振興局
釧路総合振興局 Kushiro
北海道東部の太平洋側の玄関口。タンチョウがすむ日本最大の湿原が、漁業の港町・釧路と、阿寒湖・屈斜路湖・摩周湖という火山性のカルデラ湖との間に広がる。夏は冷涼で霧が多く、冬は乾燥して晴天が続く。地域の暮らしを支えるのは漁業、酪農、製紙、石炭、自然観光である。123
- 人口(2020年国勢調査)
- 222,613
- 面積
- 5,996.17 km²
- 所在地
- 釧路市
釧路総合振興局の市町村
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 釧路市。振興局の庁舎は釧路市浦見2丁目2番54号にある。4 |
| 面積 | 5,996.17 km²(国土地理院、2026年4月1日)。釧路町と厚岸町の境界の一部が未定のため、参考値である。5 2020年国勢調査の表では5,997.48 km²とされている。6 振興局は、東西約132 km、南北約100 kmの扇形の地域と説明している。北海道の面積の7.2%を占め、茨城県とほぼ同じ広さである。1 |
| 人口(2020年国勢調査、最新) | 2020年国勢調査で222,613人。2015年から13,903人(5.9%)減少し、北海道の人口の約4.3%にあたる。6 2025年国勢調査の速報値は203,892人で8.4%の減少となり、北海道全体の減少率4.6%を上回った。7 北海道庁が公表する住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)の人口参考値では、2026年8月31日現在202,436人で、うち外国人住民は3,072人である。8 住民基本台帳人口では、1968年3月末の316,469人がピークである。1 |
| 市町村の内訳 | 8市町村:1市(釧路市)、6町、1村(鶴居村)。4 |
| 旧国名 | 釧路国。1869年8月15日に7郡で設置された。9 このうち5郡が現在の管内を構成する。1011 • 釧路郡:釧路町と釧路市の中心部 • 阿寒郡:鶴居村と釧路市阿寒地区 • 白糠郡:白糠町と釧路市音別地区 • 川上郡:標茶町と弟子屈町 • 厚岸郡:厚岸町と浜中町 残る2郡は現存しない。網尻郡は1881年に北見国網走郡へ合併された。9 足寄郡の足寄村と陸別村は1948年に十勝支庁へ移管された。12 |
| 公式サイト | https://www.kushiro.pref.hokkaido.lg.jp/ |
市町村一覧
人口は2020年国勢調査の数値で、各市町村のファイルと同じ数値を用いている。6
| 市町村 | 種別 | 人口(2020年国勢調査) | 主な特色 |
|---|---|---|---|
| 釧路市 | 市(振興局所在地) | 165,077 | 2023年・2024年に水揚げ量日本一となった釧路港。釧路湿原と、マリモとアイヌコタンのある阿寒湖。炉端焼き、勝手丼、ザンギ、スパカツ、釧路ラーメン。幣舞橋からの夕日。国内唯一の稼働中の坑内掘り炭鉱13103 |
| 釧路町 | 町 | 19,105 | 釧路湿原を望む細岡展望台。郊外型商業施設が並ぶセチリ太地区。奇岩と難読地名が続く断崖の海岸。さおまえ昆布と仙鳳趾産の牡蠣。長ぐつアイスホッケー発祥の地10 |
| 厚岸町 | 町 | 8,892 | ブランド牡蠣(カキえもん、弁天かき)。ラムサール条約湿地の厚岸湖・別寒辺牛湿原。約30万株のヒオウギアヤメが咲くあやめヶ原。幕府による蝦夷三官寺の一つ、国泰寺。道の駅厚岸グルメパーク10 |
| 浜中町 | 町 | 5,507 | 霧多布湿原。天然昆布と、地理的表示(GI)に登録された養殖うに。ハーゲンダッツのアイスクリームに使われる生乳。町出身の漫画家モンキー・パンチが生んだ「ルパン三世」1014 |
| 標茶町 | 町 | 7,230 | 乳牛約46,000頭を飼養する酪農地帯。塘路湖やコッタロ湿原を含む釧路湿原国立公園の約43%。多和平の展望台。現在は北海道遺産となっている明治期の集治監の建物1015 |
| 弟子屈町 | 町 | 6,955 | 摩周湖、屈斜路湖(日本最大のカルデラ湖)、アトサヌプリ火山。川湯温泉。町域の約65%が阿寒摩周国立公園。摩周そば。道の駅摩周温泉10 |
