北海道 市町村ガイド

後志総合振興局

古平町 Furubira

ふるびらちょう

積丹半島の日本海側にある小さな漁業の町。ニシン漁で栄え、現在はたらこ(スケトウダラの卵の塩蔵品)を生業としている。夏と秋の神社の祭りでは、天狗面を着けた猿田彦が燃え盛る篝火の中を渡り、2025年からはたらこをテーマにした道の駅がある。

人口(2020年国勢調査)
2,745
面積
188.36 km²
古平郡
公式サイト
www.town.furubira.lg.jp

主な特色

  • たらこ:スケトウダラの卵の加工は町を代表する産業である。ヤマダイふじたのように1918年(大正7年)創業の加工業者もあり9、道の駅はすべてたらこをテーマに造られている10
  • 天狗の火渡り:琴平神社と恵比須神社の祭りでは、面を着けた猿田彦が高さ約3 mの篝火の中を渡る11。琴平神社の神輿渡御行列は2025年に北海道指定無形民俗文化財となった12
  • ニシン漁の歴史:古平は松前藩時代のニシン漁場であった。1852年(嘉永5年)の漁獲量は21,055石で、西蝦夷地で第一位と記録されている7
  • 道の駅ふるびらたらこミュージアム:2025年4月、国道229号沿いに開業した1013
  • セタカムイ岩:アイヌ語で「犬の神」を意味する名を持つ海岸の奇岩で、忠犬の伝説が残る7
  • 海産物:ウニ、アワビ、南蛮えび(甘えび)、タコ、ホッケ72。すし店「港寿し」はミシュランガイド北海道でビブグルマンに選ばれた14
  • 稲倉石鉱山:町内のマンガン鉱山で、1936年(昭和11年)に産出高が全国一となった7

観光・アクティビティ

自然・景観

  • セタカムイ岩:町の中心部から余市方面へ向かう国道229号沿いにある海岸の奇岩。犬が遠吠えする姿に似ているといわれる7
  • れい明の里:展望地。運が良ければ雲海が見られ、夜景も楽しめる21
  • 観音滝:古平川の支流、泥ノ木川にある高さ約15 m、幅約10 mの段瀑1
  • 群来(くき):早春、産卵のためにニシンが沿岸に押し寄せることがあり、地元ではこの現象を群来と呼ぶ21
  • 丸山とチョペタン林道:ハイキングや景観ドライブを楽しめる。林道への入林には事前の許可が必要(電話0135-48-9840)21

温泉

  • ふるびら温泉しおかぜ(新地町90-1)37
    • ニシン番屋を模した高台の建物で、海を望み、湯は濃い茶褐色25
    • 泉質:ナトリウム-塩化物泉。源泉掛け流し。
    • 浴場:内風呂、露天風呂、サウナ、貸切の家族風呂(1時間1,100円)。
    • 営業時間・料金:10:00~21:00、第1・第3木曜日休館(祝日は営業)。大人550円。
    • 売店あり。休憩室では11:00~14:00に丼物や麺類の軽食を提供(木曜・金曜は休み)。
    • 駐車場45台。

博物館・史跡

  • 豊浜トンネル事故の慰霊碑:現在の豊浜トンネル古平側坑口の脇にある防災記念広場には、慰霊碑、駐車場、トイレのほか、事故とトンネルの安全に関する展示がある。崩落現場そのものへは船でしか近づけない18
  • 禅源寺:五百羅漢図と吉田一穂の墓がある135
  • 琴平神社:新地町8612
  • たらこの展示:道の駅にある(下記参照)。

