車を利用する場合は、隣の深川駅(7.2km)を経由する21。札幌から深川まではJRで約一時間、深川駅から町までは車で約10分49
  • バス。
    • 深滝線。 空知中央バスが、深川市立病院前〜滝川駅間を妹背牛・雨竜経由で運行する。2024年4月現在、平日は片道八〜九本、土日祝日は三本1
    • 北竜妹背牛線。 2024年4月1日から北竜町が運行している。北竜町と妹背牛駅を結び、誰でも利用できる1
    • タクシー。 三共ハイヤーが営業している1
  • 道路。 深川留萌自動車道の深川西ICは市街地から約3.5km3。町内を道道五路線(47号、94号、280号、282号、628号)が通る73
    • 札幌から:道央自動車道経由で約95km、約1時間。
    • 旭川から:約45km、約40分49
    • 留萌から:国道233号経由で約45km、約40分50
  • 空路。 最寄りの空港は旭川空港(東京から約1時間45分)。新千歳空港も札幌経由で利用できる49
  • 町内の移動。 主な見どころ(ペペル、うらら、カーリングホール、役場)は市街地の一角にまとまっており、妹背牛駅はその反対側にある50。町はコンパクトで平坦なため、夏は徒歩や自転車でも回れる。

旅のヒント

  • 訪れる時期。
    • 7〜8月:うららの無料ウォータースライダーが利用でき、7月上旬の車のイベント、8月上旬の町民まつり、8月中旬の盆踊りなど、年間の行事の多くが集中する。郷土館の開館は8月14〜16日のみ1628363822
    • 秋:水田が黄金色に染まる8
    • 11〜3月:カーリングシーズン12
  • カーリング初心者。 初心者は指導員が付かなければカーリングを体験できない。一週間以上前にカーリングホール(0164-32-9511)へ電話で申し込む。人員の都合で対応できない場合もある。10:00前は製氷作業のため電話がつながりにくいことがある51
  • 観光案内。 独立した観光案内所は見つからなかった。町の企画振興課(電話0164-34-8581)17か各施設に直接問い合わせる。
  • 営業時間。 本項の営業時間はすべて2026年9月時点のものである。訪問前に確認のこと。
  • 冬。 一年の約半分は雪に覆われる。近隣の深川の年間降雪量は平年で約929cmに達し、気温が−20℃を下回ることもある824。開けた平野部での運転には注意が必要である。
  • 野生動物。 町はエゾシカとアライグマによる農作物被害を報告している。2025年度にはヒグマの目撃があったが、ヒグマによる被害は報告されていない52。明け方や夕暮れ時の河川敷や畑の縁では注意すること。

妹背牛町についてもっと詳しく

基本情報

項目 内容
種別
総合振興局 空知総合振興局
雨竜郡
人口 2,693人(2020年国勢調査。速報値は2,696人)123。2025年国勢調査速報では2,291人・1,140世帯で、2020年比14.9%減4。住民基本台帳人口は2,463人・1,324世帯(2026年8月1日現在)5
面積 48.64 km²(国土地理院、2026年4月1日時点)6。上砂川町、秩父別町に次いで道内の市町村で三番目に小さい1
人口密度 約50.6人/km²(2026年8月の住民基本台帳人口÷国土地理院の面積)。2025年国勢調査速報値では約47.1人/km²(計算値)。2020年国勢調査時は55.4人/km²2
沿革 1923年1月、深川村から妹背牛村として分村。1952年2月に町制を施行し、当時は1,537世帯・9,083人であった3。2004年に北空知の一市四町による合併協議会が設置されたが、2005年に解散し、妹背牛町は単独の町として存続している7
隣接自治体 深川市(東)、滝川市(南、石狩川を挟む)、雨竜町北竜町(西、雨竜川を挟む)、秩父別町(北)1
シンボル 町の木:ななかまど。町の花:つつじ。町章はひらがなの「も」を稲穂の形に図案化したもの8。町の鳥は確認できなかった
マスコット 牛のキャラクター「ウッチー」と、仲間の「あいもちゃん」「牛丸」910
公式サイト https://www.town.moseushi.hokkaido.jp/