| 鶴居村 | 村 | 2,558 | タンチョウ。最高品質の生乳と、受賞歴のあるナチュラルチーズ。「日本で最も美しい村」連合に加盟。2015〜2020年に人口が増加した管内唯一の市町村106 |
| 白糠町 | 町 | 7,289 | シシャモ、ヤナギダコ、灯台つぶ。しそ焼酎「鍛高譚」の原料となる紫蘇。ウレシパチセと白糠アイヌミュージアム「ポコㇿ」で触れるアイヌ文化。道の駅しらぬか恋問館10 |
| 合計 | 222,613 |
2020年と2025年の国勢調査の間に、8市町村すべてで人口が6%を超えて減少した。減少率が最も大きかったのは厚岸町(11.6%)、弟子屈町(10.2%)、標茶町(9.9%)である。2015〜2020年に人口が増加していた鶴居村も6.2%減少した。7
地理・気候
-
位置。 管内は北海道の東部に位置する。1
- 東は丘陵地の多い根釧原野で根室振興局に、西は直別川で十勝に、北は千島火山帯の阿寒山系でオホーツクに接する。
- 南は235 kmの太平洋岸で、「北太平洋シーサイドライン」としてPRされている。
- 釧路川、阿寒川、庶路川をはじめ多くの河川によって土地が細かく分かれている。土壌の大部分は摩周系火山灰と泥炭である。
-
森林。 森林面積は390,792 haで、管内面積の約65%を占める(国土地理院の総面積から算出)。主に阿寒山系を中心に分布する。国有林が47%、道有林が8%、民有林(私有林・市町村有林)が45%である。戦後に植林されたトドマツやカラマツは、現在伐採の時期を迎えている。3
-
保護地域。 振興局によれば、2つの国立公園と1つの国定公園が管内の自然の中核である。両国立公園では区域の拡張に向けた動きがある。2
-
釧路湿原。 日本最大の湿地である。観光協会によれば、東京23区がすっぽり収まる広さである。13 約6,000年前は海だった。19
-
ラムサール条約湿地。 管内には4か所ある。2
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湖沼。 面積は国土地理院の2026年の面積調による。5
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火山。 釧路市の雌阿寒岳と弟子屈町のアトサヌプリは、気象庁が常時観測・監視を行う50の常時観測火山(うち道内9火山)に含まれている。15
-
野生生物。 管内の自然は、タンチョウ、シマフクロウ、オオワシ、キタサンショウウオ、イトウなどの希少種のすみかとなっている。2
- エゾシカの被害が問題となっている。2024年度の管内の農林業被害額は牧草を中心に約11億円にのぼり、同年度には管内で33,000頭を超えるエゾシカが捕獲された。2
-
地震・津波。 振興局は、管内を全国有数の地震多発地帯としている。国が2020年4月に公表した日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデルでは、沿岸の一部で20 mを超える津波が発生するおそれがあるとされている。15
-
気候。 春から夏にかけて「じり」と呼ばれる海霧が発生する。このため夏は冷涼で湿潤となり、天然の避暑地となるとともに、湿原の乾燥も防がれている。秋から冬は晴天で乾燥した寒い日が続き、年間日照時間は国内有数である。1
- 沿岸部の釧路(気象庁平年値、1991〜2020年):年平均気温6.7 °C、1月−4.8 °C、8月18.2 °C。年間降水量は1,080.1 mm、日照時間は1,957.6時間で、降雪量はわずか127 cmである。霧日数は年間約97日で、うち7月が16日である。20
- 内陸の弟子屈町川湯(1991〜2020年):年平均気温4.7 °C、1月−8.9 °C、8月18.2 °C。年間降雪量は505 cmである。21
- 観測史上の極値。 釧路:33.5 °C(2022年7月31日)、−28.3 °C(1922年1月28日)。22 川湯:36.6 °C(2025年7月23日)、−34.0 °C(1978年2月25日)。23 各地の気候表は市町村のファイルを参照。
