斜里町 Shari
しゃりちょう
斜里町は知床半島のオホーツク海側を占める町である。町域には知床五湖、カムイワッカ湯の滝、そして知床世界自然遺産の主要な玄関口である温泉の港町ウトロがある。町のもう半分は斜里平野に広がる農業と漁業の地域で、町はサケ・マスの水揚げ量が日本一であるとしている1。
- 人口(2020年国勢調査)
- 11,418
- 面積
- 737.13 km²
- 郡
- 斜里郡
主な特色
- 知床世界自然遺産:知床は2005年に登録された、日本で3番目の世界自然遺産である8。海域を含む登録は日本初であった。この海は毎冬結氷する海としては世界で最も低緯度にあり、流氷がプランクトンからサケ、ヒグマ、海ワシへと続く食物連鎖を支えている15。
- 鮭:町はサケ・マスの水揚げ量が日本一であるとしており1、ふるさとチョイスの返礼品ページの鮭特集は、鮭の水揚げが18年連続で日本一であると紹介している16。2024年のサケの漁獲量は14,406t、金額は147.7億円であった17。
- 知床五湖と知床八景:知床五湖では、無料の高架木道(往復約1.6km)が一湖の上へと延びている。地上遊歩道を歩くにはレクチャーの受講が、ヒグマ活動期には登録引率者の同行が必要である1819。八景のほかの7つは、オシンコシンの滝(日本の滝百選)、フレペの滝、カムイワッカ湯の滝、プユニ岬、オロンコ岩、夕陽台、知床峠である209。
- ヒグマと観光船:ウトロから半島の断崖沿いに船が出る。ルシャ湾までの2時間コースでは、ヒグマ、シカ、オジロワシを見られる確率が高い15。
- 流氷:1月下旬から3月にかけて海氷が沿岸に達し、専用のスーツを着てガイドとともに歩く「流氷ウォーク」が行われる。2026年に流氷が初めて知床沿岸に到達したのは1月26日であった21。
- しれとこ100平方メートル運動:1977年、町は国立公園内の離農跡地を買い戻すため、広く寄付を呼びかけ始めた。町はこの運動が国際的にも評価されていることに触れており、日本語版ウィキペディアは日本初のナショナル・トラスト運動としている89。
- 天に続く道:国道244号と334号に沿って約28.1km続く直線道路。峰浜の高台から見ると、空へと昇っていくように見える22。
- しれとこ斜里ねぷた:高さ最大8mの弘前型の扇ねぷたが毎年7月に運行される。この祭りは弘前市との縁から生まれたもので、その縁は1807年に斜里の警備中に命を落とした津軽藩士にさかのぼる23。
観光・アクティビティ
自然・景観
- 知床五湖(遠音別村岩宇別549)。4月下旬から11月上旬まで開園する。2026年シーズンは4月20日に開園する予定であった55。
- フレペの滝(「乙女の涙」):川はない。知床連山に降った雨や雪が地下に浸み込み、高さ約100mの断崖の割れ目から直接海へしみ出している1557。知床自然センターから片道徒歩約20分57。
- オシンコシンの滝:ウトロ西地区の国道334号沿いにある。落差約30mで流れが2つに分かれることから、「双美の滝」とも呼ばれる。階段で中腹まで上れる。無料駐車場は40台20。
- オロンコ岩:ウトロ港のそばにそびえる高さ60mの岩。200段以上の急な階段を上ると、オホーツク海と知床連山を見渡せる54。
- プユニ岬:知床自然センターへ向かう坂道の途中にある。夕日の名所で、毎冬流氷が最初に見られる場所の一つである58。
- 夕陽台:夕日の名所。ウトロのバスターミナルから約1km59。
- 知床峠(738m):ウトロ–羅臼間の道路の頂上。羅臼岳や、晴れた日には国後島を望む。通行できるのは4月下旬から11月上旬まで。観光協会は斜里の八景に数えているが、山頂駐車場の住所は羅臼町(湯ノ沢町)である60。
- 以久科原生花園:オホーツク海沿岸にあり、6月下旬〜7月下旬にハマナスやエゾスカシユリが咲く。2〜3月には流氷を間近に見られる61。
- 天に続く道(峰浜)。2018年に8台分の駐車場と小さな展望台が設けられた。いずれも冬期は閉鎖される22。
温泉
- ウトロ温泉:海岸沿いとその上の高台にホテルや民宿が並ぶ。夕日を眺められる浴場を持つ宿もある15。
- 夕陽台の湯:ウトロ港を見下ろす崖の上、国設の野営場の近くにある公衆浴場で、夕日に面した露天風呂がある。営業は6月1日〜10月31日の14:00〜20:00、料金は500円62。
- 岩尾別温泉:羅臼岳登山口にある一軒宿「地の涯」。4月中旬から11月上旬まで営業する15。
- カムイワッカ湯の滝(上の表を参照)28。
博物館・史跡
- 知床博物館(本町49-2):町の歴史と自然を紹介する。屋外には高山植物園があり、けがをしたワシやシカを保護飼育している。JR知床斜里駅から徒歩約15分。月曜休館52。
- 知床世界遺産センター:道の駅うとろ・シリエトクの隣にある。ヒグマやシカの実物大の写真があり、国立公園のルールを解説している。夏期の開館時間は8:30〜17:3063。
