北海道 市町村ガイド

空知総合振興局

栗山町 Kuriyama

くりやまちょう

夕張川沿いに広がる南空知の農業のまちで、札幌から約1時間。道内の歴史ある酒蔵「北の錦」の小林酒造と、創業100年を超える「日本一きびだんご」の菓子メーカーがあり、9月に市街地で開かれる秋まつりは道内最大級の祭りの一つである。国蝶オオムラサキの道内における生息東限の地でもある。

人口(2020年国勢調査)
11,272
面積
203.93 km²
夕張郡
公式サイト
www.town.kuriyama.hokkaido.jp

主な特色

  • 北の錦:小林酒造は1878年に札幌で創業し、1900年に栗山へ移転した。2009年からは北海道産米のみを使用している10。煉瓦造・石造の蔵は国の登録有形文化財で、日本遺産「炭鉄港」のストーリーを構成する文化財でもある117
  • 谷田の日本一きびだんご:1913年創業の谷田製菓の看板商品。腹持ちがよく、登山のお供に最適として売り出されている12
  • 栗山秋まつり:毎年9月24〜26日に開かれ、200店を超える露店が並ぶ。町は道内最大級の祭りとしている13
  • くりやま老舗まつり:二つの老舗を会場に4月に開かれる祭りで、「北海道で一番早い春祭り」とうたわれている14
  • 国蝶オオムラサキ:栗山町は道内におけるオオムラサキの生息域の東限である。町内の個体群は1996年に新亜種「クリヤマエンシス」(kuriyamaensis)として記載された15
  • 栗山英樹:北海道日本ハムファイターズと侍ジャパンの元監督で、町と同じ名を持つ。2002年に町内に野球場「栗の樹ファーム」を建設し167、2023年に町民栄誉賞を受けた17。町のページによると、同ファームは当面の間、見学を受け付けていない(2023年6月付のお知らせ)16
  • 里山での環境教育:ハサンベツ里山と、宿泊もできる旧校舎の雨煙別小学校で行われている1819
  • 二つの全国初の政策:全国初の議会基本条例(2006年)と、全国の市町村で初めてのケアラー支援条例(2021年)5

観光・アクティビティ

自然・景観

  • 栗山公園(桜丘2丁目、国道234号沿い):御大師山のふもとに広がる24haの公園で、SL広場、キャンプ場、バーベキューコーナー、散策路がある。5月上旬には約300本の桜が咲く。開園期間は4月29日〜11月3日、駐車場は143台51。園内の無料の「なかよし動物園」では、ウサギ、ポニー、ヤギ、エゾシカに有料でえさやり(200円)ができる52
  • ハサンベツ里山(桜丘3丁目):24haの耕作放棄地を1999年から住民が再生してきた場所で、ホタルの水路、学習用の水田、森林がある。ヘイケボタルは7月中旬〜8月上旬に見られる。開放期間は5月上旬〜11月下旬18
  • ホワイトガーデン:酒蔵裏手の夕張川河畔に80種類以上の白い花が咲く。5月下旬〜10月中旬53
  • 不動の滝(南角田):タラツ川にかかる落差7mの滝で、1905年に不動尊三体が安置された。4月下旬〜11月上旬に見学できる。遊歩道の一部は崖崩れのため立入禁止となっている27
  • 竜仙峡:駐車場がないため、国道274号から車窓で眺める26。阿野呂一本木は、阿野呂の平野に一本だけ立つ樹齢300年を超えるニレである54

温泉

  • 天然温泉くりやま(ホテルパラダイスヒルズ内、湯地91):ナトリウム塩化物泉で、露天風呂とサウナがある。日帰り入浴は6:00〜24:00(2021年12月時点。訪問前に要確認)55。同ホテルは栗山さくらキャンプ場も運営している56
  • シャトレーゼ ゴルフ&スパリゾートホテル栗山(森):ゴルフ場に隣接し、温泉浴場とコテージがある。営業は4月上旬〜11月中旬のみ57

