町 十勝総合振興局
芽室町 Memuro
めむろちょう
芽室町は十勝平野の西部、帯広市に隣接する農業の町である。スイートコーンの生産日本一を掲げ、1947年にゲートボールが考案された地でもある。小麦・じゃがいも・てん菜の広大な畑が西の日高山脈まで広がり、大規模な製糖工場やチーズ工場が収穫物を加工している。
- 人口(2020年国勢調査)
- 18,048
- 面積
- 513.76 km²
- 郡
- 河西郡
- 公式サイト
- www.memuro.net
主な特色
- スイートコーン:町は作付面積・収穫量ともに日本一をうたっている6。1971年に加工工場ができてから作付けが増えた。生食用の主力品種はゴールドラッシュで、甘さを保つため、ほぼすべてを夜明け前に収穫する7。
- ゲートボール発祥の地:1947年、鈴木栄治(のちに和伸と改名)が、戦後に満足な遊具のなかった子どもたちのために、クロッケーをもとに手軽に遊べる競技として考案した8。1987年からは町で全国大会が開かれている2。
- 大規模畑作:小麦の作付面積は全道2位、じゃがいもも全道2位である。てん菜や豆類も栽培している。2024年の農業粗生産額は383億円だった2。
- 食品工場:1970年に日本甜菜製糖の芽室製糖所が操業を始め、2008年には明治の十勝工場が生産を開始した2。明治の工場ではナチュラルチーズと生クリームを製造しており、無料の工場見学を受け付けている9。
- 新嵐山スカイパーク:標高340mの展望台から、十勝平野のパッチワークのような畑を見渡せる10。運営会社が破綻し、2023年10月に展望台以外の営業を終えた。現在は再生が進められている1112。
- 横綱大乃国:第62代横綱で、1962年に芽室町の美生地区で生まれた13。
- 十勝芽室コーン炒飯:2008年に誕生したご当地グルメで、芽室産のコーンをたっぷりのせた炒飯である14。
- 「芽室遺産」の景観:町の花菖蒲園には440種・約10,000株があり、道内最大級とされる15。全長9kmの「10線防風林」は日本一長いとされる16。
観光・アクティビティ
自然・景観
- 新嵐山スカイパーク展望台(中美生2線42):ログハウス風の展望台で、標高340mから十勝平野と日高山脈を望む。市街地から車で約15分で、12月から4月は閉鎖される40。(日本語版Wikipediaは展望台の標高を320mとしている11。)宿泊施設(旧国民宿舎新嵐山荘)は閉鎖が続いており、再生基本計画では解体するとされている25。2026年は、スキーシーズン以外に使えるトイレはフォーレストハウスのみだった26。
- 花菖蒲園:市街地から車で約3分。見頃は6月下旬から7月中旬で、入園無料38。
- 10線防風林:観光物産協会は全長9km、幅65mとしている16。芽室遺産の資料では全長9,200m、幅62mである10。新生から上伏古まで続き、市街地から車で約10分。林内では山菜やきのこが採れ、野鳥やエゾリスがすむ16。
- 芽室公園:開拓以前から残るカシワの木が、1973年に町特別天然記念物に指定された10。
温泉
博物館・遺産
- ゲートボール発祥の地:健康プラザ(西3条南6丁目1)には、創始者の胸像と、氏の手紙やスティックを展示する資料室がある8。屋内ゲートボール場も3面ある2。
- ふるさと歴史館「ねんりん」:「文化・祭り」の項を参照39。
- 画家の美術館:中伏古5線3の旧校舎を使ったアトリエ兼ギャラリー。故・村元俊郎の壁画や油彩画と、娘の村元美海の風景画を展示している。開館は10:00〜16:00、入館無料、月曜休館42。
- 明治なるほどファクトリー十勝:東めむろ北1線15-2。所要約70分の無料見学で、月曜から土曜の10:00、13:30、15:00に開始する。事前予約制(0155-61-3710)9。
アウトドア・季節のアクティビティ
- メムロスキー場:プレオープン2年目となる2025-26シーズンは、2026年1月4日から3月15日まで営業した。営業時間は9:00〜16:00で、ナイター営業はなかった。稼働したのは第1リフト(2人乗り)のみで、第2リフト(1人乗り)は運休した。大人1日券は3,100円。運営は株式会社まちのミライ43。
- ドッグラン(新嵐山):2026年7月29日に再開し、小型犬用と大型犬用のエリアに分かれている。無料で、9:00〜18:00、10月末まで利用できる。まちのミライが2026年4月から公園を管理している44。
- パークゴルフ:町内には公営のコースが複数あり、そのうち4コースは18ホールである2。
- ゴルフ:帯広カントリークラブ新嵐山コース45。
- 登山:芽室岳、伏美岳、ピパイロ岳は本格的な日高の山である。登山道や林道の状況は現地で確認すること(未検証)。