歴史
- 場所の開設以前。 この地には数千年前から人々が暮らしてきた。管内の国指定史跡には次のものがある。15
- 松前藩の場所。 松前藩はクスリ場所(現在の釧路)とアッケシ場所を開いた。9 アッケシ場所の開設は17世紀前半の寛永年間とされ、振興局は厚岸を東北海道で最も早く拓けた地としている。10
- 幕府の直轄。9
- 明治の行政。9
- 1869年8月15日、7郡36村からなる釧路国が置かれた。
- 1869年から1871年までは諸藩による分領支配が行われた。佐賀藩が釧路郡・川上郡・厚岸郡を、福山藩(当初は兵部省)が足寄郡・白糠郡・阿寒郡を、広島藩が網尻郡を支配した。
- 1872年の調査では、釧路国の人口は1,734人であった。
- 1881年に網尻郡が北見国へ移され、1882年には根室県の管轄となった。
- 集治監(1885年)。 1885年、現在の標茶町に北海道集治監釧路分監の本館が建てられた。重罪人を隔離する監獄で、受刑者はアトサヌプリの硫黄鉱山で働き、北海道初期のインフラの一部を建設した。建物は現在、北海道遺産となっている。15
- 支庁。 北海道の支庁制度は1872年に始まり、1910年に14支庁体制が形づくられた。1 釧路の主な歩みは次のとおりである。12
- 1897年11月:釧路支庁が設置された。
- 1922年8月:釧路国支庁に改称された。
- 1948年10月20日:足寄村と陸別村が十勝支庁へ移管された。
- 1957年4月1日:名称が釧路支庁に戻った。
- 石炭・紙・魚。 振興局は、漁業・水産加工業、製紙業、大規模畜産業、観光業、商業を管内の主要産業に挙げている。3
- タンチョウの保護。 タンチョウは国内では絶滅したと考えられていたが、1924年、湿原の奥、現在の鶴居村のチルワツナイ川付近で十数羽が発見された。翌年、一帯は禁猟区に指定された。24
- 2005年の合併。 2005年10月11日、釧路市・阿寒町・音別町が合併した。25 白糠町は住民投票で合併が否決されたため、合併協議から離脱した。26 その結果、面積401.40 km²の音別地区は、白糠町を挟んで市の他の地域から離れた飛び地となっている。11 釧路町と鶴居村が単独での存続を選んだ経緯は、それぞれのファイルを参照。
- 2010年の再編。 2010年4月1日、北海道の14支庁は総合振興局または振興局となった。釧路支庁は、区域はそのままに釧路総合振興局となった。112
- 近年。
経済・地域の特産品
- 産業構造。3
- 太平洋沿岸には漁業・水産加工業と製紙業が、内陸には大規模な畜産業と国立公園を中心とする観光業があり、商業が管内を結びつけている。
- 2020年国勢調査では、管内の就業者数は99,185人であった。第一次産業が8.2%(全道は6.7%)を占め、漁業だけでも3.4%(全道は1.2%)を占める。
- 事業所数でも、漁業や宿泊業の占める割合が全道より高い。
- 酪農。 2023年の農業産出額は892.4億円で、その90%以上を畜産が占める。3
-
2024年には乳用牛約12.8万頭が飼養され、約52.3万tの生乳が生産された。肉用牛もホルスタイン種を中心に約4.6万頭が飼養されている。3
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生乳の約30%は、高速貨物船「ほくれん丸」などで毎日釧路港から関東方面へ送られている。3
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2024年の農協別の生乳受託量は次のとおりである。3
- JA標茶:156,918 t(乳用牛42,094頭)
- JAくしろ丹頂:108,208 t(同21,042頭)
- JA浜中・浜中酪:95,322 t(同25,129頭)
- JA釧路太田:65,617 t(同11,856頭)
- JA摩周湖:56,020 t(同12,406頭)
- JA阿寒:40,578 t(同9,832頭)
各農協の管轄区域は市町村のファイルを参照。
-
内陸部では馬鈴しょ、てん菜、そばも栽培され、冷涼な気候を生かして大根、ほうれん草、キャベツもつくられている。3