博物館・歴史遺産

  • 小林酒造の建造物群(錦3丁目、栗山駅から徒歩約15分)58:
    • 北の錦記念館:小樽の銀行を手本に1944年に建てられた旧本社で、酒造用具約5,000点を展示し、試飲もできる23
    • 小林家:1897年に建てられた蔵元一家の住まいで、2013年まで実際に暮らしていた。日本遺産ポータルは主屋を1901年築としている11。ガイドツアーは1日4回(11〜3月は3回)で、カフェでは甘酒を出す5960
    • 錦水庵:1926年築の家屋で、北海道産のそば粉を使ったそばを提供する61
  • 開拓記念館・泉記念館(角田60-4):開拓期の道具と、泉麟太郎が住んだ1898年築の茅葺きの家。開館は10:00〜16:00で、月曜・祝日の翌日・年末年始は休館。大人100円で両館を見学できる6263
  • オオムラサキ館(桜丘2-38-5):入館無料のチョウの飼育施設兼自然観察施設で、30種以上の水生生物や昆虫を展示している。火曜・祝日の翌日・年末年始は休館64
  • 坂本九思い出記念館(大井分):歌手・坂本九が自身の福祉テレビ番組の最終回をここで収録したことから、その記念に建てられた。月曜と12月20日〜2月は休館6566

アウトドア・季節の体験

  • 雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス:1936年築の木造校舎を2009年に改修した80床の宿泊施設。夕張川でのEボート体験など、自然体験プログラムを行っている1924
  • いちご狩り:おがファームで5月のみ67
  • くりふと:駅隣接の施設で、スケートボードパーク、3on3コート、ファブラボのものづくりワークショップがある。開館は9:00〜22:00で、月曜(祝日の場合は火曜)と12月31日〜1月5日は休館3130
  • 日出クラシックパーク:旧校舎を活用したクラシックカーの展示とカフェ。ゴールデンウィークから10月までの土日祝日に営業68

食の体験

  • 値ごろ市(湯地95):自家産や地元産の野菜を売る直売所で、イートインコーナーでは日替わり弁当、野菜シェイク、ソフトクリーム、フライドポテトが味わえる。木曜と冬季は休業69
  • The北海道ファーム:水田を見渡すカフェで、甘酒「ライスミルク」やピーナッツソフトクリームを出す70
  • 菅野牧園:自家産の黒毛和牛を提供するファームレストラン。営業は金曜・土曜のみで、冬季は休業71

道の駅

栗山町内に道の駅はない。北海道の道の駅の公式一覧にも、町内の道の駅は載っていない72。最寄りの道の駅は近隣の市町にあり、このうち栗山町と接しているのは長沼町と夕張市のみである。

  • 道の駅マオイの丘公園長沼町、東10線南7番地72
  • 道の駅夕張メロード夕張市、紅葉山526-1972
  • 道の駅三笠三笠市、岡山1056番地172
  • 道の駅あびらD51ステーション安平町、追分柏が丘49-172

町内の代わりの施設:まちの駅 栗夢プラザ

  • 町の「まちの駅」であり、登録された道の駅ではない。2008年に開設された17
  • 所在地:中央2丁目9273
  • 施設:観光案内、喫茶コーナー、公衆トイレ73
  • 買い物:地元の特産品やオリジナルのギフトセット。発送も可能73
  • 営業時間:10:00〜17:00、水曜・年末年始休業(2026年9月時点。訪問前に要確認)73