食の体験
道の駅
芽室町に道の駅はない。北海道の公式な道の駅一覧にも、町内に所在地を持つ道の駅は載っていない46。近隣の道の駅は次のとおり。
- 道の駅おとふけ(愛称「なつぞらのふる里」、音更町):国道241号沿いのなつぞら2にあり、飲食店9店と農産物コーナーがある。営業時間は4月〜10月が9:00〜19:00、11月〜3月が9:00〜18:00(2026年9月時点。訪問前に要確認)47。
- 道の駅なかさつない(中札内村):国道236号沿い。飲食店7店、農産物販売、豆の資料館、EV充電設備があり、駐車場は155台。営業時間は4月〜10月が9:00〜18:00、11月〜3月が9:00〜17:00。12月〜3月は月曜休館(2026年9月時点。訪問前に要確認)48。
- 道の駅しかおい(鹿追町):国道274号沿い。そば、地元の野菜、チーズで知られ、駐車場は142台。営業時間は4月〜10月が9:00〜17:00、11月〜3月が10:00〜16:00で、この期間は月曜休館(2026年9月時点。訪問前に要確認)49。
- 道の駅ガーデンスパ十勝川温泉(音更町):道道73号沿いの十勝川温泉にある。水着で入るモール温泉のスパ、無料の足湯、飲食店4店、ショップがある。営業時間は9:00〜19:00で、5月〜10月の金曜・土曜・日曜と祝日は21:00まで延長する。休館日は5月〜10月が第2火曜(8月は第4火曜)、11月〜4月が毎週火曜(2026年9月時点。訪問前に要確認)41。
町内のめむろまちの駅は観光案内所を兼ねた売店であり、道の駅ではない。芽室駅前のめむろーど1階(本通1丁目19)で町観光物産協会が運営している。特産品、土産物、焼き菓子、軽食を販売している。営業は10:00〜18:00、水曜定休(祝日の場合は営業)、電話0155-66-652250。駅構内では特産品自販機「メムロ丸」が地元の品を販売している35。
アクセス・交通
- 鉄道:JR北海道根室本線の芽室駅と大成駅がある1。芽室駅には特急「とかち」の全列車と、「おおぞら」の1日1往復が停車する22。札幌から特急で約2時間30分、帯広から普通列車で約20分51。2024年の芽室駅の1日平均乗車人員は191人だった2。
- バス:十勝バス、北海道拓殖バス、北海道中央バスが運行しており、札幌行きの高速バス「ポテトライナー」もある1。2011年11月からは町のコミュニティバスも運行している2。
- 道路:道東自動車道の芽室IC(1995年開通)と帯広広尾自動車道の芽室帯広IC(2003年開通)があり、国道38号が町内を通る1。車では札幌や新千歳空港から高速道路経由で約3時間、帯広から約20分51。
- 空路:最寄りの空港はとかち帯広空港で、高速道路経由で車で約40分。東京・羽田空港からの所要時間は約1時間30分51。
旅のヒント
- おすすめの時期:
- 観光案内:駅に隣接するめむろまちの駅が観光案内所である(水曜定休)50。
- 新嵐山:再生の間、園内の一部は閉鎖が続いている。訪問前に町の再生基本計画のページを確認すること12。2026年は、スキーシーズン以外に使えるトイレはフォーレストハウスのみだった26。2025-26シーズンのスキー期間中は、旧新嵐山荘1階のトイレも開放されていた43。
- 冬:夜間は−30℃を下回ることがあり、2025年2月4日のように一度の荒天で大雪になることもある。車での移動には時間の余裕を持つこと2428。
- 野生動物:日高山脈の山麓にはエゾシカやヒグマが生息している。山道や登山道では通常の注意を払うこと(一般的な助言であり、地元の公式な注意喚起を確認したものではない)。
芽室町についてもっと詳しく
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種別 | 町 |
| 振興局 | 十勝(十勝総合振興局)1 |
| 郡 | 河西郡1 |
| 人口 | 2020年国勢調査で18,048人(7,257世帯)。2015年の18,484人から2.4%減少した。国勢調査での最多は2010年の18,905人である。町の表は1945年の人口を18,994人としているが、同年の男女別の数値を合計すると13,994人になる2。住民基本台帳では2026年8月31日現在、17,546人(男8,403人、女9,143人)、8,144世帯である(外国人を含む)3 |
| 面積 | 513.76km²(国土地理院、2026年4月1日)4。東西22.6km、南北35.4km2 |
| 人口密度 | 最新の人口で約34.2人/km²、2020年国勢調査時点で35.1人/km²(いずれも上記の数値から算出) |