地名の由来

  • 町名はアイヌ語の モセウㇱ(mose-us) に由来する。この語には「イラクサが群生するところ」(mose=イラクサ、us=群生する)と「いつも草刈りをするところ」の二通りの解釈がある。アイヌ語地名研究者の山田秀三は、どちらの意味であったかは今では誰にもわからないとしている7
  • 最初の漢字表記は「望畝有志」であった。現在の「妹背牛」の表記は、1898年に現在の函館本線に妹背牛駅が開業してから定着した。この表記が最初に使われたのは駅名であった721
  • 漢字は音だけで当てられたものである。町は現在、牛のマスコットや駅名案内板によって、町名に含まれる「牛」の字を特色として打ち出している。2022年のJR北海道の発表資料は、妹背牛を全国の難読地名にも入っている町名としている17

歴史

  • アイヌの時代。 現在の町域におけるアイヌの居住について、文献にはほとんど記録がない。考古学的な記録は見つからなかった。アイヌ語の町名が主な名残である。
  • 1885年。 北海道庁の調査隊が雨竜原野に入った3
  • 1889年。 華族らが経営する農場「華族組合雨竜農場」が雨竜原野に開設された7
  • 1893年。 札幌農学校第二代校長の森源三が経営する農場のもとで、妹背牛の開墾が始まった。最初に鍬を入れたのは道外からの入植者であったが、定着した者は少なかった。その後の入植者の多くは道内各地から移り住み、町にはさまざまな地域の風習が混在することになった3。1992年には開基100年を祝った22
  • 1896年。 鋳物工場が開業し、地場の製造業が始まった。のちに農機具や袋の製造が続いた3
  • 1898年。 7月16日、官設鉄道の妹背牛駅が開業した21。同年、妹背牛神社が創祀された7
  • 1897年〜1920年代。 世紀の変わり目ごろに水稲の試作が始まり、大正期に作付けが急速に広がった。1927年には農地の約90%が水田となっていた3
  • 1923年。 1月、妹背牛村が深川村から分村した。同年、妹背牛商工会も設立された3
  • 1931年。 新しい村役場庁舎が建てられた。現在の妹背牛町郷土館である22
  • 1952年。 町制を施行した3
  • 1955年。 国勢調査で人口が9,421人のピークに達した。その後、高度経済成長期に多くの人が大都市へ移った3
  • 1965年。 町内の函館本線が複線化された3
  • 1978年。 妹背牛商業高校の女子バレーボール部が全国優勝した7
  • 1984年・1998年。 1984年にストーブメーカーが倒産し、1998年には化粧品会社が妹背牛工場を閉鎖した3
  • 1985年。 新庁舎が完成し、1931年建築の旧庁舎は郷土館として建築当初の姿に復元された22
  • 1993年。 妹背牛温泉ペペルが開業した14。1995年から1998年にかけて、遊水公園うららとパークゴルフ場が整備された3
  • 1998年。 4月、深川留萌自動車道の深川西ICが開通した。市街地から約3.5kmの位置にある3
  • 2003年。 カーリングホールが開館し12、農家が水田の畦にアップルミントを植え始めた11
  • 2004〜2005年。 北空知の合併協議会が設置され、その後解散した7
  • 2009年。 北海道の高校再編計画により、妹背牛商業高校が3月に閉校した7
  • 2014年。 空き店舗となっていたAコープが、地域交流と高齢者福祉の拠点「わかち愛もせうしひろば」として再生した23
  • 2022年。 4月28日、「もせ🐄🐄(うし)」の駅名案内板が設置された17
  • 2024年。 3月に空知中央バスが北竜線を廃止した。北竜町は4月1日から代替路線として北竜妹背牛線の運行を始めた1。3月16日には妹背牛駅でICカード「Kitaca」が使えるようになった21
  • 2026年。 5月、北海道が公表した2025年国勢調査速報で、人口は2,291人となった4。8月4日には鈴木直道知事が、地域の人々と懇談する「なおみちカフェ」の一環で遊水公園うららとカーリングホールを視察した。地元の出席者は、町で約40年続くカーリングの歩みを知事に伝えた15