アクセス・交通

  • 鉄道:JR室蘭本線の栗山駅。岩見沢から約23分。札幌へは岩見沢で乗り換える74。JR石勝線も町内を通るが、滝ノ下信号場があるのみで旅客駅はない7
  • 札幌からのバス:北海道中央バスの高速バス「高速くりやま号」で約1時間。2023年10月から、札幌での乗り場は北3条広場周辺の6番乗り場となっている74。「高速ゆうばり号」(2024年)と、江別・札幌方面の夕鉄バス路線(2023年)は廃止された7
  • 地域のバス:2026年10月1日から、中央バスは岩見沢長沼線を廃止して岩見沢栗山線を改正し、2路線で1日12便から1路線8便となる75。郊外と市街地は町営バスがカバーしており、南幌・北広島方面のデマンドバスもある7
  • :
    • 札幌・新千歳空港までは、いずれも町の目安で約40km・約40分74。町の概要ページは、札幌・新千歳空港・苫小牧港から「約1時間」としている76
    • 道央自動車道の江別東IC・岩見沢ICまでは、いずれも約20km(20分)74
    • 国道234号(南北方向)と国道274号(夕張・札幌方面)が町内を通る7
  • 最寄りの空港:新千歳空港(CTS)。

旅のヒント

  • おすすめの時期:
    • 4月:老舗まつり
    • 5月上旬:桜
    • 7月上旬〜中旬:オオムラサキの羽化
    • 7月中旬〜8月上旬:ハサンベツのホタル
    • 9月下旬:秋まつり1451151813
  • 祭りの期間中:駅前の祭り会場一帯は、9月24日7:00から9月26日23:00まで車両通行止めとなる。祭り用の駐車場と町の臨時バスを利用するとよい13
  • 観光案内:観光の問い合わせはくりふとが受け付けている77。栗夢プラザと栗山公園案内所(0123-72-0706)でも観光客の案内を行う7351
  • 冬季休業:栗山公園となかよし動物園、不動の滝、ハサンベツ、シャトレーゼのリゾート、値ごろ市、坂本九思い出記念館など、多くの施設が冬季は休業する。オフシーズンに訪れる前に日程を確認すること512718576966
  • :降雪が多く、近年はシーズンあたり345〜614cmに達する5。国道234号・274号や夕張方面の山道では、時間に余裕を持って移動したい。
  • 野生動物:東部の丘陵は夕張山地の森林に連なっている。林道や散策路では北海道で一般的なヒグマ対策をとり、夕暮れ時は道路上のシカに注意すること(一般的な注意事項。町独自のデータは見当たらなかった)。

栗山町についてもっと詳しく

基本情報

項目 内容
種別
総合振興局 空知(空知総合振興局)
夕張郡
人口 11,272人(2020年国勢調査)12。住民基本台帳では2026年8月31日現在10,337人(男4,872人、女5,465人、5,638世帯)3。2025年国勢調査の速報値は10,405人で、2020年比7.7%減1
面積 203.93 km²45
人口密度 55.3人/km²(2020年国勢調査)2。2025年国勢調査速報値では51.0人/km²5。2026年8月の住民基本台帳人口で計算すると約50.7人/km²(算出値)
沿革 1888年入植。1890年に角田村と命名。1902年に二級町村、1907年に一級町村となり、1949年に町制を施行して栗山町に改称6。1967年に夕張市と境界変更7。合併歴なし
隣接自治体 夕張市(東、夕張山地の丘陵を隔てる)、岩見沢市(北、クッタリ山系の丘陵を隔てる)、由仁町長沼町(南西、夕張川を隔てる)5
シンボル 町花:ユリ。町木:クリ(栗)。いずれも1978年8月31日制定。町章(1963年制定)はひらがなの「く」を図案化したもの8。町の鳥は確認できなかった。国蝶オオムラサキも町のシンボルとして用いられている5
マスコット 町の公式サイトでは公式のゆるキャラは確認できなかった。町のプロモーションスローガンは「くりエイトするまち栗山町」9
公式サイト https://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/