| 沿革 | 1900年、芽室外6カ村の戸長役場が置かれた。このうち人舞(現・清水町)と屈足(現・新得町)は1903年に分離した。1906年に2級町村制、1919年に1級町村制を施行した。1921年には羽帯村と芽室村の一部を合わせて御影村が分立した。1942年5月に町制を施行した。1958年、清水町上芽室地区の106戸を編入した2。以後、合併はしていない |
| 隣接自治体 | 十勝の帯広市、音更町、鹿追町、清水町と、日高振興局の日高町1 |
| シンボル | 1979年6月23日指定。町の花:ミズバショウ、エゾムラサキツツジ。町の木:カシワ。町の鳥:カッコウ5。町技:バレーボール、ソフトボール(1970年指定)2 |
| マスコット | 町の公式マスコットは見つからなかった |
| 公式サイト | https://www.memuro.net/ |
地名の由来
町名はアイヌ語のメムオロペッ(mem-oro-pet)に由来する。「メム」は清水の湧く小池のことで、全体で「泉池から流れ出る川」を意味する。
- 北海道の「アイヌ語地名リスト」は、永田方正による「泉池より来る川」という解釈を載せている。地名として続けて呼ぶと「メモロ」となり、それに「芽室」の字が当てられた。同リストは山田秀三による「メモロペッ(湧泉池・の所の・川)」という形も挙げており、語源の確定レベルをBとしている17。
- 町による説明:町の紹介ページは「メム・オロ・ペツ(泉のわくところの川)」としている5。町勢要覧は「メム・オロベツ」とし、「川の源の泉や池から流れてくる川」と説明している2。これらは同じ語源の言い回しの違いであり、別の説ではない。
- 漢字:「芽」と「室」の字は、意味とは関係なく音だけで選ばれたものである17。
- 最古の記録:1800年に測量家の皆川周修太夫が描いた十勝川の地図に、「メモロ」として初めて現れる5。
- 美生:この地区と川の名はピパイロペッ(pipa-iro-pet、「沼貝の多い川」)に由来する。美生の字は当初「ピパイロ」と読まれ、のちに「びせい」と読むようになった18。この名はピパイロ岳にも残っている。
歴史
- 1800年:皆川周修太夫が十勝川を調査した。その地図にはメモロ(2軒)、ヒバイロ(3軒)、ヒウカ、ヲトエペナイ、ケネが記されている5。
- 1808年:十勝場所に関する幕府の報告書『東蝦夷地各場所様子大概書』は、メモロを十勝にあった40のコタン(集落)の一つに挙げている5。
- 1886年:最初の和人入植者として、鈴木銃太郎、渡辺勝、高橋利八(名の読みは未確認)が入植した219。
- 明治・大正期の入植者:芽室の開拓者には岐阜県出身者が多い。このつながりが、現在の岐阜県揖斐川町との友好関係のもとになっている20。岐阜から移住した松久市治が1918年に建てた農家住宅は現存している21。
- 1893〜1906年:1893年、下帯広に河西郡・河東郡・上川郡の各村戸長役場が置かれた。1900年には芽室に独自の戸長役場が置かれ、近隣の西士狩・美蔓・美生・羽帯・人舞・屈足の6村も管轄した。1903年に人舞と屈足が分離し、1906年に芽室は2級町村制を施行した2。
- 1907年:旭川〜釧路間の鉄道が全通し2、9月8日に芽室駅が開業した22。
- 1919〜1942年:1919年に1級町村制を施行した。1921年に御影村が分立した。1935年に帝国製麻の亜麻工場が操業を始め、1968年に閉鎖された。1942年5月に町制を施行した2。
- 1947年:芽室でゲートボールが考案された8。
- 1958〜1961年:1958年に清水町から上芽室地区を編入した。1961年には十勝農業試験場、国の畑作研究部門の施設、ホクレンの澱粉工場が完成した2。
- 1968〜1975年:1968年5月に十勝沖地震が発生した。1969年11月、開町70年の記念事業として新嵐山展望台が建設された10。続いて1970年に日本甜菜製糖の工場、1971年にスキー場、1975年に国民宿舎新嵐山荘ができた2。
- 1987〜1989年:1987年、大乃国が幕内初優勝を果たし、横綱に昇進した。同年、第1回の全国ゲートボール大会が開かれ、広尾町と「うみとやまのふれあい宣言」を交わした。1989年にはカリフォルニア州トレーシー市と姉妹都市提携を結んだ2。
- 1990年代:1990年に美生ダムが着工し2、1999年に完成した1。1995年に道東自動車道の芽室ICが開通した1。1998年に駅前プラザ「めむろーど」がオープンした。1999年には開町100年を迎えて新しい町章を定め、ふるさと歴史館「ねんりん」を開館した2。