アウトドア・季節のアクティビティ

  • 釣り:古平は北海道屈指の釣りの名所を自認している。漁港ではカレイやチカが釣れる。遊漁船ではソイ、ヒラメ、タラ、ブリを狙い、秋には古平川河口でサケ釣りができる。季節によってサクラマス、ホッケ、イカも釣れる738
  • ふるびらあいらんど広場パークゴルフ場:海沿いの27ホールで、用具の貸し出しもある21
  • 古平家族旅行村(歌棄町44-1):
    • 5人用・6人用のケビン(1泊11,000円・13,000円)、テントサイト、テニスコートがあり、通常は5~10月に営業する。
    • 町は開設を「当分の間」延期するとしている。理由として、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と、町内の森林で行方不明者が出ており、野生のヒグマに襲われた可能性が高いことの二つを挙げている39
    • 歌棄の海水浴場まで徒歩5分7

食の体験

  • すし:港寿し、いちい鮨、新家寿司、地元で人気の「喰い処 寿味」で地元の魚介を味わえる25
  • 堀食堂:1919年創業の食堂。鶏の半身揚げ「若鶏」と、テレビ番組『秘密のケンミンSHOW』で紹介された天ぷらラーメンで知られる25
  • たらこランチ:道の駅で味わえる。
  • 漁協直売所:貝類や塩辛を購入できる28

道の駅

  • 所在地:古平郡古平町大字浜町40-4。町中心部の国道229号沿いにあり、公園「ふるびら150年広場」に隣接する。電話0135-48-813126
  • 営業時間(2026年9月時点。訪問前に要確認)2640
    • 道の駅・ショップ:9:00~18:00(4~10月)、9:00~17:00(11~3月)。
    • レストラン:道の駅の2026年のお知らせによれば、夏季(4~10月)は11:00~17:00(ラストオーダー16:00)34。両サイトに記載の通常の営業時間は11:00~16:00。
    • テイクアウトコーナー:道の駅の公式サイトでは10:00~17:00、北海道の「道の駅」公式サイトでは11:00~17:00。
    • 年末年始は休業。
  • ショップ・商品
    • 古平の生産者4社のたらこのセット、たらこの缶詰、たらこふりかけ26
    • 明太子や、全国から選んだピンク色をテーマにしたグッズ40
    • 町内で加工されたたらこを使ったオリジナル商品40
    • オンラインショップ41
  • 飲食:イートインのレストラン「ふるびら商店」では、たらこをさまざまな料理と組み合わせて提供している40。代表的なメニュー26
    • たらこ定食 1,600円
    • たらこ塩ラーメン 1,500円
    • たらフライ丼 1,000円
    • 2026年には、生ウニを自分でのせる夏季限定の「ウニたらこのっけ丼」が加わった34
  • ミュージアム:「たらこタイムマシーン&たらこアート」は、古平と北海道におけるたらこの歴史や、たらことは何かを紹介するウォークスルー型の展示である。たらこのキャラクターたちが登場し、その中には神社の祭りにちなんだ火好きの天狗もいる4042
  • 施設1026
    • 駐車場:北海道開発局によれば32台。北海道の「道の駅」公式サイトでは大型7台・普通車17台。
    • 24時間利用できるトイレ(17器)。多目的トイレ、オストメイト対応トイレ、おむつ交換台付きの授乳室もある。
    • EV充電設備、無料Wi-Fi。
    • 観光情報・道路情報コーナー。
    • ドッグラン、サイクルラック、公共交通の待合スペース。
  • 備考
    • 2025年1月31日に登録され、北海道で129番目の道の駅となった(登録番号131)1026。2025年4月に開業し、Wikipediaは開業日を4月15日としている13。2026年4月25~26日に開業1周年を迎えた34
    • 敷地面積は7,240 m²。後志自動車道の余市ICから来る観光客を受け止め、町内各地へ誘導するために整備された10
    • 開発局の位置図では、近隣の道の駅として余市町の「スペース・アップルよいち」、神恵内村の「オスコイ!かもえない」、赤井川村の「あかいがわ」が示されている1043

