北海道 市町村ガイド
斜里町、2025年8月

オホーツク総合振興局

斜里町 Shari

しゃりちょう

斜里町は知床半島のオホーツク海側を占める町である。町域には知床五湖、カムイワッカ湯の滝、そして知床世界自然遺産の主要な玄関口である温泉の港町ウトロがある。町のもう半分は斜里平野に広がる農業と漁業の地域で、町はサケ・マスの水揚げ量が日本一であるとしている1

人口(2020年国勢調査)
11,418
面積
737.13 km²
斜里郡
公式サイト
www.town.shari.hokkaido.jp

主な特色

  • 知床世界自然遺産:知床は2005年に登録された、日本で3番目の世界自然遺産である8。海域を含む登録は日本初であった。この海は毎冬結氷する海としては世界で最も低緯度にあり、流氷がプランクトンからサケ、ヒグマ、海ワシへと続く食物連鎖を支えている15
  • :町はサケ・マスの水揚げ量が日本一であるとしており1、ふるさとチョイスの返礼品ページの鮭特集は、鮭の水揚げが18年連続で日本一であると紹介している16。2024年のサケの漁獲量は14,406t、金額は147.7億円であった17
  • 知床五湖と知床八景:知床五湖では、無料の高架木道(往復約1.6km)が一湖の上へと延びている。地上遊歩道を歩くにはレクチャーの受講が、ヒグマ活動期には登録引率者の同行が必要である1819。八景のほかの7つは、オシンコシンの滝(日本の滝百選)、フレペの滝、カムイワッカ湯の滝、プユニ岬、オロンコ岩、夕陽台、知床峠である209
  • ヒグマと観光船:ウトロから半島の断崖沿いに船が出る。ルシャ湾までの2時間コースでは、ヒグマ、シカ、オジロワシを見られる確率が高い15
  • 流氷:1月下旬から3月にかけて海氷が沿岸に達し、専用のスーツを着てガイドとともに歩く「流氷ウォーク」が行われる。2026年に流氷が初めて知床沿岸に到達したのは1月26日であった21
  • しれとこ100平方メートル運動:1977年、町は国立公園内の離農跡地を買い戻すため、広く寄付を呼びかけ始めた。町はこの運動が国際的にも評価されていることに触れており、日本語版ウィキペディアは日本初のナショナル・トラスト運動としている89
  • 天に続く道:国道244号と334号に沿って約28.1km続く直線道路。峰浜の高台から見ると、空へと昇っていくように見える22
  • しれとこ斜里ねぷた:高さ最大8mの弘前型の扇ねぷたが毎年7月に運行される。この祭りは弘前市との縁から生まれたもので、その縁は1807年に斜里の警備中に命を落とした津軽藩士にさかのぼる23

観光・アクティビティ

自然・景観

  • 知床五湖(遠音別村岩宇別549)。4月下旬から11月上旬まで開園する。2026年シーズンは4月20日に開園する予定であった55
    • 高架木道は無料で車いすでも利用でき、往復約1.6km(約40分)5614
    • 地上遊歩道には1周3kmの大ループと1.6kmの小ループがある。春と夏〜秋は、事前に10分間のレクチャー(大人450円)を受ける必要がある。5月10日〜7月31日のヒグマ活動期は、登録引率者によるガイドツアーでしか歩けない。料金は大ループが6,000円から、小ループが4,000円から19
  • フレペの滝(「乙女の涙」):川はない。知床連山に降った雨や雪が地下に浸み込み、高さ約100mの断崖の割れ目から直接海へしみ出している1557。知床自然センターから片道徒歩約20分57
  • オシンコシンの滝:ウトロ西地区の国道334号沿いにある。落差約30mで流れが2つに分かれることから、「双美の滝」とも呼ばれる。階段で中腹まで上れる。無料駐車場は40台20
  • オロンコ岩:ウトロ港のそばにそびえる高さ60mの岩。200段以上の急な階段を上ると、オホーツク海と知床連山を見渡せる54
  • プユニ岬:知床自然センターへ向かう坂道の途中にある。夕日の名所で、毎冬流氷が最初に見られる場所の一つである58
  • 夕陽台:夕日の名所。ウトロのバスターミナルから約1km59
  • 知床峠(738m):ウトロ–羅臼間の道路の頂上。羅臼岳や、晴れた日には国後島を望む。通行できるのは4月下旬から11月上旬まで。観光協会は斜里の八景に数えているが、山頂駐車場の住所は羅臼町(湯ノ沢町)である60
  • 以久科原生花園:オホーツク海沿岸にあり、6月下旬〜7月下旬にハマナスやエゾスカシユリが咲く。2〜3月には流氷を間近に見られる61
  • 天に続く道(峰浜)。2018年に8台分の駐車場と小さな展望台が設けられた。いずれも冬期は閉鎖される22

温泉

  • ウトロ温泉:海岸沿いとその上の高台にホテルや民宿が並ぶ。夕日を眺められる浴場を持つ宿もある15
  • 夕陽台の湯:ウトロ港を見下ろす崖の上、国設の野営場の近くにある公衆浴場で、夕日に面した露天風呂がある。営業は6月1日〜10月31日の14:00〜20:00、料金は500円62
  • 岩尾別温泉:羅臼岳登山口にある一軒宿「地の涯」。4月中旬から11月上旬まで営業する15
  • カムイワッカ湯の滝(上の表を参照)28