- 知床自然センター(遠音別村531):入館無料。遊歩道やヒグマの情報を提供し、12m×20mのスクリーンで「知床の冒険」(600円)を上映している。THE NORTH FACE / HELLY HANSENのショップとカフェもある。駐車場は182台64。
- 北のアルプ美術館(朝日町11-2):12月下旬から2月末ごろまで休館する53。
- 町の公園(本町)にある津軽藩士関連の史跡と、完成しなかった根北線の越川橋梁29。
アウトドア・季節の体験
-
ウトロ発の観光船:主なコースは3つある。
- カムイワッカの滝:往復約1時間。
- ルシャ湾方面のヒグマウォッチング:約2時間。
- 知床岬:約3時間。岬には誰も上陸できない。
コース名は運航会社によって多少異なる15。
-
ウナベツスキー場(峰浜110):3コースがあり、ナイター営業も行い、流氷を眺められる。営業は1月上旬〜3月中旬で、大人1日券は3,200円65。
食の体験
道の駅
アクセス・交通
- 空路:最寄りの女満別空港から斜里までは、国道244号経由で車で約60分。フライトは新千歳から約40分、東京・羽田から約1時間30分である69。季節運行の「知床エアポートライナー」が、空港から網走・斜里を経由してウトロまで直行する。運行期間は6月〜9月と1月下旬〜3月上旬で、2026年冬は1月17日〜3月8日に運行した70。観光協会は、釧路空港からJR釧路駅を経由するルートも紹介している71。
- 鉄道:JR釧網本線の知床斜里駅(1998年までは斜里駅)と中斜里駅がある。南斜里駅は2021年3月13日に廃止された98。列車は西は網走、南は釧路へ向かう。
- バス:
- 道路:
- 半島内の移動:繁忙期にはカムイワッカへの道路でマイカー規制が行われ、代わりにシャトルバスが運行される。2026年の規制期間は8月8〜15日であった28。冬の知床五湖にはガイドツアーでしか入れない55。
旅のヒント
- 訪れる時期:
- ヒグマ:知床は世界有数のヒグマの生息地である13。
- 畑:天に続く道の写真を撮るためであっても、畑や牧草地に立ち入ってはならない。靴に付いた土がセンチュウなどによる作物の病害を広げるおそれがある。冬の雪の下には、秋まき小麦が植わっていることが多い15。
- 冬の運転:路面は磨かれたような氷になる。溝の深い靴を履き、雪の照り返しに備えてサングラスをかけるとよい15。大雪の後は天に続く道が通行止めになることがある22。
- 船の安全:2022年の「KAZU I」の事故後、小型観光船の事業者は、単独で運航しないこと、出航の判断を共同で行うことで合意した。浸水警報装置も追加した931。
- 観光案内:
写真
斜里町についてもっと詳しく
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種別 | 町 |
| 振興局 | オホーツク総合振興局 |
| 郡 | 斜里郡。清里町、小清水町とともに属する |
| 人口 | 11,418人(2020年(令和2年)国勢調査。男5,672人、女5,746人、5,349世帯)。2015年の12,231人から6.6%減少した2。2025年国勢調査の速報値は10,717人(さらに6.1%減)、5,419世帯である3。住民基本台帳人口は10,214人(男5,070人、女5,144人、5,484世帯、2026年8月末現在)4 |
| 面積 | 737.13km²52。英語版ウィキペディアの基礎情報欄には旧い数値の736.97km²が残っている6 |
| 人口密度 | 15.5人/km²(2020年国勢調査)2。2026年8月の住民基本台帳人口では約13.9人/km²(計算値) |
| 沿革 | 1879年(明治12年)に域内5村の戸長役場が開設され、町はこれを開基としている7。1872年にアイヌ語由来の名を付けられた各村は、1915年(大正4年)に合併して斜里村となった。1919年に小清水が分村し、1939年(昭和14年)1月1日に町制を施行した。1943年には上斜里(現在の清里町)が分村した8。平成の大合併期には近隣町との合併協議が行われたが、実現しなかった9 |
| 隣接自治体 | 小清水町、清里町(オホーツク管内)、標津町、羅臼町(根室管内)9。知床半島は斜里町と羅臼町で分け合っている1 |
| シンボル | 町の花はハマナス(1968年10月23日制定)。町の木はミズナラ、町の鳥はオジロワシ(いずれも1994年12月21日制定)10。町のスポーツはバレーボール(1968年)11。町章(1958年9月24日制定)はカタカナの「シャリ」と平和を表す円で、飛び立つ鳥をかたどっている12 |
| マスコット | 知床トコさん。ヒグマのキャラクターで、知床と斜里町の「シンボルキャラクター」である。商標とグッズは2019年7月設立の一般社団法人知床しゃりが管理している1314 |
| 公式サイト | https://www.town.shari.hokkaido.jp/ (観光協会:https://www.shiretoko.asia/) |
地名の由来