アクセス・交通

  • 鉄道:町内に鉄道はない。最寄り駅はJR函館本線の余市駅で、札幌から約60分、小樽から約23分71
  • バス:北海道中央バスの積丹線が小樽~余市~古平~積丹間を運行している。余市から古平までは約25分17。町の概要ページによれば、古平と余市・小樽を結ぶバスは1日16往復2。時刻表は中央バス余市営業所(0135-23-2175)で確認できる44。町はコミュニティバスと乗合タクシーも運行している45
  • :海沿いの国道229号を利用する。
    • 最寄りのインターチェンジは後志自動車道の余市ICで、2018年12月8日に開通した46
    • 所要時間:町の2018年の要覧では小樽から約45分、札幌から約1時間30分7。町の概要ページでは、小樽まで36.1 kmで1時間弱、高速道路を使って札幌まで約1時間20分2。観光協会は小樽から約1時間、札幌から約2時間としている47
    • 道道998号(古平神恵内線)と道道569号が半島の内陸部を横断している1
  • 空路:新千歳空港から札幌経由。

旅のヒント

  • 訪問に適した時期
    • 夏:ウニの旬と、7月第2週末の琴平神社の火渡り。
    • 9月:恵比須神社の祭りとサケ釣り。
    • 早春:ニシンの群来が見られる可能性がある。
  • :町内では年間降雪量6~11 m、最深積雪約2 mが記録されている17。積丹海岸の国道229号は長いトンネルや吹きさらしの区間を通るため、冬の荒天時は運転に注意が必要である。
  • ヒグマ:山間部で活動している。家族旅行村はクマの危険もあって閉鎖が続いており39、林道や登山道ではクマ対策をとること。
  • 食事処:店は少なく、不定休のすし店もいくつかある。道の駅(年末年始以外は通年営業)と温泉の軽食コーナー(昼のみ、木曜・金曜は休み)が確実な立ち寄り先である2637
  • 観光案内:道の駅の案内カウンター、または古平町観光協会へ。観光協会への問い合わせは町役場の商工観光担当が受け付けている(電話0135-48-9840、平日8:45~17:30)47

古平町についてもっと詳しく

基本情報

項目 内容
区分
振興局 後志総合振興局
古平郡。町域が郡全体を占める1
人口 2,745人・1,282世帯(2020年(令和2年)国勢調査)2。2025年国勢調査の速報値では2,399人・1,176世帯で、5年間で12.6%減少した3。住民基本台帳では2,439人・1,562世帯(2026年8月末)4。北海道による2026年8月31日現在の参考値も2,439人で、うち外国人は52人5
面積 188.36 km²(国土地理院、2026年4月1日時点)6。約89%(167.73 km²)が山林2
人口密度 上記の人口と国土地理院の面積188.36 km²から算出すると、約12.9人/km²(2026年8月の住民基本台帳)、12.7人/km²(2025年国勢調査速報値)、14.6人/km²(2020年国勢調査)
沿革 1869年に古平郡が置かれ、1872年に戸長役場が設置された7。1902年4月1日、5町4村が合併して二級町村制を施行し古平町が発足。1907年4月1日に一級町村制を施行1。以後、合併はない。
隣接自治体 積丹町余市町仁木町神恵内村泊村共和町1(英語版Wikipediaは共和町を挙げていない8
シンボル 町章は町名の頭文字「古」を図案化したもの。上部の両翼は伸びゆく町勢と平和を、下部の円は円満融和と古平湾を表す2。町章と町旗は1968年5月20日に制定された1。町によれば町花はない2。町の木・町の鳥は確認できなかった。
マスコット ふるっぴー。古平町商工会のマスコットキャラクターで、セタカムイ岩の伝説に登場する犬をモチーフにしている。岩をかたどった帽子をかぶり、青いマフラーとズボンは日本海の荒波を表している7
公式サイト https://www.town.furubira.lg.jp/