博物館・史跡

  • 知床博物館(本町49-2):町の歴史と自然を紹介する。屋外には高山植物園があり、けがをしたワシやシカを保護飼育している。JR知床斜里駅から徒歩約15分。月曜休館52
  • 知床世界遺産センター:道の駅うとろ・シリエトクの隣にある。ヒグマやシカの実物大の写真があり、国立公園のルールを解説している。夏期の開館時間は8:30〜17:3063
  • 知床自然センター(遠音別村531):入館無料。遊歩道やヒグマの情報を提供し、12m×20mのスクリーンで「知床の冒険」(600円)を上映している。THE NORTH FACE / HELLY HANSENのショップとカフェもある。駐車場は182台64
  • 北のアルプ美術館(朝日町11-2):12月下旬から2月末ごろまで休館する53
  • 町の公園(本町)にある津軽藩士関連の史跡と、完成しなかった根北線の越川橋梁29

アウトドア・季節の体験

  • ウトロ発の観光船:主なコースは3つある。

    • カムイワッカの滝:往復約1時間。
    • ルシャ湾方面のヒグマウォッチング:約2時間。
    • 知床岬:約3時間。岬には誰も上陸できない。

    コース名は運航会社によって多少異なる15

  • 羅臼岳登山:岩尾別から登る。知床硫黄山はカムイワッカ地区から登る3328

  • ウナベツスキー場(峰浜110):3コースがあり、ナイター営業も行い、流氷を眺められる。営業は1月上旬〜3月中旬で、大人1日券は3,200円65

  • 流氷ウォークと冬の知床五湖ツアー(祭りの表を参照)2145

食の体験

  • ウトロ鮭テラス:シーズン中は、二層式の漁港の無料の上層デッキからサケの水揚げを見学できる38
  • 道の駅うとろ・シリエトクの海鮮丼と、知床自然センターおよび道の駅しゃりのCOBAKOのカフェ(下記参照)146444

道の駅

道の駅うとろ・シリエトク

  • 場所
    • 住所はウトロ西186-8。ウトロ温泉地区の国道334号沿いにある14。知床世界遺産センターのすぐ隣で63、ウトロ温泉バスターミナルから徒歩5分14
    • マップコードは894 824 850。電話0152-22-500014
    • 知床峠を越えて羅臼へ向かう国道334号は、冬期(11月〜4月)は通行止めとなる14
  • 営業時間
    • 施設・売店は9:00〜17:00、レストランは10:00〜15:001466
    • 12月の毎週木曜日と12月29日〜1月3日は休館。お盆や9月の連休の時期は営業時間が変わる14
    • 2026年9月時点の情報のため、訪問前に確認のこと。
  • ショップ・商品
    • 建物は漁師の作業小屋である番屋をモチーフにしている66
    • 「ユートピア知床」は、エゾシカのジャーキーや「知床鮭重ね巻」など自社工場で作った食品のほか、こけももタルトケーキ、ウトロ限定のクリームどら焼き、しれとこ麦酒、トコさんグッズを販売している14
    • 「ごっこや」はウトロ漁協の直営店で、春から秋にかけて地元の鮮魚を、ほかに水産加工品のおつまみを販売している14
    • 御船印を販売している。道の駅は2025年4月にその取り扱いを告知した14
  • 食事
    • レストランでは海鮮丼を提供している。鮭と鮭いくらの親子丼には、春はトキシラズ、夏はカラフトマス、秋は銀鮭と、旬の鮭を使う。三色丼にはオホーツク産のホタテが加わる。エゾシカ肉のソースカツ丼もある14
    • テイクアウトコーナーでは、こけももソフトクリームや、斜里産「春よ恋」を使ったバンズの鹿肉バーガー(ウトロ限定)を販売している14
  • 設備
    • 駐車場:普通車87台、大型車12台、屋根付きの身障者用2台1466
    • 温水洗浄便座付きトイレ、多目的トイレ(オストメイト対応)、授乳室(営業時間内に利用可)、おむつ交換台14
    • Wi-Fiと、道路・観光船の情報提供や宿泊予約を行う観光案内カウンター14
    • 65インチの画面で知床の四季を紹介する約10分間のハイビジョン映像と、英語併記の自然解説パネル14
    • 西側入口に24時間利用できるコインロッカー(300円・400円)と、携帯電話の充電ステーション(30分200円)14
    • 公式情報には、24時間トイレやEV充電設備の記載はない。
  • 備考
    • 2007年3月1日に北海道の道の駅99番目として登録された。スタンプは営業時間内に押せる14
    • 2009年に利用者が100万人を突破した8

道の駅しゃり

  • 場所
    • 住所は本町37。町中心部の道道斜里停車場線沿いにある。JR知床斜里駅から徒歩5分、ウトロの約40km手前に位置する6732
    • マップコードは642 575 095。電話0152-26-888867
  • 営業時間
    • 施設は9:00〜19:00。COBAKOは9:00〜17:30で、季節により変更がある67
    • 12月31日〜1月5日は休館67
    • 2026年9月時点の情報のため、訪問前に確認のこと。
  • ショップ・商品
    • 「Shiretoko Sustainable Station COBAKO Shari」は2024年7月30日に開業した。一般社団法人知床しゃりが売店兼交流の場として運営し、トコさんグッズや地元の工芸品を販売している。棚やテーブル、椅子は斜里産のトドマツで作った箱である6744
    • 隣の「斜里工房しれとこ屋」では、知床の鮮魚や土産物を販売している67
  • 食事
    • COBAKOでは、オリジナルブレンドのコーヒーや斜里産の農産物を使ったジュースを提供している44
    • 施設に隣接するレストランは2021年4月に閉店し、公式サイトの飲食欄は現在も「準備中」となっている67
    • パン祭りや夏の「Night Beer Week in Shari」などのイベントも開かれる13
  • 設備
    • 駐車場は普通車19台、大型車2台、身障者用2台のほか、30台分の臨時駐車場がある32。第2駐車場は2026年5月に移転した67
    • 温水洗浄便座付きトイレ、多目的トイレ(オストメイト対応)、おむつ交換台6732
    • 無料Wi-Fiと、大型スクリーンやタッチパネルを備えた町の情報コーナー6732
    • コミュニティルーム、ストリートピアノ(2021年から)、本物のねぷた山車の展示6732
    • 公式情報には、24時間トイレやEV充電設備の記載はない。
  • 備考:2007年3月1日、うとろ・シリエトクと同じ日に北海道の道の駅100番目として登録された。スタンプは営業時間内に押せる6768