地理・気候

  • 地形。 妹背牛町は石狩平野の北端、雨竜平野の中央に位置する。町全体が山のない平坦な沖積地である781。町域は東経141°53′〜141°59′、北緯43°35′〜43°44′の範囲にある1
  • 河川。 石狩川が南の町境を、雨竜川が西の町境をなし、北側を大鳳川が流れる3。小河川の芽生川も町内を横切っている7
  • 土地利用。 土地の約70%が農地で、主に水田である。町は自らを北海道の代表的な稲作地帯の一つとしている1。主な緑地は町の公園である。町内に国立公園、国定公園、道立自然公園は見つからなかった。
  • 気候。 北海道の日本海側に属する内陸性の気候である。夏は最高気温がしばしば30℃を超え、冬は最低気温が−20℃を下回ることもある。初雪は例年11月上旬で、4月に雪が解けるため、一年の約半分は雪に覆われる8
  • 気候データ。 町内に気象観測所はない。近隣の深川アメダスの1991〜2020年の平年値は次のとおりである。
    • 年平均気温6.8℃。
    • 1月の平均気温−7.3℃。1月と2月の日最低気温の平均は−13.0℃。
    • 8月の平均気温20.6℃、日最高気温の平均は25.8℃。
    • 年降水量1,044mm、年間の降雪量合計929cm。最深積雪の平年値は111cm24
  • 深川の観測記録。 最高気温は36.1℃(2021年8月6日)。最低気温は−29.7℃(1982年2月2日、1998年2月7日)。最深積雪は158cm(1987年3月7日)25

経済・産業

  • 農業。 2015年農林業センサスでは、農家数は216戸で、2000年の340戸から減少した。耕地面積は3,403haで、うち3,334ha(98%)が水田である。作付面積は水稲2,387ha、麦類490ha、豆類100ha、花き20haであった。経営規模の拡大が進んでおり、2015年には20ha以上を耕作する農家が28.7%と、2000年の4.7%から増えた3
  • 米の品種。 主に「ゆめぴりか」「ななつぼし」「きらら397」を栽培している。地元の農協はJA北いぶきの妹背牛支所である7
  • ブランド化。 町は、畦にハーブを植えて育てた減農薬米を「妹背牛ブランド」として売り出している。ハーブは刈り取って地元の商品にも利用している113
  • 花き。 かすみ草、スターチス、アルストロメリアなど100種類以上の花が生産され、多くが東京、大阪などの大都市へ出荷されている26
  • 製造業。 六つの小規模な工場が鋳物や袋を製造しており、外国人技能実習生を受け入れている工場もある3。町内の企業には佐藤鋳工、ホクレン包材などがある7
  • 就業。 2015年国勢調査の就業者数は1,470人で、第一次産業が35.9%、第二次産業が17.9%、第三次産業が46.2%であった3
  • 商業。 商店数は1962年の121店がピークであった。後継者のいないまま店主が引退し、空き店舗が増えている3
  • 観光。 2017〜2022年度の観光入込客数は年間約180,000〜230,000人で、2022年度は192,400人であった。来訪者のほぼすべてが道内客である1。町はペペル、うらら、カーリングホールを町内唯一の観光エリアとしている。施設の老朽化や近隣の温浴施設のリニューアルにより、温泉の入込数は減少している3
  • 人口。 人口は1955年の9,421人から、2015年には3,091人、2020年には2,693人に減少した。2020年の65歳以上人口の割合は47.1%であった31。2025年国勢調査の速報値は2,291人で、五年間で14.9%減少した4。町の人口ビジョンは、2060年に人口が1,000人を下回ると推計している3
  • 地域活性化。
    • 町は移住・定住促進策を実施している。
    • ふるさと納税の寄附金を、ハーブを活用した稲作の取り組み、カーリングの振興、ペペルの振興に充てている27
    • 地元の車好きが企画し、約20人の裏方スタッフが支える車の展示イベント「おらが自慢の車大集合」は、約30台から始まった。2026年7月5日の第九回には約200台の車と約2,000人の来場者が集まった28
    • 地域おこし協力隊員が現在、ペペルで熱波師(アウフグースマスター)として活動している15