地名の由来

  • 町の公式説明によれば、町名は現在の古平川に由来する。この川はもとはポロベツと呼ばれていた。川にある赤い崖がフレピラ(「赤い崖」)と呼ばれ、それが江戸時代の漁場(場所)の名になった27
  • 北海道の「アイヌ語地名リスト」は3つの解釈を挙げている。この項目の確定レベルは、より定説化した地名に付けられるA・Bより低いCである15
    • クルピラ(kur-pira)、「模様ある岩山」。上原による説で、この海岸に雲形の模様のある岩山があったためとする。リストは、諸説あって特定しがたいとも付記している。
    • フルピラ(hur-pira)、「丘の・崖」。松浦武四郎が記録したもので、松浦は小さな山の崩れと説明した。リストは丸山岬あたりの地名ではないかとしている。
    • フレピラ(hure-pira)、「赤い・崖」。山田秀三による説で、古平川の南の崩れた岸を指したものと解している。
  • 江戸時代には「古比羅」と書かれ、「フルビラ場所」と呼ばれた2。町の年表には1731年(享保16年)に「古平」と漢字で書かれた文書があると記されており、年表中でこの表記が見える最も古い項目である7

歴史

  • アイヌの時代と古い伝承:確認した資料には、町の考古学的な概要を記したものはなかった。町の年表には、1189年(文治5年)に藤原泰衡の残党が鵡川から余市に至る各地に定住したという伝承が記されている7
  • 1606年:松前藩が古平領(古平場所)を設けた7
  • 1706年:古平の漁場に場所請負人が置かれたことを示す最初の記録7
  • 1799年:町の年表によれば、古平場所が幕府の直轄となった7。Wikipediaの「古平郡」の記事は、これを1807年(文化4年)としている16。1821年に松前藩領に戻り、1855年に再び幕府直轄となって、庄内藩の警固地となった。1847年には恵比須神社が創建された16
  • 1852年:ニシンの漁獲量が21,055石に達し、西蝦夷地で第一位となった7
  • 1858年:初めて越年が許され、永住が可能になった7
  • 1862年:法興山禅源寺が創建された7
  • 1865~1867年:住民が箱館奉行に願い出て、琴平神社が創建された127
  • 1869年:古平郡が置かれ、浜町に開拓使の出張所が開設された17
  • 1872~1901年:1872年に戸長役場が設置され、1873年に美国への道路が開削された。1885年には古平川上流で金鉱が発見され、稲倉石鉱山の始まりとなった。1892年には小樽との定期汽船が毎日運航するようになり、1896年には「福正宗」などの銘柄で地元の酒造りが始まった7
  • 1902年:浜町・港町・入船町・丸山町・新地町と、群来村・沖村・沢江村・歌棄村の区域をもって古平町が発足した16
  • 1922年:沢江の仲谷漁場が、蒸気動力のウインチによるニシンの沖揚げを始めた7
  • 1936年:稲倉石鉱山のマンガン産出高が全国一となった7。採掘は1984年に終了した8
  • 1949年5月10日:新地町から出火した古平大火で、700戸余りが焼失した。琴平神社とその記録も焼けた712
  • 1955年:人口が10,073人で最多となった172。ニシンの漁獲の激減とともに、このころから人口が減少に転じた1
  • 1956~1967年:1956年にセタカムイトンネルが完成した。1957年に余市との間でバスが運行されると、定期船は廃止された。1958年に国道229号の余市~古平間が完成し、1967年には神恵内への道道が開通した7。1963年には町の海岸がニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定された7
  • 1996年2月10日:国道229号の豊浜トンネル古平側坑口の上部で約11,000 m³の岩盤が崩落し、北海道中央バスのバスを直撃して20人が死亡した18。旧セタカムイトンネルを取り込んだ、より長い代替トンネル(2,228 m)が2000年12月8日に開通した18。町の年表では両トンネルの連結を2001年としている7。同じ1996年には、古平の温泉が開業した1
  • 2004年:古平、美国、積丹の各漁協が合併し、東しゃこたん漁業協同組合が発足した7。古平町水産加工業協同組合は2014年に破綻した7
  • 2022年:5月6日、町役場が新しい複合施設に移転した1
  • 2025年:6月18日、琴平神社祭典神輿渡御行列が北海道指定無形民俗文化財となった12。道の駅は1月31日に登録され、4月に開業した1013。9月下旬からは町内でほぼ毎日クマが目撃され、第50回古平ロードレース大会は中止された19。2026年の大会も同じ理由で中止となった20