- 2006〜2012年:2006年に6件の「芽室遺産」が選定された10。同年、揖斐川町との友好都市提携が始まった20。2008年に明治の十勝工場が操業を開始し2、コーン炒飯が誕生した14。2011年にコミュニティバスの運行が始まり、2012年には観光案内施設「めむろまちの駅」が開設された2。
- 2016〜2021年:2016年8月の台風による被害は激甚災害に指定された。2021年1月に役場新庁舎の供用が始まった2。
- 2023〜2024年:2023年9月、町議会は、新嵐山スカイパークを運営する第三セクターへの約5,200万円の支援を含む補正予算案を否決した。同パークは2023年10月10日に営業を停止したが、展望台だけは町の直営で開放を続けた11。芽室町を含む日高山脈襟裳十勝国立公園は2024年6月25日に指定された23。芽室町は2024年9月にゼロカーボンシティを宣言した2。
- 2025〜2026年:2025年2月4日、積雪深が1日で98cm増え、芽室観測所の記録となった24。町は2026年1月に新嵐山スカイパークの再生基本計画を公表した12。計画では、旧国民宿舎新嵐山荘は再開せず解体するとしている25。町はまた、芽室公園で民間事業者によるPark-PFI事業の造成工事を2026年9月に始めるとした。事業にはモンベルのアウトドアショップ(約250坪、約826m²)が含まれ、規模は南富良野町にあるモンベルの店舗と同じである。ほかに飲食店2店舗(うち1店舗はドトールのカフェ)と屋内遊戯施設も設けられる26。
地理・気候
- 位置:十勝平野の西部、北緯42°43′〜43°01′に位置する2。十勝川、芽室川、美生川が農地を潤している13。
- 土地利用:畑が214.41km²(42%)、山林が201.57km²(39%)を占める2。森林21,593haのうち15,389haが国有林である2。
- 山岳:南西部は日高山脈へと高まっていく。最高地点はピパイロ岳(1,917m)で、ほかに伏美岳(1,792m)、芽室岳(1,754m)がある119。これらの山々は、2024年に指定された日高山脈襟裳十勝国立公園に含まれる。同公園は面積245,668haで日本最大の国立公園であり、芽室町はその13市町村の一つである23。
- 湖:美生湖は、1999年に完成した美生ダムのダム湖である1。
- 気候(気象庁芽室観測所、1991〜2020年の平年値):年平均気温は6.3℃。1月の平均は−8.3℃、8月は19.8℃である。年降水量は971.6mm、年間日照時間は1,854.8時間、降雪量は396cm。最深積雪の平年値は80cmである27。町の観光物産協会は、芽室の晴天率を日本有数とし、1996年度からの10年間の平均を48%としている13。
- 記録:観測史上の最高気温は2019年5月26日の38.1℃、最低気温は1978年2月17日の−31.3℃である。最深積雪は2001年3月4日の126cmである24。気象庁の1時間ごとの値では、2025年2月4日の1:00から7:00までの6時間に87cmの降雪があった28。日本語版・英語版のWikipediaはこれを国内の6時間降雪量の最大記録としているが、気象庁の全国順位は確認しておらず、この順位は未検証である119。芽室町は豪雪地帯に指定されている1。
経済・産業
- 農業の規模:2024年の農家戸数は563戸、経営耕地面積は20,282haで、1戸あたり約36haである。87.6%の農家が20ha以上を経営している2。
- 農業生産額:2024年の農業粗生産額は382.7億円で、内訳は耕種が279.6億円、畜産が103.1億円である2。
- 畑作物:
- 小麦(2024年):6,510ha、40,200t。作付面積は全道2位、収穫量は全道3位。
- じゃがいも(2023年):3,130ha、121,200t。いずれも全道2位。
- てん菜(2024年):2,530ha、186,400t。全道6位。
- 大豆(2024年):1,350ha。全道6位2。
- 畜産(2024年):酪農家45戸が乳用牛7,044頭を飼養し、生乳35,431tを出荷した。肉用牛は16,032頭、豚は22,964頭である2。JAめむろは牛肉を「未来めむろうし」のブランドで販売している。主に地元の酪農家で生まれたホルスタイン種と交雑種で、遺伝子組換え作物の混入を防ぐ分別飼料を与え、抗生物質のモネンシンは使っていない。主に関東・東海・中国四国エリアのスーパーで販売されている。JAはほかに、地元農場のSPF豚と「十勝こめ豚」も販売している29。
- 製造業:工業の中心は食料品製造業で、交通の便のよさと帯広市に隣接する立地が発展を支えてきた2。2024年には45事業所・従業者1,464人で、製造品出荷額等は約831億円だった2。芽室東工業団地には約230社が立地している1。主な工場に日本甜菜製糖芽室製糖所(1970年)と明治十勝工場(2008年)がある2。