-
- 漁業。 2024年度の管内の漁業生産量は19.4万t(全道の18%)、生産額は265億円(同9%)であった。3
- これはピーク時の生産量の約13%、生産額の約29%にあたる。
- 温暖化をはじめとする海洋環境の変化により、秋サケ、サンマ、イカの漁獲が減った一方、マイワシの漁獲は大幅に増えている。
- 振興局は、スケトウダラ、ケガニ、シシャモの資源管理と、ウニやカキの栽培漁業を支援している。
- 水揚げの大半は釧路港である。釧路港は2023年に32年ぶりに水揚げ量日本一となり、2024年も日本一であった。2025年は銚子港に次ぐ2位であった。13
- 鉱工業・エネルギー。 2021年の経済センサスでは、事業所数は360、従業者数は7,613人、製造品出荷額等は約4,070億円であった。3
- 業種別では、食料品製造業が45%、パルプ・紙・紙加工品製造業が17%、化学工業が13%、飲料・たばこ・飼料製造業が10%を占める。
- 釧路市の釧路コールマインは国内唯一の坑内掘り炭鉱で、年間約20万tの石炭を生産している。2020年12月からは釧路火力発電所がこの石炭を燃料としている。炭鉱ではベトナム、中国、インドネシアからの研修生に採炭技術を指導している。
- 日照時間の長さから大規模太陽光発電所が立地しているほか、地熱やバイオマスの事業もある。
- 商業。 釧路市と釧路町は、釧路・根室両管内の商業の中心である。3
- 2021年の管内の卸売業・小売業は、事業所数2,235(全道の5.2%)、従業者数17,316人で、年間商品販売額は約6,399億円(同3.7%)であった。
- 釧路の中心市街地では、郊外の商業施設に押されて多くの店舗が姿を消した。
- 港湾。 釧路港の2024年の貨物取扱量は約1,359万tであった。15
- 2011年5月に国際バルク戦略港湾に選定された。
- 2019年3月には水深14 mの岸壁を備えた西港区のターミナルが供用を開始し、大型船が飼料穀物を積んで最初にこの港へ入港できるようになった。
- 観光。 2025年度の管内の観光入込客数は748万人で、前年度比4.1%増、全道の4.8%を占めた。28
地域の特産品。 振興局の食材旬カレンダーと市町村紹介には、管内の産品として次のものが挙げられている。310
| 特産品 | 主な産地 | 備考 |
|---|---|---|
| サンマ、秋サケ、トキシラズ(春に獲れるサケ) | 沿岸全域、特に釧路市 | サンマは「くしろの秋の味覚代表」 |
| カキ・アサリ | 厚岸町、釧路町 | 厚岸の「カキえもん」「弁天かき」は地域ブランド。仙鳳趾産の牡蠣は釧路町産 |
| 昆布・ウニ | 浜中町、釧路町 | 浜中町の養殖ウニ(「浜中養殖うに」)は2023年7月に地理的表示(GI)に登録された。釧路町の「さおまえ昆布」は、ミラノ万博で北海道から唯一「本場の本物」に選ばれた |
| シシャモ、ヤナギダコ、ツブ貝、毛ガニ | 白糠町、釧路市 | シシャモは北海道の太平洋沿岸にしか生息しない。焼きツブは炉端の定番 |
| 牛乳・チーズ | 鶴居村、標茶町、浜中町、白糠町 | 鶴居村のナチュラルチーズは国内外の賞を受賞している。白糠町はイタリアンチーズをつくる。振興局は「くしろチーズ&スイーツフェア」を開催している |
| 牛肉 | 釧路市、標茶町、弟子屈町 | 阿寒モルト牛、標茶町の「星空の黒牛」、弟子屈町のA4ランク以上の「摩周和牛」 |
| 摩周そば、摩周メロン、温泉熱マンゴー | 弟子屈町 | マンゴーやイチゴは温泉熱を利用して栽培されている |
| ほくげん大根 | 釧路町 | みずみずしく甘いブランド大根 |
| エゾシカ肉 | 管内全域 | 低カロリー・高タンパクの肉としてPRされている。3 道はエゾシカ肉処理施設の認証制度を運用し、多くの観光客が訪れる冬まつりの時期に合わせて「エゾシカフェア」を開いている2 |
| 紫蘇・しそ焼酎「鍛高譚」 | 白糠町 | 鍛高地区の紫蘇で、「鍛高ラムネ」や「しそ醤油」としても販売されている |