地名の由来

  • 栗山:町によると、町名はアイヌ語の「ヤム・ニ・ウシ」(yam-ni-us(i))に由来し、「栗の木の繁茂しているところ」を意味する65。北海道の「アイヌ語地名リスト」はこれを yam-ni-us-i(ヤムニウシイ)と記し、町の説を引いて「クリ・木・群生している・所」と逐語的に解している20。漢字の「栗山」は「栗の山」の意である。
  • 角田:1949年まで村名は角田(かくた)であった。入植者の出身地である旧仙台藩の角田(かくだ、現在の宮城県角田市)にちなむ名である。1949年、主な市街地の名である「栗山」を町全体の名とした76。角田は現在も町南部の地区名として残る21
  • 町内のその他のアイヌ語由来の地名(Wikipediaが引く『栗山町史』による)7:
    • 阿野呂:anruru(アンルル)から。「山の向こうの海岸」
    • 雨煙別:wen-pet(ウエンペツ)から。「悪い川」
    • 杵臼:kina-us(i)(キナウシ)から。蒲が群生する湿地
    • 「タラツ」:南角田の旧称で、「熊の多いところ」と解される
  • 異説:同じリストには地名研究者・山田秀三の説も記されており、こちらはアイヌ語の原語に触れていない。山田によれば、単に栗の木が多かったことから名付けられたという20

歴史

  • 先史時代:1963年、鳩山2遺跡から高さ30cmの続縄文時代の深鉢形土器が出土した。現在は町指定文化財として開拓記念館に展示されている22
  • 1858年:探検家の松浦武四郎が一帯を調査した7
  • 1888年:泉麟太郎は、現在の宮城県にあった仙台藩角田領の家臣であった。いったん室蘭に入植した後、夕張開墾起業組合を設立し、7戸(24人)が阿野呂川右岸に入植した622。Wikipediaは左岸としている7
  • 1890〜1907年:1890年に角田村と命名された6。1892年には室蘭・岩見沢間を結ぶ北海道炭礦鉄道の路線が一帯を通って開通した。1898年には夕張川が大洪水を起こした17。1900年に村の役場が由仁から分離し22、小林酒造が札幌から移転した10。日本遺産ポータルと町の観光サイトは移転を1901年としているが、同ポータルは1901年に明治33年を併記しており、これは1900年にあたる1123。1902年に二級町村、1907年に一級町村となった6
  • 大農場:いくつかの地区は大規模な私有農場によって形づくられた。湯地定基の湯地農場、政治家・鳩山和夫の鳩山農場(1895年)、海軍軍医・高木兼寛が1893年に開いた農場などである722。富山からの入植者は中越懇話会を結成し、同会が1917年に設けた貯金会が地元農協の前身となった17。1930年には同会が栗山親子獅子舞を始めた22
  • 1900年代〜1970年代(石炭と鉄道):1900年に入植した本田数馬が当地で木彫りの鮭を始めた22。第1回国勢調査(1920年)の人口は15,406人であった。1926年には夕張鉄道が夕張から栗山まで開通した17。昭和初期には角田炭礦の発展により人口が2万人を超えた。1949年に町制を施行して栗山町となり、1963年には役場を角田から栗山市街へ移した6。角田炭鉱は1970年に閉山し、夕張鉄道は1975年に廃止された17
  • 1976〜2000年代:1976年に第1回夏まつりを開催した。1978年には角田市と姉妹都市盟約を結んだ。1985年に町内で国蝶オオムラサキが発見された175。1994年に栗山ダムが完成した17。1996年からはふじスポーツ広場がコンサドーレ札幌の練習拠点となった7。2000年にエコマネー(地域通貨)「クリン」の試験流通を始めた。2002年には第1回の地域通貨国際会議を開催し、栗の樹ファームが開設された17
  • 2006〜2019年:2006年に全国初の議会基本条例を制定した5。同年、小林酒造の建造物が登録有形文化財となり、2019年には日本遺産の構成文化財となった。同年には町のスキー場も廃止された17
  • 2020年代:2021年に全国の市町村で初めてケアラー支援条例を制定した5。2023年には交流拠点「くりふと」が開業し、栗山英樹監督のワールド・ベースボール・クラシック優勝を記念するパレードが開かれた17。2024年にはコミュニティFM「エフエムくりやま」が開局し、北海道の自治体として初めて「ネイチャーポジティブ宣言」を表明した175