- 斜里:アイヌ語の「サㇽ(sar)」=「ヨシの生えた湿原」に由来する。元はこの一帯全体を指す名であった。斜里川自体は「サㇽ・ウン・ペッ(sar-un-pet)」=「ヨシ原にある川」と呼ばれ、河口付近の両岸にはヨシが密生しているという24。町も同じく、「サル」または「シャル」=「ヨシの生えている所」を語源としている8。日高にも有名なサㇽである沙流川があるため、斜里を「ピンネ・サㇽ(pinne-sar、男のサㇽ)」、日高のほうを「マッネ・サㇽ(matne-sar、女のサㇽ)」と呼ぶこともあった24。日本語版ウィキペディアは地名研究者の山田秀三を引き、道南の古い物語ではこの地を「モシㇼパサㇽ(mosir-pa-sar)」=「島の上手にあるサㇽ」と表しているとする9。
- 知床:「シㇼ・エトㇰ(sir-etok)」=「地の突端」、すなわち岬の意である。斜里の海岸からは、羅臼岳や知床岳の稜線の先へ半島が延びていく様子がよく見える24。
- ウトロ(旧・宇登呂)には2つの解釈がある。知里真志保は「ウトゥルチクシ(uturu-ci-kus-i)」=「(岩の)間を我らが通る所」と解し、ゴジラ岩と港近くの大きな壺形の岩の間の狭い通路を指すとした。松浦武四郎は「舟が岩の間を通る所」と解した。北海道のリストは知里説を採っている25。
- 町内のその他の地名:
- 朱円:「スマ・トゥカリ・ペッ(suma-tukari-pet)」=「石の手前の川」から。この川より斜里側の海岸は砂浜、その先は石浜である。シュマトカリから漢字の「朱円」に改められ、のちに「しゅえん」と読まれるようになった24。
- 遠音別:「オンネ・ペッ(onne-pet)」=「大きい川」26。
- 海別:「ウナ・ペッ(una-pet)」=「灰の川」。噴火で川が灰に埋まったことにちなむという25。
- 岩尾別:「イワウ・ペッ(iwaw-pet)」=「硫黄の川」25。
- ルシャ:「ル・エ・サン・イ(ru-e-san-i)」=「道が浜へ下りてくる所」。半島で最も低い所を越えて羅臼側へ抜ける古い道があった27。
- カムイワッカ:「神の水」28。
- プユニ岬:「穴のある所」14。
歴史
- 先史時代:この地には約3万年前から人が住んでいる。土器出現以前の最古の石器は北方アジア系のものである8。
- 場所請負の時代:
- 1807年の津軽藩士殉難:ロシア船が樺太と千島を襲撃し、幕府は蝦夷地を直轄とした。幕府は斜里の警備に津軽藩兵100人余りを派遣し、探検家の最上徳内が指揮をとった。一行は12日間の陸路行軍の末に到着した。寒地での越冬の経験がなく、寝具や食料も不足していた。11月中旬からほとんどの者が水腫病にかかり、冬の間に72人が死亡した823。陣屋跡と墓所跡は現在、町の史跡となっている29。
- 明治の行政と最初の農民:
- 団体入植:1913年、三井農場が内地の府県から移民を入れて未開地3,000町歩の開墾に着手し、1914年には農業移民の数が急増した8。半島の幌別・岩尾別地区の入植も1914年に始まった9。参照した資料には、移民がどの府県から来たかは記されていない。
- 村から町へ:
- 戦争と戦後の漁業:
- 「知床ブーム」:観光は段階を追って伸びた。
- 自然保護:半島の開拓農家の多くが離農して土地が放棄され、開発業者による土地の買い占めが始まった。1977年、町は100平方メートル運動を始め、1口8,000円の寄付を募って860haを買い戻すことを目指した9。1997年に目標を達成し、続いて森林を再生する「森トラスト」が始まった8。2025年3月までに寄付は延べ73,842件、10.4億円に達し、862.7haが保全された7。
- 姉妹・友好の縁:町は1973年に沖縄県竹富町と姉妹町となり、同年、津軽藩士の慰霊碑を建立した。同じ1973年にはウトロで温泉も掘り当てられた。1983年には弘前市と友好都市盟約を結び、同年に第1回のねぷたを運行した8。
- 2000年代:
- 近年の出来事:
地理・気候
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形状と位置:斜里町はオホーツク管内で最も東にある自治体である。北に100km以上のオホーツク海岸線、南東に知床連山を持ち、弓形の三角形をしている1。幅約25km・長さ約65kmの知床半島を羅臼町と分け合う9。ウトロは市街地から約40km32、知床五湖はそこからさらに車で約20分の距離にある1。
-
山岳:知床連山には次の山がある。
- 羅臼岳:最高峰で1,660m。国土地理院が2025年4月1日に標高を1,661mから改定した33。
- 知床硫黄山:1,562m。
- 海別岳:1,419m。
- 遠音別岳:1,330m。
- 知床岳:1,254m。
南には斜里岳(1,547m)がそびえる7。
-
河川と平野:斜里川とその支流が、斜里岳と海別岳の山麓の間に広がる肥沃な平野を流れる9。森林は約57,035haで、大半が国有林(49,799ha)である7。土地のうち578.42km²が山林、114.07km²が農地として計上されている7。