- 研究機関:農研機構北海道農業研究センターの芽室研究拠点があり1、十勝農業試験場も町内にある2。
- 就業構造(2020年国勢調査):就業者の22.3%が第一次産業、16.4%が第二次産業、56.3%が第三次産業に従事している2。
- 人口動向:2020年国勢調査では、年齢が判明している住民のうち65歳以上が30.7%だった2。住民基本台帳では2026年8月時点で約31.4%である3。死亡数が出生数を大きく上回っており、2024年は死亡253人に対し出生85人だった2。住民の約80%が市街地に住んでいる2。
- 観光:新嵐山スキー場のリフト利用は、最盛期の1992年度に延べ118万回近くに達した11。スキー場は2024年度に営業を再開し、同年度の利用者は77,872人だった2。町は2024年5月に観光ビジョンを策定した30。
特産品・名物
| 特産品 | 分類 | 詳細・入手先 |
|---|---|---|
| スイートコーン | 農産物 | 生食用の主力品種はゴールドラッシュ7。バイカラーのドルチェドリームや、ホワイト種・イエロー種も栽培されている。ふるさと納税の返礼品は7月下旬から8月に発送される31。JAめむろの愛菜屋(後述)ではスイートコーン祭りが開かれ、2026年は8月8日に開催された32 |
| 十勝芽室コーン炒飯 | ご当地グルメ | 2008年に町の新しいご当地グルメとして誕生し、2022年から冷凍食品としても販売されている14。レストランHiroや焼肉KAGURAで提供している6 |
| めむろごぼう | 農産物 | 地域団体商標(登録第5409064号)。深くまで柔らかい土で育つため、太くても柔らかい。11規格に選別される。収穫は8月下旬から11月下旬で、越冬させた株を春にも収穫する33 |
| 冷凍えだまめ・冷凍野菜(十勝めむろ えだまめ など) | 加工食品 | JAめむろの冷凍えだまめは、2024年に開かれた第1回全国冷凍野菜アワードで最高金賞を受賞した。ほかにいんげん、ブロッコリー、じゃがいも「マチルダ」を使った皮付きフライドポテトもある34 |
| マチルダ | 農産物 | JAめむろによると、芽室町でしか生産されていないじゃがいもの品種である。小玉のいもは冷凍の皮付きフライドポテトやポテトサラダの素に使われる34 |
| 明治北海道十勝チーズ | 乳製品 | カマンベール、フレッシュモッツァレラ、スライスチーズがふるさと納税の返礼品になっている31。芽室町にある明治の工場では、生乳からナチュラルチーズやクリームを製造している9 |
| 未来めむろうし | 食肉 | JAめむろの牛肉ブランド。ふるさと納税の返礼品には、ステーキ、牛肉100%のハンバーグ、牛すじ煮込みがある2931 |
| 芽室コーンサイダー/十勝芽室コーン日本一アイス | 飲料・スイーツ | コーン風味の炭酸飲料と、地元の乳製品を使い、中に丸ごとのコーングラッセを入れたアイスクリーム6 |
| 十勝産ゴールドラッシュのコーンスープ | 加工食品 | 地元産のコーンを使った、砂糖不使用の明治の濃縮タイプ。芽室駅の特産品自販機「メムロ丸」で350円で販売されている。この自販機ではごぼう茶や、あんを詰めて作るもなかのキットも扱っている35 |
| ワイン・シードル | 酒類 | めむろワイナリーが町内でワインを造っている36。ふるさと納税の返礼品には、ブドウ品種「山幸」のワインや、町内の果樹園で採れたリンゴだけを使ったシードルがある31 |
| 砂糖(スズラン印) | 加工食品 | 日本甜菜製糖のスズラン印グラニュー糖やオリゴ糖のセットがふるさと納税の返礼品になっている31 |
| にじます | 地元の飲食店 | 美生1線20にある1918年築の農家住宅を店舗とする松久園で、にじますの塩焼きや唐揚げを味わえる21 |
| 長いも・玉ねぎ・ごぼうのセット | 農産物 | 町内の農家によるふるさと納税の返礼品31 |
文化・祭り
| 行事 | 時期 | 見どころ |
|---|---|---|
| 氷灯夜 | 2月(2024年は2月10日) | 芽室公園に約2,500個の手作りアイスキャンドルが並び、花火も上がる。屋台、サウナ、ファットバイクの試乗もある。町観光物産協会に事務局を置く実行委員会が主催する37 |
| 花菖蒲園の開花とライトアップ | 6月下旬〜7月中旬。2026年のライトアップは6月27日〜7月11日、19:00〜21:30 | 約2.1haに440種・約10,000株。入園無料で、7月には苗の販売もある3815 |