近隣市町の道の駅

アクセス・交通

  • 空路:最寄りの女満別空港から斜里までは、国道244号経由で車で約60分。フライトは新千歳から約40分、東京・羽田から約1時間30分である69。季節運行の「知床エアポートライナー」が、空港から網走・斜里を経由してウトロまで直行する。運行期間は6月〜9月と1月下旬〜3月上旬で、2026年冬は1月17日〜3月8日に運行した70。観光協会は、釧路空港からJR釧路駅を経由するルートも紹介している71
  • 鉄道:JR釧網本線の知床斜里駅(1998年までは斜里駅)と中斜里駅がある。南斜里駅は2021年3月13日に廃止された98。列車は西は網走、南は釧路へ向かう。
  • バス
    • 斜里バスが知床線を運行している。夏は斜里–ウトロ–知床五湖–羅臼、冬は斜里–ウトロ–知床自然センターを結ぶ。
    • ほかに網走方面の路線、町内循環バス「しゃりぐる」、定期観光バス「知床浪漫ふれあい号」A・B・Cコース(4月28日〜10月31日)も運行している7273
    • 札幌からは予約制の夜行バス「イーグルライナー」が23:15に出発し、斜里バスターミナルに5:45、ウトロ温泉に6:30に到着する。運賃は斜里まで7,800円、ウトロまで8,900円74。車の場合、札幌から斜里まではおよそ6時間(未確認)。
  • 道路
    • 国道244号は根北峠を越えて根室側へ向かう。国道334号は海岸沿いにウトロへ至り、標高738mの知床峠を越えて羅臼に通じる960
    • 峠区間は11月から4月まで通行止めとなる14
    • 斜里からウトロまでは約40km32、バスで約45分74
  • 半島内の移動:繁忙期にはカムイワッカへの道路でマイカー規制が行われ、代わりにシャトルバスが運行される。2026年の規制期間は8月8〜15日であった28。冬の知床五湖にはガイドツアーでしか入れない55

旅のヒント

  • 訪れる時期
    • 流氷を見るなら1月下旬〜3月21
    • 知床五湖、知床峠の道路、観光船は4月下旬から11月上旬まで5560
    • 7〜8月は涼しく、霧が出ることもある。天候が崩れると夏でも10℃を下回ることがあるため、長袖の上着を用意したい15
    • 計画の目安になる行事は、ねぷた(7月)、羅臼岳山開き(7月)、産業まつり(9月下旬)233346
  • ヒグマ:知床は世界有数のヒグマの生息地である13
    • クマなど野生動物には決して餌を与えてはならない。2022年4月1日から、国立公園・国定公園の特別地域でヒグマに接近する、つきまとう、餌を与えることは違法となった15
    • 歩く前にヒグマの出没情報を確認すること。知床五湖と知床自然センターが最新情報を掲載しており、知床自然センターはクマスプレーの予約サイトを開設している1848
  • :天に続く道の写真を撮るためであっても、畑や牧草地に立ち入ってはならない。靴に付いた土がセンチュウなどによる作物の病害を広げるおそれがある。冬の雪の下には、秋まき小麦が植わっていることが多い15
  • 冬の運転:路面は磨かれたような氷になる。溝の深い靴を履き、雪の照り返しに備えてサングラスをかけるとよい15。大雪の後は天に続く道が通行止めになることがある22
  • 船の安全:2022年の「KAZU I」の事故後、小型観光船の事業者は、単独で運航しないこと、出航の判断を共同で行うことで合意した。浸水警報装置も追加した931
  • 観光案内
    • 知床斜里町観光協会(本町29-8、電話0152-22-2125)23
    • 道の駅うとろ・シリエトクの観光案内カウンター14
    • 知床自然センターと知床世界遺産センター6463

写真

斜里町についてもっと詳しく

基本情報

項目 内容
種別
振興局 オホーツク総合振興局
斜里郡。清里町小清水町とともに属する
人口 11,418人(2020年(令和2年)国勢調査。男5,672人、女5,746人、5,349世帯)。2015年の12,231人から6.6%減少した2。2025年国勢調査の速報値は10,717人(さらに6.1%減)、5,419世帯である3。住民基本台帳人口は10,214人(男5,070人、女5,144人、5,484世帯、2026年8月末現在)4
面積 737.13km²52。英語版ウィキペディアの基礎情報欄には旧い数値の736.97km²が残っている6
人口密度 15.5人/km²(2020年国勢調査)2。2026年8月の住民基本台帳人口では約13.9人/km²(計算値)
沿革 1879年(明治12年)に域内5村の戸長役場が開設され、町はこれを開基としている7。1872年にアイヌ語由来の名を付けられた各村は、1915年(大正4年)に合併して斜里村となった。1919年に小清水が分村し、1939年(昭和14年)1月1日に町制を施行した。1943年には上斜里(現在の清里町)が分村した8。平成の大合併期には近隣町との合併協議が行われたが、実現しなかった9
隣接自治体 小清水町清里町(オホーツク管内)、標津町羅臼町(根室管内)9。知床半島は斜里町と羅臼町で分け合っている1
シンボル 町の花はハマナス(1968年10月23日制定)。町の木はミズナラ、町の鳥はオジロワシ(いずれも1994年12月21日制定)10。町のスポーツはバレーボール(1968年)11。町章(1958年9月24日制定)はカタカナの「シャリ」と平和を表す円で、飛び立つ鳥をかたどっている12
マスコット 知床トコさん。ヒグマのキャラクターで、知床と斜里町の「シンボルキャラクター」である。商標とグッズは2019年7月設立の一般社団法人知床しゃりが管理している1314
公式サイト https://www.town.shari.hokkaido.jp/ (観光協会:https://www.shiretoko.asia/)