地理・気候

  • 地勢:町の西部は夕張川流域の平坦な農地で、東部は夕張山地へ続くなだらかな丘陵となる。北部の岩見沢市との境はクッタリ山系の丘陵に沿う57
  • 土地利用:山林71.4km²(35.0%)、田42.4km²(20.8%)、畑18.0km²(8.8%)(2025年1月1日現在)5
  • 河川:石狩川の支流である夕張川が町内を横切る。町内の支流には阿野呂川や雨煙別川がある2425
  • 峡谷:町の南端では、夕張川の上流が国道274号沿いの竜仙峡を流れる26
  • 山岳:最高峰は夕張市境の雨霧山(509m)だが、Wikipediaによれば町の最高地点ではない。登山道はない。栗山公園の背後には御大師山(115m)がある7
  • 湖沼:栗山ダムのダム湖であるくりやま湖のほか、大学池や桜山池などの小さな池がある7
  • 自然公園・保護地域:参照した資料には、町内の国立公園・国定公園は挙げられていない。不動の滝は北海道自然景観保護区内にある27
  • 生態:町は冷温帯性植物と亜寒帯性植物の分布が移り変わる地域に位置する。クリやエゾエノキなど北限にあたる種が、南限にあたる種とともに生育している15
  • 気候(2025年。気温は隣接する長沼町のアメダス観測所のデータ)5:
    • 気温の極値:最高35.7℃、最低−17.8℃
    • 月平均気温:8月23.7℃、1月−4.1℃
    • 降雪量(町独自の観測):2024年度は345cm。2020〜2024年度は年345〜614cm

経済・産業

  • 農業(2020年農林業センサス)5:
    • 農業経営体は332で、うち家族経営が296、法人経営が34
    • 経営耕地面積は5,551ha(田3,727ha、畑1,813ha、樹園地11ha)
    • 作付面積の大きい作物:麦類(1,769ha、190経営体)、水稲(1,645ha、196経営体)、野菜(589ha)、豆類(519ha)
  • 種ばれいしょ:町内の種ばれいしょの作付は176.45haで、2025年の収穫量は3,522t。JAそらち南のポテトセンターで選別される5。同じ冊子の2025年版は過去の年についてより多い収穫量を示しており、たとえば2024年分は2026年版の3,778tに対し5,089tとなっている。差の理由は説明されていない2
  • 商工業5:
    • 卸売・小売業(2021年経済センサス):115事業所、従業者747人、年間販売額236億円
    • 製造業(2024年):26事業所、従業者632人、製造品出荷額112億円
  • 町内に拠点を置く企業:小林酒造、谷田製菓、鍛造メーカーの北海道内田鍛工。菓子メーカーのシャトレーゼも栗山工場を置いている7
  • 観光:2024年度の観光入込客数は297,241人で、2023年度の301,580人からわずかに減少した。9月だけで、秋まつりにより107,850人が訪れた5
  • 人口構成:2025年10月1日現在、65歳以上が41.7%、15歳未満が8.5%を占める。2024年度は出生32人に対し死亡188人で、転出入を含めると人口は247人減少した5
  • ふるさと納税:2024年度の寄附額は3億3,550万円(9,511件)に達した285。「ふるさとチョイスアワード」では2017年と2019年に入賞している28。寄附と返礼品の業務は、元地域おこし協力隊員が運営する地域商社「オフィスくりおこ」が担っている2829
  • 地域活性化:
    • ブランドキャンペーン「くりエイトするまち」9
    • 栗山煉瓦創庫くりふと(2023年):煉瓦倉庫を改装した交流拠点で、シェアキッチン、ものづくり工房「ファブラボ栗山」、エフエムくりやまのスタジオを備える3031
    • 町初のクラフトビール「くりやまクラフト」を2025年に発売32