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保護地域:
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気候:斜里の観測所(気象庁、1991〜2020年の平年値)の年平均気温は6.2℃である。
経済・産業
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三本柱:町は農業・漁業・観光業を基幹産業に掲げており、前二者と密接に結びついた食品加工業もある1。2020年国勢調査では、就業者の22.6%が第一次産業、16.6%が第二次産業、60.8%が第三次産業に従事していた7。
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漁業:漁獲の中心はサケ定置網である。
年 サケ マス 総漁獲量 2021年 5,047t(44.5億円) 149t 7,520t(53.7億円) 2024年 14,406t(147.7億円) 74t 17,315t(160.7億円) 近年、漁獲量は大きく変動している17。サケ・マスのほかの主な漁獲物は、ホッケ、タコ、キチジ(きんき)である。2023年には53の漁業経営体があり、379人が従事していた717。2016年に完成したウトロ漁港の区画は全国でも珍しい二層式の漁港で、見学者は上層デッキからサケの水揚げを見ることができる38。
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農業:大規模な畑作が中心で、馬鈴薯、てん菜、小麦に加え、にんじんやたまねぎを9,647haで栽培している7。
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製造業:2024年、従業者4人以上の23事業所で533人が働き、製造品出荷額は418.5億円であった40。その大きな部分を農業・漁業と結びついた食品加工が占める1。
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観光:
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人口と地域振興:
特産品・名物
| 特産品 | 分類 | 内容・入手先 |
|---|---|---|
| 秋鮭(地元では「アキアジ」)といくら | 水産物 | 町を代表する水産物。いくらの塩漬・醤油漬や骨取りの鮭切り身は、ふるさと納税の返礼品の上位を占める16。地元業者は「いくら醤油漬」(知床しゃりブランド5番)や、上質な鮭を使った「鮭タタキ」(25番)も販売している42 |
| 鮭児 | 水産物 | 約10,000尾に1尾しか揚がらないとされる「幻の鮭」。観光協会は、新巻、山漬、ルイベ(凍らせた鮭の刺身)とあわせて薦めている15 |
| きんき味噌漬・さくらます味噌漬 | 水産物 | 合資会社吉野の製品で、知床しゃりブランド23番・22番。きんきは冷凍せずに生のまま味噌に漬ける。同社の20番・21番は「銀がれい味噌漬」と「きんき旨味干し」である。同社によれば、さくらますは斜里の人がいちばん好む魚である42 |
| ホッケ | 水産物 | 開いて干したものが一般的。知床の定番の土産である15 |
| エゾシカ製品 | ジビエ | 個体数調整のために捕獲したシカを使った「鹿ジャーキー」(知床しゃりブランド2番)や「えぞ鹿肉大和煮」(18番)がある42。道の駅うとろ・シリエトクには鹿肉バーガーや鹿肉のソースカツ丼もある14 |
| 知床産小麦(春よ恋、きたほなみ) | 農産物・加工品 | 斜里産「春よ恋」100%の生麺「こはる」と「知床の餃子」(いずれもJAしれとこ斜里)。「知床チェプ饅」はウトロ産の鮭をちゃんちゃん焼き風に仕立てた具を包んだ饅頭である42 |
| サチク麦王 | 食肉 | 佐々木種畜牧場が麦を与えて育てた豚肉。知床しゃりブランド28番42 |
| しれとこ麦酒 | クラフトビール | 2021年10月に発売された斜里町内限定のビール。原料の一部にJAしれとこ斜里の生産者の小麦を使う。道の駅うとろ・シリエトクで購入できる14 |
| 泡盛「来運の泉」 | 酒類 | 「来運の泉」と名付けられた泡盛(沖縄の蒸留酒。斜里町の姉妹町は沖縄県にある)。町の年表には、2008年と2013年に製造・販売の記録がある8 |
| にんじんジュース・赤しそ飲料 | 飲料 | JAのにんじんジュースは斜里産のにんじんとレモンだけを使う(15番)。「Re・Life」は有機栽培の斜里産赤しそを使ったジュースである(1番、プレジール)42 |
| こけもものお菓子 | 菓子・ソフトクリーム | こけももソフトクリーム、一口サイズのこけももタルトケーキ、ウトロ限定のこけももやハマナスのクリームどら焼き14。和洋菓子のモンブランの「知床のクマさん」は、斜里産きたほなみの小麦粉を使ったクマ形の焼き菓子である42 |