地名の由来

  • 斜里:アイヌ語の「サㇽ(sar)」=「ヨシの生えた湿原」に由来する。元はこの一帯全体を指す名であった。斜里川自体は「サㇽ・ウン・ペッ(sar-un-pet)」=「ヨシ原にある川」と呼ばれ、河口付近の両岸にはヨシが密生しているという24。町も同じく、「サル」または「シャル」=「ヨシの生えている所」を語源としている8。日高にも有名なサㇽである沙流川があるため、斜里を「ピンネ・サㇽ(pinne-sar、男のサㇽ)」、日高のほうを「マッネ・サㇽ(matne-sar、女のサㇽ)」と呼ぶこともあった24。日本語版ウィキペディアは地名研究者の山田秀三を引き、道南の古い物語ではこの地を「モシㇼパサㇽ(mosir-pa-sar)」=「島の上手にあるサㇽ」と表しているとする9
  • 知床:「シㇼ・エトㇰ(sir-etok)」=「地の突端」、すなわち岬の意である。斜里の海岸からは、羅臼岳や知床岳の稜線の先へ半島が延びていく様子がよく見える24
  • ウトロ(旧・宇登呂)には2つの解釈がある。知里真志保は「ウトゥルチクシ(uturu-ci-kus-i)」=「(岩の)間を我らが通る所」と解し、ゴジラ岩と港近くの大きな壺形の岩の間の狭い通路を指すとした。松浦武四郎は「舟が岩の間を通る所」と解した。北海道のリストは知里説を採っている25
  • 町内のその他の地名
    • 朱円:「スマ・トゥカリ・ペッ(suma-tukari-pet)」=「石の手前の川」から。この川より斜里側の海岸は砂浜、その先は石浜である。シュマトカリから漢字の「朱円」に改められ、のちに「しゅえん」と読まれるようになった24
    • 遠音別:「オンネ・ペッ(onne-pet)」=「大きい川」26
    • 海別:「ウナ・ペッ(una-pet)」=「灰の川」。噴火で川が灰に埋まったことにちなむという25
    • 岩尾別:「イワウ・ペッ(iwaw-pet)」=「硫黄の川」25
    • ルシャ:「ル・エ・サン・イ(ru-e-san-i)」=「道が浜へ下りてくる所」。半島で最も低い所を越えて羅臼側へ抜ける古い道があった27
    • カムイワッカ:「神の水」28
    • プユニ岬:「穴のある所」14

歴史

  • 先史時代:この地には約3万年前から人が住んでいる。土器出現以前の最古の石器は北方アジア系のものである8
    • 斜里朱円周堤墓は縄文時代後期の墓地である。朱円竪穴住居群は縄文時代から擦文・オホーツク文化期にわたる。いずれも指定史跡である29
    • 8世紀から12世紀にかけて、海洋民であるオホーツク文化の人々がこの沿岸を千島方面へ東進し、斜里に多くの遺跡を残した8
    • ウトロ近くのチャシコツ岬上遺跡はオホーツク文化末期のもので、2019年に国の史跡に指定された829
  • 場所請負の時代
    • 1635年、松前藩の家臣が斜里に到達した8
    • 1789年、斜里のアイヌが松前藩に正式な交易船の派遣を願い出た。1790年、宗谷場所から分かれて斜里場所が開設された8
    • 斜里神社の旧拝殿は1796年のものである29
    • 1815年からは商人の藤野喜兵衛が宗谷・斜里両場所を単独で請け負った8
  • 1807年の津軽藩士殉難:ロシア船が樺太と千島を襲撃し、幕府は蝦夷地を直轄とした。幕府は斜里の警備に津軽藩兵100人余りを派遣し、探検家の最上徳内が指揮をとった。一行は12日間の陸路行軍の末に到着した。寒地での越冬の経験がなく、寝具や食料も不足していた。11月中旬からほとんどの者が水腫病にかかり、冬の間に72人が死亡した823。陣屋跡と墓所跡は現在、町の史跡となっている29
  • 明治の行政と最初の農民
    • 1846年、探検家の松浦武四郎が斜里を通って半島の先端へ向かった8
    • 1869年、この地域は北見国斜里郡となった8
    • 1872年、シャリ、シマトカリ、ヲネベツ、ヤンベツ、アヲシマイの5村が名付けられた。1875年に漢字の村名が付けられた8
    • 1877年、鈴木養太が赤上で農業を始めた。町は彼を斜里農業の先駆者としてたたえている8
    • 初期の産業はサケと硫黄が中心であった。1899年にサラパ川にサケのふ化場が設けられ、1903年にはサケ・マスの共同缶詰所が開設された。知床の硫黄を積み出すために汽船が寄港し、1880年には硫黄山(知床硫黄山)が激しく噴火した8
  • 団体入植:1913年、三井農場が内地の府県から移民を入れて未開地3,000町歩の開墾に着手し、1914年には農業移民の数が急増した8。半島の幌別・岩尾別地区の入植も1914年に始まった9。参照した資料には、移民がどの府県から来たかは記されていない。
  • 村から町へ
    • 1915年に5村が合併して斜里村となり、1919年に小清水が分村した8
    • 釧網線は1925年に網走から斜里まで開通し、1931年に釧路まで全通した。てん菜の栽培は1925年に始まった8
    • 1936年には、皆既日食を観測するため日本と英国の観測隊が訪れた8
    • 1939年1月1日に町制を施行した。1943年には上斜里が分村した8
  • 戦争と戦後の漁業
    • 1945年6月22日、米潜水艦バーブが町にロケット弾を撃ち込んだ9。英語版ウィキペディアは、これを潜水艦からの地上目標に対するロケット攻撃として初のものとしている6
    • 1947年に漁場開発が、1949年にウトロ漁港の建設が始まった。その後、サケ定置網漁業が町の基幹産業に成長した8
    • 越川までの根北線が運行されたのは1957年から1970年までにすぎない。列車が一度も渡ることのなかった越川橋梁(1940年建設)は、現在は登録有形文化財となっている82930
  • 「知床ブーム」:観光は段階を追って伸びた。
    • 1958年:斜里–ウトロ間の道路が開通。
    • 1962年:観光船が就航。
    • 1964年:知床が日本で23番目の国立公園に指定。
    • 1971年:「知床旅情」が大ヒット。
    • 1980年:知床横断道路が開通。
    • 1981年:年間観光客数が100万人を突破98
  • 自然保護:半島の開拓農家の多くが離農して土地が放棄され、開発業者による土地の買い占めが始まった。1977年、町は100平方メートル運動を始め、1口8,000円の寄付を募って860haを買い戻すことを目指した9。1997年に目標を達成し、続いて森林を再生する「森トラスト」が始まった8。2025年3月までに寄付は延べ73,842件、10.4億円に達し、862.7haが保全された7
  • 姉妹・友好の縁:町は1973年に沖縄県竹富町と姉妹町となり、同年、津軽藩士の慰霊碑を建立した。同じ1973年にはウトロで温泉も掘り当てられた。1983年には弘前市と友好都市盟約を結び、同年に第1回のねぷたを運行した8
  • 2000年代
    • 平成の合併協議は不調に終わった。2004年10月、近隣町が新市名に「知床」を入れようとした計画をめぐる対立を経て、町は「知床を守り育てるまち宣言」を可決した9
    • 2005年に世界遺産に登録された8
    • 2007年に2つの道の駅がともに開業し、2009年には知床しゃりブランド制度が始まった8
  • 近年の出来事
    • 2019年にチャシコツ岬上遺跡が国の史跡となった。2020年に「知床」ナンバーの交付が始まった。2021年に斜里町は過疎地域に指定された。2022年にはゼロカーボンシティを宣言した8
    • 2022年4月23日、観光船「KAZU I」が半島西岸沖で沈没した。乗っていた26人全員が死亡し、うち6人は発見されないまま認定死亡とされた31
    • ねぷたは新型コロナウイルス感染症による4年間の中止を経て、2023年に再開した。国立公園は2024年に指定60周年を迎えてゼロカーボンパークに登録され、2025年は世界遺産登録20周年にあたった8