| めむろ夏フェス | 7月下旬 | 町の夏祭り1 |
| 早朝スイートコーンかぶりつきサイクリングツアー | 7月下旬〜8月上旬 | 収穫の最盛期に、とうもろこしの収穫体験を組み合わせたサイクリングツアー。十勝プラスが主催する6 |
| 愛菜屋のスイートコーン祭り | 8月(2026年は8月8日) | JAめむろのファーマーズマーケットで毎年開かれる催し32 |
| 発祥の地杯全国ゲートボール大会 | 8月下旬〜9月上旬 | 2024年8月31日〜9月1日の第37回大会には、ブラジルとパラグアイから9チームが参加した8 |
| かちフェス | 開催月は未確認 | 十勝各地から100店舗以上が出店するアウトドアフェス。音楽、花火、サウナ、キャンプも楽しめる6 |
| めむろ収穫感謝祭 | 11月23日 | 秋の収穫祭1 |
- 郷土芸能:めむおろ太鼓は、1981年5月に創設された町の郷土芸能である2。
- 相撲:元横綱大乃国の芝田山親方は、部屋の夏合宿を芽室町で行っている。その際には芝田山杯子ども相撲大会も開いている13。
- 芽室遺産:2006年、町民による協議会が、公募で寄せられた140件の中から6件を選んだ10。
- 新嵐山展望台からの風景
- 芽室公園と柏の木
- 花菖蒲園
- 10線防風林
- 松久園の母屋
- 芽室町発祥のゲートボール
- 博物館:ふるさと歴史館「ねんりん」は1999年12月、美生2線38-15に開館した2。入館無料で、開館時間は9:30〜16:30。火曜・水曜と12月30日〜1月6日は休館する。石臼や大のこぎり、手押しポンプなどの昔の道具を体験できる39。
アイヌ文化
芽室町に固有のアイヌの歴史は記録が少なく、町内にアイヌ文化施設は見つからなかった。残っているのは主に記録と地名である。
- 記録:1800年の測量図には、十勝川沿いのアイヌの地名としてメモロ、ヒバイロ、ヒウカ、ヲトエペナイ、ケネが記されている5。1808年の報告書は、メモロを十勝の40のコタンの一つに数えている5。のちに「北海道」の名を提案した探検家の松浦武四郎は2度メモロを訪れ、そこでアイヌの住宅に泊まったと記している5。
- 地名:芽室はメムオロペッ(泉池から流れ出る川)に由来する17。美生とピパイロ岳はピパイロペッ(沼貝の多い川)に由来する18。
- 伝承:観光物産協会が引用する『芽室町郷土読本』は、コロポックルの話を伝えている。この小人たちは美生川沿いで漁や狩りをし、新嵐山近くの丸山に竪穴住居を作った。のちに、サケを追って川をさかのぼってきた背の高いよそ者に追われたという13。これは伝説であり、考古学的な事実ではない。
この地域のアイヌの歴史と文化については、近隣の帯広市を参照。
姉妹都市・友好都市
- アメリカ合衆国カリフォルニア州トレーシー市:1989年8月5日に姉妹都市提携を結んだ。農業、とりわけ豆類の生産が縁となった。中学生のホームステイ交流が中心で、2015年に芽室町・トレーシー市交流協会が設立された52。
- 岐阜県揖斐川町:2006年5月27日に友好都市提携を結んだ。芽室の開拓者には岐阜県出身者が多い。2000年に結成された芽室岐阜県人会の活動から結びつきが生まれた20。
- 北海道広尾町:1987年7月、「うみとやまのふれあい宣言」により友好関係を結んだ532。2012年3月には災害時の相互応援協定を締結した2。広尾町を参照。
- ブラジルゲートボール連合:1991年度から交流が始まり、2012年6月30日に親善交流協力協定を締結した8。
ゆかりの人物
出典
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- 芽室町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 町勢要覧資料編(令和7年度版) — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 芽室町の行政区毎,男女別人口,世帯数,年代別人口調べ(令和8年8月31日現在) — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) — 国土地理院 JA 閲覧日 2026-09-23
- 町の紹介|芽室町の概要 — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道芽室町の特色について — 推しまち!(おしまち)自治体プロモーション JA 閲覧日 2026-09-23
- スイートコーン — JAめむろ JA 閲覧日 2026-09-23