| 来運の水 | 水 | 来運地区の湧き水で、斜里岳の雪が数十年かけて地中でろ過されたものとされる。毎分約5t、約6℃で湧き出している。「運が来る」という地名にあやかり、水をくみに訪れる人が多い43 |
| 知床トコさんグッズ | 土産 | クマのキャラクターをあしらったタンブラー、Tシャツ、タオルなど。公式ショップは道の駅うとろ・シリエトクと、道の駅しゃり内のCOBAKOにある1444 |
ふるさと納税:返礼品は鮭といくらが中心である。町は旅行者向けに、現地で使えるふるさと納税の商品券「知床たびポン」も運営している。また、越川橋梁の保存や手づくり魚道の補修にはクラウドファンディングを活用してきた3016。
文化・祭り
| 行事 | 時期 | 見どころ |
|---|---|---|
| 知床流氷ウォーク | 1月下旬〜3月ごろ(流氷の状況による) | 専用のスーツを着て、ガイドとともに海氷の上を歩く。ガイドと適切なスーツなしでは流氷の上は危険である21 |
| 厳冬期の知床五湖エコツアー | 2026年1月22日〜3月22日 | 冬に五湖へ入る唯一の方法。最大10人のグループでスノーシューかクロスカントリースキーを使って歩き、1日の上限は150人。料金は6,500円からで、1,500円の保全協力金を含む45 |
| 羅臼岳山開き | 7月の第1日曜日、6:00 | 半島最高峰の登山シーズンの始まりに、岩尾別登山口で安全祈願を行う33 |
| しれとこ斜里ねぷた | 7月中旬〜下旬の2日間(2025年は7月18〜19日) | 約15基の扇ねぷた(最も高いもので8m)が目抜き通りの2.5kmを練り歩く。「しれとこ夏まつり」と「ねぷた囃子フェスティバル」が同時に開かれる23 |
| カムイワッカ湯ノ滝のぼり | 2026年7月1日〜9月30日。8月8〜15日はマイカー規制が敷かれ、シャトルバスのみ | 温かい川をさかのぼり、水温35〜38℃に達する「4の滝」まで登る。要予約28 |
| しれとこ産業まつり | 9月の最終日曜日(第47回は2026年9月27日) | 町最大の秋祭りで、ゆめホール知床横の特設会場で開かれる。地元の海産物や農産物、弘前のりんご、ステージショー、ちゃんちゃん焼きの無料振る舞いがある4647 |
| 知床サスティナブルフェス | 2026年10月10〜11日 | 国立公園の中で開かれる、持続可能性をテーマにしたイベント48。会場は知床自然センターとその周辺。町、知床財団、一般社団法人知床しゃりによる実行委員会が主催し、入場は無料49 |
- ねぷたと津軽の縁:1973年、住民が津軽藩士の慰霊碑を建立し、毎年慰霊祭を行うようになった。これが1983年の弘前市との友好都市盟約につながり、同年7月に弘前のねぷたが斜里に伝えられた。最初の運行は扇ねぷた2基だけであった23。博物館の姉妹町友好都市交流記念館には約20基のねぷたが保管されている50。
- 社寺:斜里神社の旧拝殿(1796年)と石灯籠(1834年)は町の文化財である。曹洞宗の禅龍寺は1807年の津軽藩士の過去帳を所蔵する。町の公園と日照寺には、藩士の供養碑(1812年)がある29。
- 博物館・美術館:
- 映像作品:斜里で撮影された映画には、寅さんシリーズの『男はつらいよ 知床慕情』や、中国のヒット作『狙った恋の落とし方。』(原題『非誠勿擾』)がある9。
アイヌ文化
- アイヌ文化期の初め:町の歴史によれば、アイヌ文化期の初め、この地はどの外部勢力の支配も受けず、宗谷や樺太を経由してアジア大陸と交易していた。斜里場所は、1789年に地元のアイヌが正式な交易を願い出たのを受け、1790年に開設された8。ウトロ近くのチャシコツ岬の上にあり、オホーツク文化の末期にさかのぼるチャシコツ岬上遺跡は、現在、国の史跡となっている829。
- 地名と伝説:半島の地名は、知床(シㇼ・エトㇰ)そのものからウトロ、ルシャ、岩尾別まで、ほとんどすべてがアイヌ語に由来する(「地名の由来」参照)。アイヌの伝説によれば、知床五湖は神様が大地に指をついてできたという14。観光船からは次のものが見える。
- クンネポールは「黒い洞窟」の意。
- カシュニの滝は「小屋のある所」の意。ウトロから岬へ向かうアイヌがここで一夜を明かしたという15。
- 博物館の展示:知床博物館の歴史展示は、縄文、続縄文、オホーツク、トビニタイ、擦文の各文化とアイヌ文化期を経て、近世の斜里へと続く50。英語版の案内には「The land of God」と「The exploitation」という区分が挙げられている51。
- 松浦武四郎:北海道の名付け親であるこの探検家は知床を3度訪れ、『知床日誌』にその様子を記した。没後100年にあたる1988年、ウトロに顕彰碑が建てられた54。
- 現在:参照した資料からは、斜里町内のアイヌ文化施設や定期的なアイヌ文化行事は見つからなかった。一般社団法人知床しゃりは、受け継いでいく地域文化の一つに「アイヌ民族の伝承」を挙げている13。