地理・気候

  • 形状と位置:斜里町はオホーツク管内で最も東にある自治体である。北に100km以上のオホーツク海岸線、南東に知床連山を持ち、弓形の三角形をしている1。幅約25km・長さ約65kmの知床半島を羅臼町と分け合う9。ウトロは市街地から約40km32、知床五湖はそこからさらに車で約20分の距離にある1

  • 山岳:知床連山には次の山がある。

    • 羅臼岳:最高峰で1,660m。国土地理院が2025年4月1日に標高を1,661mから改定した33
    • 知床硫黄山:1,562m。
    • 海別岳:1,419m。
    • 遠音別岳:1,330m。
    • 知床岳:1,254m。

    南には斜里岳(1,547m)がそびえる7

  • 河川と平野:斜里川とその支流が、斜里岳と海別岳の山麓の間に広がる肥沃な平野を流れる9。森林は約57,035haで、大半が国有林(49,799ha)である7。土地のうち578.42km²が山林、114.07km²が農地として計上されている7

  • 保護地域

    • 知床国立公園(1964年6月1日指定)は、斜里町と羅臼町にまたがる陸域38,954haを占める34。うち23,011haが斜里町にある7
    • 斜里町内にはほかに、網走国定公園491ha、斜里岳道立自然公園915ha(1980年)、遠音別岳原生自然環境保全地域1,045ha(1980年)、以久科の海岸保全地域(125ha)がある7
  • 気候:斜里の観測所(気象庁、1991〜2020年の平年値)の年平均気温は6.2℃である。

    • 2月の平均気温は−7.0℃、8月は19.3℃。
    • 年降水量は802mmにとどまり、降雪量は524cmである35
    • 極値:最高気温37.1℃(2023年8月26日)、最低気温−31.6℃(1978年2月17日)。最深積雪は155cm(1990年3月13日)36
    • 半島側のウトロは雨も雪も多く、年降水量1,202mm、降雪量635cm、年平均気温6.4℃である37
    • 雪解けは遅い。6月中旬までは、南東からのフェーン風が畑に強く吹き付けることがある1

経済・産業

  • 三本柱:町は農業・漁業・観光業を基幹産業に掲げており、前二者と密接に結びついた食品加工業もある1。2020年国勢調査では、就業者の22.6%が第一次産業、16.6%が第二次産業、60.8%が第三次産業に従事していた7

  • 漁業:漁獲の中心はサケ定置網である。

    サケ マス 総漁獲量
    2021年 5,047t(44.5億円) 149t 7,520t(53.7億円)
    2024年 14,406t(147.7億円) 74t 17,315t(160.7億円)

    近年、漁獲量は大きく変動している17。サケ・マスのほかの主な漁獲物は、ホッケ、タコ、キチジ(きんき)である。2023年には53の漁業経営体があり、379人が従事していた717。2016年に完成したウトロ漁港の区画は全国でも珍しい二層式の漁港で、見学者は上層デッキからサケの水揚げを見ることができる38