特産品・名物

特産品 分類 詳細・購入場所
北の錦 日本酒 小林酒造の銘柄には、辛口の特別純米「まる田」、「瑞穂のしずく」、熟成酒「秘蔵純米」、純米吟醸「北斗随想」などがある3334。蔵元限定の「蔵から」は北の錦記念館(錦3-109)で販売2335
日本一きびだんご 菓子 谷田製菓(1913年創業)。定番の棒状のもの、一口サイズの袋入り、メロン味・ミルク味、ファイターズとのコラボ商品がある。工場直売店は錦3-134、平日8:00〜17:0012
オムレツケーキ 郷土菓子 スポンジ生地でクリームとバナナを包んだ菓子。前田菓子舗(中央3-27)36
日原メロン 果物 昭和40年代(1965〜74年)から一家族が火山灰土で栽培している。農園(朝日4-80)、栗山公園案内所、仲井果実店で販売37
由栗いも さつまいも 由仁町と栗山町の若手農家がじっくり育てた紅あずま(2019年から)。タルトケーキや「畑のキャラメル」としても販売3835
米・アスパラガス 農産物 JAそらち南のゆめぴりかプレミアム米35。太いグリーンアスパラガスと希少なホワイトアスパラガス39
栗製品 菓子 まる八いけだ農園のマロンソース「北の栗から」。同農園の直売所(2026年8月開設)では10月頃に生栗を販売する40。水上農園の栗のパウンドケーキ35
ご当地の味 料理 ラーメン居酒屋 角や(角田6-2)の台湾ラーメン41。ようへいのお好み焼き「くりやま焼」42。手作りの「くりやまコロッケ」(中央2-73-5)43
チョリソー・ジンギスカン 肉の店もろはしのチョリソー44。角田の製造所併設店で買える「クリムのじんぎすかん」45
くりやまクラフト クラフトビール 町初のクラフトビール(2025年)で、副原料に小林酒造の日本酒を使う。beer&barくりとくら(中央2-95)で飲める32
木彫りの鮭 工芸 1900年に入植した本田数馬が当地で始めた。本田の最後の大作(1963年)が町役場に掲げられている22
ふるさと納税の返礼品 各種 米、メロン(日原メロンが最も人気の返礼品とされる)、アスパラガス、とうもろこしなどの野菜、日本酒・ビール、羊肉、加工食品、幅広い家具46

文化・祭り

行事 時期 見どころ
くりやま老舗まつり 4月上旬(2026年は4月11〜12日) 会場は駅から徒歩10分の錦3丁目周辺。小林酒造が酒蔵を開放して限定酒を販売し、谷田製菓はきびだんごの製造工程を公開する。近隣1市4町の飲食店も出店する14
くりやま夏まつり 7月中旬(第51回は2026年7月18〜19日) 駅前通り商店街が会場。フードコート、ビアガーデン、郷土芸能の銭だいこ・かさおどり、YOSAKOIソーラン空知支部大会(2026年は54チーム)47。1976年初開催17
栗山秋まつり 毎年9月24〜26日 栗山天満宮の例大祭に合わせて開催。200店を超える露店、YOSAKOIソーランのパレード、地元の味が並ぶ「くりやま味覚まつり」13
くりやまハーフマラソン 10月 2022年に始まった。第4回大会(2025年)のエントリー数は1,639人48
  • 郷土芸能:町指定の民俗芸能が二つある22:
    • 栗山親子獅子舞:1930年に富山からの入植者が始めたもので、越中獅子と加賀獅子の様式を併せ持つ
    • 角田獅子舞:1953年からのもので、讃岐(香川県)の二人立ちの獅子舞を手本としている
  • 寺社:栗山天満宮では秋の例大祭が行われる。真言宗の弘清寺は北海道三十三観音霊場の第11番札所である7。御大師山には1911年、四国から運んだ土の上に88体の地蔵が安置された49
  • 博物館:下記「観光・アクティビティ」を参照。
  • 映像作品:小林酒造は映画『鉄道員(ぽっぽや)』(1999年)、『アメマスの川』(2004年)、『ぶどうのなみだ』(2014年)に登場する10
  • 伝説:「泣く木」はニレの古木で、のこぎりを入れると泣き声を上げたと伝えられる。1970年に伐採され、現在は桜丘3丁目にある切り株の上に二代目の木が立っている50