姉妹都市・友好都市
ゆかりの人物
出典
本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです
- 斜里町について — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 第1表 男女別人口、面積、人口密度及び世帯数(令和2年国勢調査結果 統計表) — Hokkaido Government, Statistics Division (北海道総合政策部計画局統計課) JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(要計表に基づく人口・世帯数の集計) — Hokkaido Government, Statistics Division JA 閲覧日 2026-09-23
- 斜里町ホームページ(トップページ:町の人口と世帯数 2026年8月末現在) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) — Geospatial Information Authority of Japan (国土地理院) JA 閲覧日 2026-09-23
- Shari, Hokkaido — Wikipedia EN 閲覧日 2026-09-23
- ポケット統計しゃり 令和7年度版(2025年) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 町のあゆみ(斜里町年表) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 斜里町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 町の花・木・鳥 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 町のスポーツ — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 町章 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 一般社団法人知床しゃり|Shiretoko! Sustainable — Shiretoko Shari Association (一般社団法人知床しゃり) JA 閲覧日 2026-09-23
- うとろ・シリエトク|道の駅を見る — 北海道の道の駅(北の道の駅) JA 閲覧日 2026-09-23
- 旅の豆知識(知床の旅ガイド) — 知床斜里町観光協会 (Shiretoko Shari-cho Tourist Association) JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道斜里町のふるさと納税(鮭特集を含む) — ふるさとチョイス (Furusato Choice) JA 閲覧日 2026-09-23
- 漁業(分野別統計データ) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 知床五湖 二つの歩き方 — 知床五湖(環境省 公式サイト) JA 閲覧日 2026-09-23
- 地上遊歩道|知床五湖 — 知床五湖(環境省 公式サイト) JA 閲覧日 2026-09-23
- オシンコシンの滝 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- ドコココ?知床! 知床流氷ウォークと知床五湖エコツアー — Shari Town / 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 天に続く道 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- しれとこ斜里ねぷた — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- アイヌ語地名リスト シベ~セツ P61-70(Internet Archive copy) — Hokkaido Government, Ainu Policy Promotion Office (北海道環境生活部アイヌ政策推進室) JA 閲覧日 2026-09-23
- アイヌ語地名リスト イ~エ P11-20(Internet Archive copy) — Hokkaido Government, Ainu Policy Promotion Office JA 閲覧日 2026-09-23
- アイヌ語地名リスト P31-40(Internet Archive copy) — Hokkaido Government, Ainu Policy Promotion Office JA 閲覧日 2026-09-23