  • 農業:大規模な畑作が中心で、馬鈴薯、てん菜、小麦に加え、にんじんやたまねぎを9,647haで栽培している7

    • 2025年の町の農業産出額は128.4億円(耕種113.7億円、畜産14.7億円)であった39
    • 農家戸数は237戸。経営規模の拡大が進み、うち63戸は50ha以上を耕作している39
    • ホクレンが1958年から中斜里で製糖工場を操業している8
  • 製造業:2024年、従業者4人以上の23事業所で533人が働き、製造品出荷額は418.5億円であった40。その大きな部分を農業・漁業と結びついた食品加工が占める1

  • 観光

    • 2025年の観光入込客数は1,001,914人で、2021年に553,091人まで落ち込んだのち、再び100万人を上回った。うち道外客は726,586人、宿泊客は372,152人であった40
    • 観光消費額は2024年度に約101億円であった7
    • ウトロには宿泊施設が19軒あり、収容人員は4,175人。市街地には10軒、収容人員463人の宿泊施設がある7
  • 人口と地域振興

    • 2020年国勢調査では、65歳以上が住民の33.6%を占めた7。2024年度の出生は38人、死亡は167人で、転出が転入を74人上回った7。国は2021年に斜里町を過疎地域に指定した8
    • 町の主な取り組みは次のとおりである。
      • 斜里産の原材料を使って町内で製造された食品を認証する「知床しゃりブランド」41
      • 地域の商品券「知床たびポン」を返礼とするふるさと納税30
      • 2021年のアウトドア企業ゴールドウインとの連携8
      • 2022年のゼロカーボンシティ宣言と、2024年の国立公園のゼロカーボンパーク登録8

特産品・名物

特産品 分類 内容・入手先
秋鮭(地元では「アキアジ」)といくら 水産物 町を代表する水産物。いくらの塩漬・醤油漬や骨取りの鮭切り身は、ふるさと納税の返礼品の上位を占める16。地元業者は「いくら醤油漬」(知床しゃりブランド5番)や、上質な鮭を使った「鮭タタキ」(25番)も販売している42
鮭児 水産物 約10,000尾に1尾しか揚がらないとされる「幻の鮭」。観光協会は、新巻、山漬、ルイベ(凍らせた鮭の刺身)とあわせて薦めている15
きんき味噌漬・さくらます味噌漬 水産物 合資会社吉野の製品で、知床しゃりブランド23番・22番。きんきは冷凍せずに生のまま味噌に漬ける。同社の20番・21番は「銀がれい味噌漬」と「きんき旨味干し」である。同社によれば、さくらますは斜里の人がいちばん好む魚である42
ホッケ 水産物 開いて干したものが一般的。知床の定番の土産である15
エゾシカ製品 ジビエ 個体数調整のために捕獲したシカを使った「鹿ジャーキー」(知床しゃりブランド2番)や「えぞ鹿肉大和煮」(18番)がある42。道の駅うとろ・シリエトクには鹿肉バーガーや鹿肉のソースカツ丼もある14
知床産小麦(春よ恋、きたほなみ) 農産物・加工品 斜里産「春よ恋」100%の生麺「こはる」と「知床の餃子」(いずれもJAしれとこ斜里)。「知床チェプ饅」はウトロ産の鮭をちゃんちゃん焼き風に仕立てた具を包んだ饅頭である42
サチク麦王 食肉 佐々木種畜牧場が麦を与えて育てた豚肉。知床しゃりブランド28番42
しれとこ麦酒 クラフトビール 2021年10月に発売された斜里町内限定のビール。原料の一部にJAしれとこ斜里の生産者の小麦を使う。道の駅うとろ・シリエトクで購入できる14
泡盛「来運の泉」 酒類 「来運の泉」と名付けられた泡盛(沖縄の蒸留酒。斜里町の姉妹町は沖縄県にある)。町の年表には、2008年と2013年に製造・販売の記録がある8
にんじんジュース・赤しそ飲料 飲料 JAのにんじんジュースは斜里産のにんじんとレモンだけを使う(15番)。「Re・Life」は有機栽培の斜里産赤しそを使ったジュースである(1番、プレジール)42
こけもものお菓子 菓子・ソフトクリーム こけももソフトクリーム、一口サイズのこけももタルトケーキ、ウトロ限定のこけももやハマナスのクリームどら焼き14。和洋菓子のモンブランの「知床のクマさん」は、斜里産きたほなみの小麦粉を使ったクマ形の焼き菓子である42
来運の水 来運地区の湧き水で、斜里岳の雪が数十年かけて地中でろ過されたものとされる。毎分約5t、約6℃で湧き出している。「運が来る」という地名にあやかり、水をくみに訪れる人が多い43
知床トコさんグッズ 土産 クマのキャラクターをあしらったタンブラー、Tシャツ、タオルなど。公式ショップは道の駅うとろ・シリエトクと、道の駅しゃり内のCOBAKOにある1444

ふるさと納税:返礼品は鮭といくらが中心である。町は旅行者向けに、現地で使えるふるさと納税の商品券「知床たびポン」も運営している。また、越川橋梁の保存や手づくり魚道の補修にはクラウドファンディングを活用してきた3016