地理・気候

  • 古平町は積丹半島の東中央部、積丹町と余市町の間に位置する。町域はおおむね北緯43°04′~43°17′、東経140°31′~140°42′の範囲にある2
  • 古平川は半島中央部の山地に源を発し、町の中央を北に流れる。その流域が町域の大部分を占める1。平坦地は古平川と丸山川の流域に限られ、町の89%が森林である2
  • 海岸は日本海に面し、断崖や奇岩が続く。ニセコ積丹小樽海岸国定公園の区域内にある7
  • 丸山は地元で親しまれている登山の山である。チョペタン林道は「北海道民有林治山林道100選」で金賞を受賞した21
  • 気候(古平の消防署による10年間の平均、2018年公表)17
    • 平均気温は1月が−3.8 °C、8月が21.4 °C。
    • 降水量は7月から12月に多く、月135~168 mm。
    • 2009/10年冬から2016/17年冬までの年間降雪量は595~1,122 cm、最深積雪は122~218 cmであった。

経済・産業

  • 就業者(2020年国勢調査):第一次産業193人、第二次産業357人、第三次産業772人。第二次産業のうち222人が製造業で、その大半が水産加工に従事している2
  • 漁業:漁業就業者は153人。主な漁獲物はエビ、タコ、ホッケ(キタノホッケ)、カレイで、水揚げ高は年間約13億円2。2016年の古平地区の水揚げは3,474 t、12億8,400万円であった17
    • ホッケ:871 t、2億9,800万円
    • マダラ:312 t、1億8,700万円
    • イカ:226 t、1億7,800万円
    • タコ:425 t、1億5,600万円
  • 漁協:東しゃこたん漁業協同組合は2004年4月1日に設立され、入船町に本拠を置く22
  • 水産加工:2012年の町内の水産加工品の生産量は5,163 t、生産額は57億円であった。たらこを含む塩蔵品が1,756 t・38億8,000万円を占める。町は2012年を最後にこの統計の集計をやめている17
  • たらこの生産者
    • ヤマダイふじた(1918年創業)9
    • カネト水産23
    • よ吉野(1962年創業、減塩たらこで知られる)24
    • かねきち吉野、大島水産25
  • 農業の規模は小さい。2015年の農家は14戸で、2017年には水田13 haで米62 tを生産した17
  • 観光:2017年度の観光入込客数は86,587人で、うち宿泊客は10,778人17
  • 人口減少:1955年に10,073人、2020年に2,745人、2026年8月に2,439人で、最多時から約四分の三減少した1724。2011年度(平成23年度)に10年間の計画として策定された第5次総合計画は、「協働で創る住みよいやすらぎの郷、ふるびら」をスローガンに掲げた7

特産品・名物

特産品 分類 内容・購入できる場所
たらこ・明太子 水産加工品 古平を代表する産品。道の駅では町内4社のたらこのセット(1,980円)のほか、たらこの缶詰やたらこふりかけを販売している26。ヤマダイふじた(本町40)、カネト水産(入船町63)、よ吉野(浜町467-7)などの加工業者から直接購入することもできる92324
たらこ定食・たらこ塩ラーメン ご当地料理 道の駅のレストランで提供。たらこ定食1,600円、たらこ塩ラーメン1,500円、たらフライ丼1,000円26
ウニ、アワビ、南蛮えび 海産物 たらことともに町を代表する海産物として挙げられている7。6~7月の漁協祭ではウニが目玉だったが、漁協祭は2020年から中止されている27
つぶ塩辛 水産加工品 ツブ貝の塩辛で、東しゃこたん漁協生産部直売所(港町437-2、8:30~17:00、水曜定休)の一番人気28
ヒメマス(チップ) 淡水魚 野村商店(浜町43、土日10:00~15:00営業)は、絶滅が危惧される在来のヒメマスを養殖しているのは北海道で同店だけだとしている29
「礁」「タバターサンド」 菓子 1894年創業の菓子店、田畑菓子店(浜町60)30
すし・いくら丼 飲食 港寿し(新地町23)。2012年と2017年のミシュランガイド北海道でビブグルマンに選ばれた14
ふるさと納税の返礼品 ふるさと納税 返礼品はホッケ、タコ、エビ、タラ、ウニなどの海産物とたらこ製品が中心31。2026年9月時点で、ポータルサイト「ふるさとチョイス」には98品が掲載され、うち72品が海産物、さらにそのうち55品が「たらこ・明太子」カテゴリーであった32