特産品・名物

特産品 分類 内容・購入場所
北彩香(きたさいか) アップルミントで囲んだ水田で、農薬をできるだけ使わずに育てた妹背牛産米のブランド名29。「プレミアム北彩香」はタンパク質含有率6.8%以下のななつぼしで、真空パックで販売される。問い合わせは町の農業担当部署へ11
葉舞な里から ハーブリキュール 畦で刈り取ったアップルミントで造るリキュール。500ml、アルコール度数9%、税込1,800円。ペペルのほか、いそがわ商店、堀口商店、浜井商店で販売3011
ハーブウォーター ハーブの生活用品 株式会社アルバによる天然ハーブウォーターで、台所用、ペット用、長靴用がある。250mlで980円から。ペペルで販売31
生どらデコレーション 菓子 厚い生地に餡、栗、生クリームを挟んだ18cmの特大どら焼きで、1,200円。創業約50年の菓子店、大黒屋菓子舗が製造。営業時間8:00〜18:30、火曜定休19
こがね大福 菓子 地元産の材料で作る無添加の大福で、かぼちゃ、白、豆、赤、ゆかり、よもぎの六種類。SUN工房「あぜみち」が製造し、農産物直売所で販売32
大豆どん菓子 菓子 妹背牛産大豆だけで作るどん菓子で、黒大豆、玄米、大麦ココアの商品もある。どん工房「暁」が製造。ペペルと農産物直売所で販売33
米子ちゃん 漬物の素 塩・こうじ・地元産米を2:5:8の割合で合わせた、無添加の二五八漬けの素。塩麹の代わりに料理にも使える。500g入りで、フレッシュマートしんたに、ペペル、農産物直売所で販売34
妹背牛ラムジンギスカン アイスランド産ラム肉を地元の二五八塩麹に漬け込んだもので、塩、たれ、塩レモンの味がある。たれと塩レモンは2023年6月に加わった。200g入り850円で、ペペル、フレッシュマート新谷商店、農産物直売所(5月下旬〜10月下旬)、砂川市の砂川ハイウェイオアシスにある「そらいちマーケット」で販売20
みそかつ定食 郷土の味 食事処 紀州が、網走産の豚肉120gに甘みそと大葉を挟んで作る。30年以上にわたり町民に親しまれており、店によれば客の約70%が注文する23
石焼きチーズカレー 郷土の味 カーリングのストーンにかけて、熱した石の器で提供される。ペペル内の「味処 米里(ベイリー)」で味わえる23
切り花 花き 100品種以上が栽培され、主に大都市へ出荷されている26
ふるさと納税の返礼品 返礼品 ふるさとチョイスには、北彩香(ゆめぴりか、プレミアムななつぼし。食べ比べセットを含む)、赤肉メロン、ラム・豚のジンギスカン、地元の温泉の宿泊券などが掲載されている35。楽天、さとふる、ANA、ふるなびなどのポータルサイトからも寄附できる27

文化・祭り

行事 時期 内容
ミックスカーリング妹背牛大会 1月上旬(二日間) 稚内、常呂、苫小牧など道内各地から男女混合チームが集まる。町によれば、この種の大会は道内で唯一である。会場はカーリングホール13
おらが自慢の車大集合 7月上旬(2026年は7月5日) 旧車、痛車、スーパーカーの展示イベント。2026年は約200台、来場者約2,000人。参加者には町内で使える商品券が贈られる28
もせうし町民まつり(もせうし夏祭りとも) 8月上旬 来場者は会場で地元の特産品や海鮮を炭火の七輪で焼いて味わえる。中学生による吹奏楽、こがね太鼓、獅子舞、よさこいなどが披露される。会場は町総合体育館前36。2026年の夏祭りシーズンを伝える町の写真レポートには、七輪での焼肉、もちまき、カーリングチーム「フォルティウス」のトークイベント、アイドルグループ「タイトル未定」のライブが載っている37
豊年盆踊り大会 8月中旬 米をはじめとする農作物の豊作を祝い、町民の豊かな年を願う盆踊りで、こども盆踊りや仮装盆踊りもある。会場は郵便局横の駅前通り。主催は妹背牛商工会38
妹背牛神社例祭 9月15日 旧村社である町の神社の例祭39
郷土館の一般公開 8月14〜16日 郷土館の一般公開はお盆期間のみ22
  • 郷土芸能。 町の獅子舞は妹背牛町獅子舞保存会によって受け継がれている7。その獅子頭と天狗面は町指定文化財の第一号で、郷土館に展示されている22
  • 妹背牛神社。 字妹背牛466番地(「字妹背牛畑466番地」と記載)に鎮座する。大國魂大神、大己貴大神、少彦名大神を祀り、旧社格は村社である39
  • 妹背牛町郷土館。 1931年に村役場として建てられた建物である。事務室と議場を左右に配した左右対称のつくりは、明治期のフランス風デザインの流れをくむ。初期の農具など、開拓期以降の資料約600点を収蔵する。入館無料22

アイヌ文化

妹背牛町内のアイヌの歴史や遺跡についての記述はほとんどなく、町内でアイヌ文化の施設は運営されていない。アイヌ語は主に名称に残っている。町名は mose-us に由来する(「地名の由来」を参照)7。施設によれば、温泉の名称「ペペル」はアイヌ語の pe(水)と peru(泉)から付けられた14。二つの浴場は「レタラの湯」「クンネの湯」と呼ばれる14。これらは一般にアイヌ語で「白」「黒」を意味すると説明される(語釈は未確認)。