| 地元の酒 | 厚岸町、鶴居村、弟子屈町、釧路市 | ウイスキー、クラフトビール、ワイン、日本酒。鶴居村では2022年8月からビールを醸造しており、弟子屈町はブドウ「山幸」からワイン「テシカ」を造っている |
| 釧路のご当地グルメ | 釧路市 | 和商市場の勝手丼、釧路ラーメン、鶏の唐揚げ「ザンギ」、スパカツ、緑色のそば。釧路ラーメンは北海道遺産である15 |
文化・祭り・アイヌ文化
祭り・イベント。 振興局の2026年の一覧から主な行事を挙げる。日付は例年のもので、今年の日程は各市町村のファイルか主催者に確認のこと。3
| 時期 | 行事 | 市町村 |
|---|---|---|
| 1月1日 | 多和平の初日の出を見る会 | 標茶町 |
| 2月上旬 | くしろ冬まつり | 釧路市 |
| 2月 | 凍結した阿寒湖で開かれる阿寒湖氷上フェスティバル ICE・愛す・阿寒「冬華美」(2月1日〜28日予定) | 釧路市 |
| 2月上旬〜中旬 | タンチョウフェスティバル | 鶴居村 |
| 4月29日 | 阿寒湖水開き | 釧路市 |
| 5月中旬 | あっけし桜・牡蠣まつり、釧路町桜まつり、はまなか桜まつり | 厚岸町、釧路町、浜中町 |
| 5月24日 | くしろチューリップ&花フェア | 釧路市 |
| 5月26日〜11月3日 | 阿寒湖の夜の散策「カムイルミナ」 | 釧路市 |
| 5月31日 | しべちゃ馬フェス | 標茶町 |
| 6月中旬〜下旬 | あっけしあやめまつり、北のビーナス蕗まつり(6月21日、音別)、港in白糠大漁まつり(6月下旬) | 厚岸町、釧路市、白糠町 |
| 7月上旬 | 厚岸港まつり・厚岸夏まつり、厚岸町民花火大会 | 厚岸町 |
| 7月11日〜12日 | 摩周の里 夏まつり | 弟子屈町 |
| 7月下旬 | くしろ霧フェスティバル(7月24日〜26日)、阿寒ふるさとまつり(7月19日)、つるい納涼まつり | 釧路市、鶴居村 |
| 8月7日〜9日 | くしろ港まつり | 釧路市 |
| 8月中旬〜下旬 | 鶴居村ふるさと仮装盆踊り花火大会、しべちゃ夏祭り・町民花火大会、港inしらぬか花火大会、くしろ市民北海盆踊り(8月19日)、JA摩周湖フェス(8月29日) | 鶴居村、標茶町、白糠町、釧路市、弟子屈町 |
| 9月上旬〜中旬 | 釧路大漁どんぱく(9月12日〜13日)、ストリートフェスティバル「カミングパラダイス」、標茶町産業まつり | 釧路市、白糠町、標茶町 |
| 9月 | 鶴居村ふるさとまつり(2026年の日程は鶴居村のファイルを参照) | 鶴居村 |
| 10月上旬 | きりたっぷ岬まつり、釧路町昆布森みなとまつり、阿寒湖のまりも祭り(10月8日〜10日) | 浜中町、釧路町、釧路市 |
| 10月中旬 | ぐるっと庶路ダム紅葉ウォーク | 白糠町 |
| 11月中旬 | あっけし牡蠣まつり | 厚岸町 |
郷土芸能と指定文化財。
- 郷土芸能。 くしろ蝦夷太鼓、厚岸かぐら、白糠駒踊りなどがある。15
- 北海道くしろ蝦夷太鼓保存会は国立劇場で3度公演し、東京のサントリーホールで単独公演を行ったほか、海外公演も重ねている。
- 太鼓団体として全国で初めて、地域文化功労者として文部科学大臣表彰を受けた。
- 国指定の文化財には次のものがある。15
- 管内の北海道遺産15
- スポーツ。 ウインタースポーツ、特にスケートとアイスホッケーが盛んである。冷涼な夏を求めて、全国からスポーツチームが合宿に訪れる。15
- 国際交流。 振興局の姉妹・友好都市の一覧による。15
アイヌ文化。
-
地名。 鶴居村を除くすべての市町村名はアイヌ語に由来する。ただし浜中町の名は和訳である。振興局の市町村紹介では、由来を次のように説明している。10
- 釧路:クシュル(通路)、クッチャロ(湖の咽喉)、クスリ(薬、温泉のこと)
- 厚岸:アツケウシイ(オヒョウニレの樹皮をはぐ所)
- 浜中:オタノシケ(砂浜の真ん中)を意訳したもの
- 標茶:シペッチャ(大きな川のほとり)
- 弟子屈:テシカ・ガ(岩盤の上)
- 白糠:シラリ・カ(磯の上)。波が磯を越えてしぶきが立つ様子に由来する
- 鶴居は日本語で、「鶴のいる所」を意味する。
由来の諸説は各市町村のファイルを参照。
-