文化・祭り

行事 時期 見どころ
琴平神社例大祭 7月の第2土曜日とその翌日。海上渡御を含む宵宮が前夜に行われる711。2026年は宵宮が7月10日、本祭が7月11~12日33 神輿や山車が町内を巡る。夜(午後8時ごろ)には天狗面に赤い装束の猿田彦が火渡りを先導し、篝火を3回渡る。続いて大榊、獅子舞、神輿が火の中を進む1112
恵比須神社例大祭 9月の第2土曜日とその翌日7 恵比須神社でも火渡りが行われる(2026年は宵宮が9月12日、本祭が9月13日)33
ふるびら温泉しおかぜ祭 8月上旬(2018年時点) 温泉利用者への感謝イベント。地元の海産物や野菜の販売、出店、ライブ演奏、ビンゴなどがある7
漁協祭 夏の日曜日に古平漁港で開催(6~7月はウニ、9月はサケ)7 新鮮な海産物の販売と焼き物コーナー。2020年から中止されており、町の最新のお知らせの時点で今後の開催は未定27
たらこミュージアムのイベント 2026年は4月25~26日(1周年)と6月27~28日 生たらこの詰め放題販売(2026年は1回1,200円)や季節限定メニュー34
たらつり節全国大会 秋。1990年から毎年開催 地元民謡「たらつり節」(タラ釣りの唄)の大会。この唄は、地元の漁師で民謡の名手だった大島豊吉と田村栄蔵が1950年代後半に作った(大会の現状は未確認)71
古平ロードレース大会 10月の体育の日(2018年時点) ランニングとウォーキングのコースがあり、1,000人を超えるランナーが参加する7。2025年(第50回)と2026年はクマの出没のため中止された1920
  • 火渡りの伝統:北海道教育委員会の指定理由では、琴平神社で祭典の形式が整ったのは、氏子の寄付で神輿が新調された1880年以降とされる。この神事は、「板子一枚下は地獄」といわれる危険な漁業に従事する漁民の、「罪穢れを火で祓い清める」という心情を反映したものと説明されている。猿田彦の務めはおおむね3年で、面を着けたら一切言葉を発してはならない。2001年には保存会が結成された12。観光協会は300年以上の歴史があるとしているが、教育委員会の年代観とは一致しない21。隣の積丹町の美国神社でも同様の神事が行われている12
  • 寺院と美術:禅源寺(1862年創建)には、林竹治郎が1920年から約20年をかけて描いた油彩の五百羅漢図がある1
  • 文学:詩人の吉田一穂は古平で育った。町内には一穂の作品を刻んだ碑が3基あり、墓は禅源寺にある35
  • 民俗舞踊:1954年、古平盆踊りがNHK全国盆踊り大会に北海道代表として出場した7

アイヌ文化

アイヌ文化の遺産として最もよく記録されているのは地名である。

  • 古平(フルピラ/フレピラ。「地名の由来」を参照)15
  • セタカムイ(セタ「犬」+カムイ「神」)。伝説によれば、漁に出たまま帰らなかった飼い主を待ち続けた犬が、やがて岩になったという71
  • 六志内:ルクシナイ(ru-kus-nay、「道が・通っている・川」)に由来する。山田は、古平川と六志内川をさかのぼって山を越え、神恵内に出る道筋が、現在も積丹半島を横断する大切な交通路であると記している36