アイヌ文化

参照した資料には、栗山町に固有のアイヌの歴史はほとんど記録されていない。最も明確な痕跡は地名である。

  • 町名の栗山(yam-ni-us(i)620
  • 阿野呂(anruru)、雨煙別(wen-pet)、杵臼(kina-us(i))、タラツ7
  • ハサンベツ川とポンウエンベツ川。これらの名もアイヌ語の形をしている(未確認)

それ以前からの人の居住は鳩山2遺跡の続縄文土器が示しており22、1858年には松浦武四郎が当地を通過した7。町内にアイヌ文化施設や伝統を受け継ぐ取り組みは確認できなかった。ウポポイ(民族共生象徴空間)は白老町にある。

姉妹都市・友好都市

  • 宮城県角田市:1978年8月26日から姉妹都市78。角田市は町を開いた入植者の出身地である。1979年から両市町は隔年で交互に受け入れ役を務め、子どもの交流事業を行っている79
  • 海外の姉妹都市は確認できなかった。

ゆかりの人物

  • 泉麟太郎:1888年、町の起こりとなった入植を率いた。1898年築の住宅と関係資料は町の文化財となっている622
  • 本田数馬(号は千瓢):1900年に栗山へ入植した後、木彫りの鮭を始めた22
  • 渡辺貞:スーパーコンピュータ「京」の開発者として知られる計算機科学者で、栗山町出身。2009年に町民栄誉賞の最初の受賞者となった177
  • 栗山英樹:野球監督で、町の観光大使。栗の樹ファームに住み、2023年に町民栄誉賞の二人目の受賞者となった717
  • バービー:お笑いコンビ「フォーリンラブ」のメンバーで、栗山町で育った。町のPR動画に出演した9
  • 泉靖一:文化人類学者、東京大学教授。Wikipediaは栗山町出身の人物として挙げている7。東京生まれだが、本籍は町の旧称である角田村にあった80