- アイヌ語地名リスト P141-145(Internet Archive copy) — Hokkaido Government, Ainu Policy Promotion Office JA 閲覧日 2026-09-23
- カムイワッカ湯の滝(公式サイト) — Shari Town (斜里町) JA 閲覧日 2026-09-23
- 指定文化財(分野別統計データ) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 斜里町ふるさと納税 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 知床遊覧船沈没事故 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 道の駅しゃり — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 羅臼岳山開き — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 概要・計画書|知床国立公園 — Ministry of the Environment (環境省) JA 閲覧日 2026-09-23
- 斜里 平年値(年・月ごとの値) — Japan Meteorological Agency (気象庁) JA 閲覧日 2026-09-23
- 斜里 観測史上1~10位の値(年間を通じての値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- 宇登呂 平年値(年・月ごとの値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- ウトロ鮭テラス — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 農業(分野別統計データ) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 商工業・観光(分野別統計データ) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
- 知床しゃりブランド — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
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- 来運の水(来運公園) — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 『Shiretoko Sustainable Station COBAKO Shari』 — Shiretoko Shari Association JA 閲覧日 2026-09-23
- 厳冬期の知床五湖エコツアー — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 第47回しれとこ産業まつり — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
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- 知床自然センター公式サイト — Shiretoko Nature Center (知床自然センター) JA 閲覧日 2026-09-23
- 知床サスティナブルフェス | SHIRETOKO SUSTAINABLE FES — 知床サスティナブル実行委員会 (Shari Town, Shiretoko Nature Foundation, Shiretoko Shari Association) JA 閲覧日 2026-09-23
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- Welcome to SHIRETOKO MUSEUM — Shari Town Shiretoko Museum EN 閲覧日 2026-09-23
- 知床博物館 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
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- Shiretoko Goko Lakes — Ministry of the Environment, Government of Japan EN 閲覧日 2026-09-23
- フレペの滝 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
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