文化・祭り

行事 時期 見どころ
知床流氷ウォーク 1月下旬〜3月ごろ(流氷の状況による) 専用のスーツを着て、ガイドとともに海氷の上を歩く。ガイドと適切なスーツなしでは流氷の上は危険である21
厳冬期の知床五湖エコツアー 2026年1月22日〜3月22日 冬に五湖へ入る唯一の方法。最大10人のグループでスノーシューかクロスカントリースキーを使って歩き、1日の上限は150人。料金は6,500円からで、1,500円の保全協力金を含む45
羅臼岳山開き 7月の第1日曜日、6:00 半島最高峰の登山シーズンの始まりに、岩尾別登山口で安全祈願を行う33
しれとこ斜里ねぷた 7月中旬〜下旬の2日間(2025年は7月18〜19日) 約15基の扇ねぷた(最も高いもので8m)が目抜き通りの2.5kmを練り歩く。「しれとこ夏まつり」と「ねぷた囃子フェスティバル」が同時に開かれる23
カムイワッカ湯ノ滝のぼり 2026年7月1日〜9月30日。8月8〜15日はマイカー規制が敷かれ、シャトルバスのみ 温かい川をさかのぼり、水温35〜38℃に達する「4の滝」まで登る。要予約28
しれとこ産業まつり 9月の最終日曜日(第47回は2026年9月27日) 町最大の秋祭りで、ゆめホール知床横の特設会場で開かれる。地元の海産物や農産物、弘前のりんご、ステージショー、ちゃんちゃん焼きの無料振る舞いがある4647
知床サスティナブルフェス 2026年10月10〜11日 国立公園の中で開かれる、持続可能性をテーマにしたイベント48。会場は知床自然センターとその周辺。町、知床財団、一般社団法人知床しゃりによる実行委員会が主催し、入場は無料49
  • ねぷたと津軽の縁:1973年、住民が津軽藩士の慰霊碑を建立し、毎年慰霊祭を行うようになった。これが1983年の弘前市との友好都市盟約につながり、同年7月に弘前のねぷたが斜里に伝えられた。最初の運行は扇ねぷた2基だけであった23。博物館の姉妹町友好都市交流記念館には約20基のねぷたが保管されている50
  • 社寺:斜里神社の旧拝殿(1796年)と石灯籠(1834年)は町の文化財である。曹洞宗の禅龍寺は1807年の津軽藩士の過去帳を所蔵する。町の公園と日照寺には、藩士の供養碑(1812年)がある29
  • 博物館・美術館
    • 知床博物館は町の開基100年を記念して1978年12月28日に開館した。1993年には姉妹町友好都市交流記念館が加わった51。入館料は300円(小中学生は無料)、開館時間は9:00〜17:0052
    • 北のアルプ美術館は、1983年に終刊した山の文芸誌『アルプ』の全号を、原稿や版画の原本とともに収蔵している53
  • 映像作品:斜里で撮影された映画には、寅さんシリーズの『男はつらいよ 知床慕情』や、中国のヒット作『狙った恋の落とし方。』(原題『非誠勿擾』)がある9

アイヌ文化

  • アイヌ文化期の初め:町の歴史によれば、アイヌ文化期の初め、この地はどの外部勢力の支配も受けず、宗谷や樺太を経由してアジア大陸と交易していた。斜里場所は、1789年に地元のアイヌが正式な交易を願い出たのを受け、1790年に開設された8。ウトロ近くのチャシコツ岬の上にあり、オホーツク文化の末期にさかのぼるチャシコツ岬上遺跡は、現在、国の史跡となっている829
  • 地名と伝説:半島の地名は、知床(シㇼ・エトㇰ)そのものからウトロ、ルシャ、岩尾別まで、ほとんどすべてがアイヌ語に由来する(「地名の由来」参照)。アイヌの伝説によれば、知床五湖は神様が大地に指をついてできたという14。観光船からは次のものが見える。
    • クンネポールは「黒い洞窟」の意。
    • カシュニの滝は「小屋のある所」の意。ウトロから岬へ向かうアイヌがここで一夜を明かしたという15
  • 博物館の展示:知床博物館の歴史展示は、縄文、続縄文、オホーツク、トビニタイ、擦文の各文化とアイヌ文化期を経て、近世の斜里へと続く50。英語版の案内には「The land of God」と「The exploitation」という区分が挙げられている51
  • 松浦武四郎:北海道の名付け親であるこの探検家は知床を3度訪れ、『知床日誌』にその様子を記した。没後100年にあたる1988年、ウトロに顕彰碑が建てられた54
  • 現在:参照した資料からは、斜里町内のアイヌ文化施設や定期的なアイヌ文化行事は見つからなかった。一般社団法人知床しゃりは、受け継いでいく地域文化の一つに「アイヌ民族の伝承」を挙げている13

姉妹都市・友好都市

  • 沖縄県竹富町――姉妹町、1973年1月10日盟約。1972年に沖縄が日本に復帰した際、斜里の町民は島々の復興を支援したいと考えた。また両町は日本列島の両端に位置し、それぞれ国立公園を抱えている。南西端の西表と北東端の知床である757
  • 青森県弘前市――友好都市、1983年2月12日盟約、2006年11月15日再盟約(弘前市が近隣市町村と合併したことによる)。縁は1807年に斜里で亡くなった津軽藩士にさかのぼる。この史実は忘れられていたが、1968年に斜里町郷土研究会が掘り起こした。1982年に斜里で開かれた第10回慰霊祭に弘前市長が出席し、翌年の盟約につながった757

ゆかりの人物

  • 武部勤:政治家、元衆議院議員。斜里町出身96
  • 武部新:衆議院議員9
  • 武田豊樹:競輪選手、元スピードスケート選手。2002年ソルトレークシティオリンピックの500mで8位となった98
  • 立洸熊五郎:元大相撲力士96