出典

本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです

  1. 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(市町村別表、令和2年比較を含む) — Hokkaido Government, Statistics Division JA 閲覧日 2026-09-23
  2. ポケット統計くりやま 2025年版 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  3. 栗山町公式ホームページ(トップページ・人口世帯数) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  4. 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(1月1日時点) — Geospatial Information Authority of Japan JA 閲覧日 2026-09-23
  5. ポケット統計くりやま 2026年版 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  6. 町名の由来・歴史 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  7. 栗山町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  8. 町章・町花・町木 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  9. 栗山町出身「バービー」さん出演!栗山町PR動画 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  10. 小林酒造の歴史 — Kobayashi Shuzo / Kitanonishiki JA 閲覧日 2026-09-23
  11. 小林酒造建造物群 — Japan Heritage Portal, Agency for Cultural Affairs JA 閲覧日 2026-09-23
  12. 谷田の日本一きびだんご(谷田製菓株式会社) — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  13. 【9/24-26】栗山秋まつり — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  14. 【4/11-12】2026くりやま老舗まつり — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  15. 国蝶オオムラサキの生態(くりやま自然情報サイト) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  16. 栗の樹ファーム — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  17. 略史 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  18. ハサンベツ里山再生地区(くりやま自然情報サイト) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  19. 雨煙別小学校 コカ・コーラ環境ハウス(くりやま自然情報サイト) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  20. アイヌ語地名リスト(41〜50ページ、「栗山」の項) — Hokkaido Government, pref.hokkaido.lg.jp, archived by the Internet Archive JA 閲覧日 2026-09-23
  21. アイヌ語地名リスト(31〜40ページ、「角田」の項) — Hokkaido Government, pref.hokkaido.lg.jp, archived by the Internet Archive JA 閲覧日 2026-09-23
  22. 栗山町指定文化財 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  23. 蔵元 北の錦 記念館 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  24. 夕張川・雨煙別川(くりやま自然情報サイト) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  25. 夕張川 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  26. 竜仙峡 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  27. 不動の滝 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  28. ふるさと納税(栗山町ふるさと応援寄付) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  29. くりおこTOP — オフィスくりおこ JA 閲覧日 2026-09-23
  30. 栗山駅南交流拠点施設「栗山煉瓦創庫 くりふと」 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  31. 栗山駅南交流拠点施設 栗山煉瓦創庫くりふと — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  32. くりやまクラフト|株式会社くりおこクラフト — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  33. Kitanonishiki (product guide) — Kobayashi Shuzo EN 閲覧日 2026-09-23
  34. 北の錦 まる田(特別純米酒)|小林酒造株式会社 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  35. お土産・買い物(一覧) — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  36. オムレツケーキ(前田菓子舗) — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  37. 日原メロン|(有)北海道日原 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  38. 由栗いも(紅あずま)|そらち南さつまいもクラブ — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  39. アスパラガス|JAそらち南アスパラガス部会 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  40. まる八いけだ農園 栗直売所 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  41. ラーメン居酒屋 角や — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  42. くりやま焼 ようへい — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  43. くりやまコロッケ — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  44. チョリソー(肉の店もろはし) — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  45. クリムのじんぎすかん 角田製造所店 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  46. 北海道栗山町のふるさと納税 お礼の品ランキング — Furusato Choice JA 閲覧日 2026-09-23
  47. 第51回くりやま夏まつり — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  48. くりやまハーフマラソン — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  49. 四国八十八カ所(西国三十三カ所) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  50. 泣く木 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  51. 栗山公園 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  52. なかよし動物園 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  53. 夕張川河畔公園(ホワイトガーデン) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  54. 阿野呂一本木 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  55. 天然温泉くりやま — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  56. ホテルパラダイスヒルズ — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  57. シャトレーゼ ゴルフ&スパリゾートホテル栗山 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  58. アクセス — Kobayashi Shuzo / Kitanonishiki JA 閲覧日 2026-09-23
  59. 小林家 — Kobayashi Shuzo / Kitanonishiki JA 閲覧日 2026-09-23
  60. 小林家 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  61. 酒とそば 錦水庵 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  62. 開拓記念館 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  63. 泉記念館 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  64. ふるさといきものの里 オオムラサキ館(くりやま自然情報サイト) — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  65. 坂本九思い出記念館 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  66. 坂本九思い出記念館 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  67. おがファーム — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  68. 日出クラシックパーク&cafe麗燈露 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  69. 値ごろ市 — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  70. The北海道ファーム — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  71. 菅野牧園 ファームレストラン — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  72. 道の駅 住所等一覧 — 北の道の駅, hokkaido-michinoeki.jp JA 閲覧日 2026-09-23
  73. まちの駅 栗夢プラザ — Krip magazine JA 閲覧日 2026-09-23
  74. 栗山町へのアクセス — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  75. 【10月1日から】中央バス岩見沢ダイヤ改正 岩見沢長沼線廃止による変更のお知らせ — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  76. 栗山町の概要 — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  77. 栗山町観光公式サイト Krip magazine(トップ) — Kuriyama Town Commerce & Tourism Division JA 閲覧日 2026-09-23
  78. 姉妹都市・友好都市 — Kakuda City, Miyagi JA 閲覧日 2026-09-23
  79. 姉妹都市子ども交歓のつどい — Kuriyama Town JA 閲覧日 2026-09-23
  80. 泉靖一 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23