- 『ゲートボール』発祥の地 芽室町 — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 明治なるほどファクトリー十勝 — 芽室町観光物産協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 芽室遺産 — 芽室町観光物産協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- めむろ新嵐山スカイパーク — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 新嵐山スカイパーク再生基本計画 — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 芽室町について — 芽室町観光物産協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 先月新発売された冷凍食品「十勝芽室コーン炒飯」人気です♪ — 芽室町観光物産協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 今年も花菖蒲が咲く時期になりました — 芽室町観光物産協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 10線防風林 — 芽室町観光物産協会 JA 閲覧日 2026-09-23
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- Memuro, Hokkaido — Wikipedia EN 閲覧日 2026-09-23
- 岐阜県揖斐川町 — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 蕎麦とにじます料理 松久園 — 芽室町観光物産協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 芽室駅 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 日高山脈襟裳十勝国立公園 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
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- 新嵐山スカイパーク再生基本計画(概要) — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 広報すまいる 2026年9月号(No.904) — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 芽室(十勝地方) 平年値(年・月ごとの値) — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
- 芽室(十勝地方) 2025年2月4日(1時間ごとの値) — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
- 乳製品・牛肉・豚肉 — JAめむろ JA 閲覧日 2026-09-23
- 芽室で遊ぶ — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道芽室町 ふるさと納税お礼の品一覧(2025年12月25日時点) — 芽室町/ふるさとチョイス JA 閲覧日 2026-09-23
- 愛菜屋 — JAめむろ JA 閲覧日 2026-09-23
- ごぼう — JAめむろ JA 閲覧日 2026-09-23
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- 道の駅なかさつない — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
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- めむろまちの駅 芽室町観光物産協会 — 芽室町観光物産協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 芽室町へのアクセス — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- トレーシー市 — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 国際交流・友好都市交流 — 芽室町 JA 閲覧日 2026-09-23