姉妹都市・友好都市

確認できなかった。

ゆかりの人物

  • 吉原知子(1970年生まれ)。 妹背牛商業高校出身のバレーボール選手(ミドルブロッカー)。オリンピックに三度(1992年、1996年、2004年)出場し、2003年から日本代表の主将を務めた18
  • 山下彩耶(2001年生まれ)。 妹背牛町出身のアイドル・タレント53。町応援大使に任命されている7
  • 関吉雅人(1974年生まれ)。 オリックス・ブルーウェーブに在籍した元プロ野球選手(外野手、1993〜1997年)。一軍の試合には出場しなかった54

出典

本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです

  1. 妹背牛町地域公共交通計画(令和6年8月) — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  2. 第1表 男女別人口、面積、人口密度及び世帯数(令和2年国勢調査結果 統計表) — 北海道総合政策部計画局統計課 JA 閲覧日 2026-09-23
  3. 妹背牛町過疎地域持続的発展市町村計画【令和3年度~令和7年度】(令和5年4月改訂版) — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  4. 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(要計表に基づく人口・世帯数の集計、令和8年5月29日) — 北海道総合政策部計画局統計課 JA 閲覧日 2026-09-23
  5. 広報もせうし 2026年9月号(Vol.790)p.11「まちのデータ」 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  6. 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) — 国土地理院 JA 閲覧日 2026-09-23
  7. 妹背牛町 — Wikipedia日本語版 JA 閲覧日 2026-09-23
  8. まちの紹介 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  9. キャラクター — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  10. Moseushi, Hokkaido — Wikipedia EN 閲覧日 2026-09-23
  11. 美味しいお米はきれいな水とハーブのおかげ!? — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  12. カーリングホール — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  13. ミックスカーリング大会 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  14. 妹背牛温泉ペペル — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  15. 広報もせうし 2026年9月号 p.10「いいとこ撮り」「地域おこし協力隊通信」 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  16. 遊水公園うらら — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  17. 函館線 妹背牛駅に新たな駅名案内板を設置(2022年4月22日) — 妹背牛町・JR北海道旭川支社 JA 閲覧日 2026-09-23
  18. 吉原知子 — Wikipedia日本語版 JA 閲覧日 2026-09-23
  19. 生どらデコレーション — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  20. 「妹背牛ラムジンギスカン(塩・たれ・塩レモン)」 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  21. 妹背牛駅 — Wikipedia日本語版 JA 閲覧日 2026-09-23
  22. 郷土館 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  23. 妹背牛グルメ 飲食店ガイド — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  24. 深川(空知地方)平年値(年・月ごとの値) — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
  25. 深川(空知地方)観測史上1~10位の値 — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
  26. 花き — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  27. ふるさと妹背牛応援寄附金制度 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  28. 広報もせうし 2026年9月号 pp.2–3「特集 主役は、舞台裏にいる」 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  29. 北彩香(きたさいか) — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  30. 「葉舞な里から(ハーブリキュール)」 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  31. 100%天然ハーブウォーター — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  32. こがね大福 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  33. 大豆どん菓子 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  34. 浅漬けの素 米子ちゃん — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  35. 北海道妹背牛町のふるさと納税 お礼の品ランキング — ふるさとチョイス JA 閲覧日 2026-09-23
  36. 「もせうし町民まつり」について — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  37. 広報もせうし 2026年9月号 p.12(夏祭り・豊年盆踊り大会の写真レポート) — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  38. 豊年盆踊り大会 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  39. 妹背牛神社 — 北海道神社庁 JA 閲覧日 2026-09-23
  40. パークゴルフ場 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  41. 味処 米里(べいりー) — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  42. コテージ — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  43. 道の駅を見る(道の駅一覧) — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  44. 田園の里うりゅう — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  45. たきかわ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  46. 鐘のなるまち・ちっぷべつ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  47. ライスランドふかがわ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  48. サンフラワー北竜 — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  49. 主要都市からの所要時間 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  50. 2014年妹背牛町勢要覧 — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  51. カーリングホール利用状況カレンダー — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  52. 妹背牛町鳥獣被害防止計画(令和7年度作成) — 妹背牛町 JA 閲覧日 2026-09-23
  53. 山下彩耶 — Wikipedia日本語版 JA 閲覧日 2026-09-23
  54. 関吉雅人 — Wikipedia日本語版 JA 閲覧日 2026-09-23