確認した資料の範囲では、町内にアイヌ文化関連施設や公表された遺跡は見つからなかった。

姉妹都市・友好都市

確認できなかった。

ゆかりの人物

  • 須貝等(1962年生まれ):古平町出身の柔道家。1985年と1987年に世界選手権95 kg級で優勝した48
  • 吉田一穂(1898~1973年):木古内生まれの詩人で、1905年から古平で育った。町内には詩碑と墓がある35

出典

本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです

  1. 古平町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  2. まちの概要 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  3. 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(要計表に基づく人口・世帯数の集計) — 北海道総合政策部計画局統計課 JA 閲覧日 2026-09-23
  4. 古平町ホームページ(トップページ:世帯数・人口 R8.8月末現在) — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  5. 住基ネットにおける人口【参考値】令和8年(8月31日現在のシートを参照) — 北海道総合政策部地域行政局市町村課 JA 閲覧日 2026-09-23
  6. 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) — 国土地理院 JA 閲覧日 2026-09-23
  7. 古平町150年記念町勢要覧 2018(本編) — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  8. Furubira, Hokkaido — Wikipedia EN 閲覧日 2026-09-23
  9. ヤマダイふじた — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  10. 道内に新たな「道の駅」が誕生します!~北海道の「道の駅」が129駅に~ — 国土交通省北海道開発局 JA 閲覧日 2026-09-23
  11. 天狗の火渡り — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  12. 琴平神社祭典神輿渡御行列(R7.6.18指定) — 北海道教育委員会 JA 閲覧日 2026-09-23
  13. 道の駅ふるびらたらこミュージアム — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  14. 港寿し — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  15. アイヌ語地名リスト(111–120ページ、アーカイブ) — 北海道 JA 閲覧日 2026-09-23
  16. 古平郡 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  17. 古平町150年記念町勢要覧 資料編 2018 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  18. 豊浜トンネル岩盤崩落事故 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  19. 第50回古平ロードレース大会の開催中止について — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  20. 令和8年度 古平ロードレース大会の開催中止について — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  21. 古平町観光協会 — 古平町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  22. 東しゃこたん漁業協同組合 — 東しゃこたん漁業協同組合 JA 閲覧日 2026-09-23
  23. 株式会社 カネト水産 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  24. 株式会社 よ 吉野 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  25. 観光・イベント — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  26. ふるびらたらこミュージアム — 北海道の「道の駅」公式サイト JA 閲覧日 2026-09-23
  27. 漁協祭 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  28. 東しゃこたん漁協生産部直売所 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  29. 野村商店 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  30. 田畑菓子店 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  31. ふるさと納税 — 古平町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  32. 北海道古平町 — ふるさとチョイス JA 閲覧日 2026-09-23
  33. 天狗の火渡り 神社祭り(令和8年) — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  34. NEWS — 道の駅ふるびらたらこミュージアム JA 閲覧日 2026-09-23
  35. 吉田一穂 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  36. アイヌ語地名リスト(141–145ページ、アーカイブ) — 北海道 JA 閲覧日 2026-09-23
  37. ふるびら温泉しおかぜ — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  38. 釣り — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  39. 古平家族旅行村 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  40. FLOORMAP — 道の駅ふるびらたらこミュージアム JA 閲覧日 2026-09-23
  41. 道の駅ふるびらたらこミュージアム公式サイト — 道の駅ふるびらたらこミュージアム JA 閲覧日 2026-09-23
  42. CHARACTER(たらこ物語) — 道の駅ふるびらたらこミュージアム JA 閲覧日 2026-09-23
  43. 住所等一覧 — 北海道の「道の駅」公式サイト JA 閲覧日 2026-09-23
  44. 路線バス(中央バス)時刻表 — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  45. 暮らし・手続き — 古平町 JA 閲覧日 2026-09-23
  46. 後志自動車道 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  47. アクセス — 古平町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  48. 須貝等 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23