出典

本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです

  1. 斜里町について — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  2. 第1表 男女別人口、面積、人口密度及び世帯数(令和2年国勢調査結果 統計表) — Hokkaido Government, Statistics Division (北海道総合政策部計画局統計課) JA 閲覧日 2026-09-23
  3. 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(要計表に基づく人口・世帯数の集計) — Hokkaido Government, Statistics Division JA 閲覧日 2026-09-23
  4. 斜里町ホームページ(トップページ:町の人口と世帯数 2026年8月末現在) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  5. 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) — Geospatial Information Authority of Japan (国土地理院) JA 閲覧日 2026-09-23
  6. Shari, Hokkaido — Wikipedia EN 閲覧日 2026-09-23
  7. ポケット統計しゃり 令和7年度版(2025年) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  8. 町のあゆみ(斜里町年表) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  9. 斜里町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  10. 町の花・木・鳥 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  11. 町のスポーツ — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  12. 町章 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  13. 一般社団法人知床しゃり|Shiretoko! Sustainable — Shiretoko Shari Association (一般社団法人知床しゃり) JA 閲覧日 2026-09-23
  14. うとろ・シリエトク|道の駅を見る — 北海道の道の駅(北の道の駅) JA 閲覧日 2026-09-23
  15. 旅の豆知識(知床の旅ガイド) — 知床斜里町観光協会 (Shiretoko Shari-cho Tourist Association) JA 閲覧日 2026-09-23
  16. 北海道斜里町のふるさと納税(鮭特集を含む) — ふるさとチョイス (Furusato Choice) JA 閲覧日 2026-09-23
  17. 漁業(分野別統計データ) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  18. 知床五湖 二つの歩き方 — 知床五湖(環境省 公式サイト) JA 閲覧日 2026-09-23
  19. 地上遊歩道|知床五湖 — 知床五湖(環境省 公式サイト) JA 閲覧日 2026-09-23
  20. オシンコシンの滝 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  21. ドコココ?知床! 知床流氷ウォークと知床五湖エコツアー — Shari Town / 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  22. 天に続く道 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  23. しれとこ斜里ねぷた — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  24. アイヌ語地名リスト シベ~セツ P61-70(Internet Archive copy) — Hokkaido Government, Ainu Policy Promotion Office (北海道環境生活部アイヌ政策推進室) JA 閲覧日 2026-09-23
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  26. アイヌ語地名リスト P31-40(Internet Archive copy) — Hokkaido Government, Ainu Policy Promotion Office JA 閲覧日 2026-09-23
  27. アイヌ語地名リスト P141-145(Internet Archive copy) — Hokkaido Government, Ainu Policy Promotion Office JA 閲覧日 2026-09-23
  28. カムイワッカ湯の滝(公式サイト) — Shari Town (斜里町) JA 閲覧日 2026-09-23
  29. 指定文化財(分野別統計データ) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  30. 斜里町ふるさと納税 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  31. 知床遊覧船沈没事故 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  32. 道の駅しゃり — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
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  34. 概要・計画書|知床国立公園 — Ministry of the Environment (環境省) JA 閲覧日 2026-09-23
  35. 斜里 平年値(年・月ごとの値) — Japan Meteorological Agency (気象庁) JA 閲覧日 2026-09-23
  36. 斜里 観測史上1~10位の値(年間を通じての値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
  37. 宇登呂 平年値(年・月ごとの値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
  38. ウトロ鮭テラス — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  39. 農業(分野別統計データ) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  40. 商工業・観光(分野別統計データ) — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  41. 知床しゃりブランド — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  42. 知床しゃりブランド認証品一覧 — 知床しゃりブランド運営委員会 (Shiretoko Shari Brand Committee) JA 閲覧日 2026-09-23
  43. 来運の水(来運公園) — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  44. 『Shiretoko Sustainable Station COBAKO Shari』 — Shiretoko Shari Association JA 閲覧日 2026-09-23
  45. 厳冬期の知床五湖エコツアー — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  46. 第47回しれとこ産業まつり — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  47. しれとこ産業まつり — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  48. 知床自然センター公式サイト — Shiretoko Nature Center (知床自然センター) JA 閲覧日 2026-09-23
  49. 知床サスティナブルフェス | SHIRETOKO SUSTAINABLE FES — 知床サスティナブル実行委員会 (Shari Town, Shiretoko Nature Foundation, Shiretoko Shari Association) JA 閲覧日 2026-09-23
  50. 常設展示(一覧) — 斜里町立知床博物館 (Shiretoko Museum) JA 閲覧日 2026-09-23
  51. Welcome to SHIRETOKO MUSEUM — Shari Town Shiretoko Museum EN 閲覧日 2026-09-23
  52. 知床博物館 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  53. 北のアルプ美術館 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  54. オロンコ岩 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  55. 知床五湖 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  56. Shiretoko Goko Lakes — Ministry of the Environment, Government of Japan EN 閲覧日 2026-09-23
  57. フレペの滝 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  58. プユニ岬 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  59. 夕陽台 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  60. 知床峠 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  61. 以久科原生花園 — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  62. 夕陽台の湯 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  63. 知床世界遺産センター — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  64. 知床自然センター — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  65. ウナベツスキー場 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  66. 道の駅うとろ・シリエトク — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  67. しゃり|道の駅を見る — 北海道の道の駅(北の道の駅) JA 閲覧日 2026-09-23
  68. 道の駅一覧(住所等一覧) — 北海道の道の駅(北の道の駅) JA 閲覧日 2026-09-23
  69. アクセス — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  70. 知床エアポートライナー — Shari Bus (斜里バス) JA 閲覧日 2026-09-23
  71. アクセス — 知床斜里町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  72. 斜里バス株式会社 公式ホームページ — Shari Bus JA 閲覧日 2026-09-23
  73. 【まとめ】斜里町の地域公共交通 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23
  74. イーグルライナー(札幌~斜里・ウトロ)時刻表・運賃 — Hokkaido Chuo Bus (北海道中央バス) JA 閲覧日 2026-09-23
  75. 姉妹町・友好都市 — Shari Town JA 閲覧日 2026-09-23