現在のコミュニティ。 北海道アイヌ協会には、管内に7つの地区協会がある。釧路、白糠、鶴居、弟子屈、厚岸、釧路町、阿寒の各アイヌ協会である。29
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阿寒湖。 阿寒湖アイヌコタンには約120人が暮らし、北海道有数のコタン(集落)となっている。30 観光協会は国内最大規模としている。13
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弟子屈町。 屈斜路コタンアイヌ民族資料館では、屈斜路のコタンの道具や暮らしを紹介している。12月1日から4月9日までは休館する。10
-
白糠町。 ウレシパチセ(「互いに育む家」)は、町のアイヌ三大祭をはじめとするアイヌの伝統文化の活動拠点である。10 和天別にある白糠アイヌミュージアム「ポコㇿ」には、精巧なコタンのジオラマ、再現されたチセ(家)、工芸品、衣装が展示されている。10
-
標茶町。 塘路湖でのペカンペ(ヒシの実)採りや博物館「ニタイ・ト」については、標茶町のファイルを参照。
-
タンチョウ。 アイヌはタンチョウをサルルンカムイ(湿原の神)と呼ぶ。24
観光のみどころ
-
3つのカルデラ湖。 阿寒摩周国立公園には、マリモとアイヌコタンのある阿寒湖、日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖、澄んだ水で名高い摩周湖がある。いずれも火山活動でできたカルデラの上にあり、一帯は北海道有数の温泉地である。1913
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釧路湿原。 湿原の周囲にはビジターセンターや展望施設が点在する。2
標茶町のコッタロ湿原では、最も手つかずの湿原の姿を見ることができる。10 「くしろ湿原ノロッコ号」は2026年10月9日・10日にラストランを迎える。27 冬には「SL冬の湿原号」も湿原を走る。15
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タンチョウ。 阿寒(釧路市)と鶴居村の冬の給餌場が主な観察地である。2
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釧路の街。 和商市場の勝手丼と炉端焼きが、食の目玉である。10 幣舞橋からの夕日は、1960年代に外国船の船乗りたちによって、バリ、マニラと並ぶ「世界三大夕日」と称されたといわれる。10
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花。 振興局の花ガイドによる。3
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ロングトレイル。 2024年度に開通した「北海道東トレイル」は国内最長級のトレイルで、阿寒摩周、釧路湿原、知床の各国立公園を結ぶ。2
モデルルート
- カルデラ湖とアイヌ文化(2〜3日、5〜10月)
- 釧路から「マリモ国道」と呼ばれる国道240号を北上し、道の駅阿寒丹頂の里と阿寒国際ツルセンターへ。32
- 阿寒湖に泊まり、アイヌコタンを訪れて、夜はイコㇿで公演を鑑賞する。公演時間は釧路市のファイルを参照。
- 弟子屈町へ移動する。摩周湖の霧の状況をスタッフがリアルタイムで確認している道の駅摩周温泉に立ち寄り、34 摩周湖、アトサヌプリ、川湯温泉を巡る。
- 最後は屈斜路湖の砂湯と屈斜路コタンアイヌ民族資料館(12月〜4月上旬は休館)へ。または釧路川を下るカヌーツアーに参加する。10
- 車がない場合は、たんちょう釧路空港から阿寒湖まで阿寒エアポートライナーが運行している。2026年の時刻表では、空港発10:00、阿寒湖バスセンター着11:15である。35
- タンチョウと冬の湿原(2日、1〜3月)
- 太平洋岸を東へ(2〜3日、6〜10月)
道の駅
北海道の公式一覧では、管内の道の駅は4駅で、北海道の登録番号は4、11、16、30である。38 釧路町、浜中町、標茶町、鶴居村には道の駅がない。これら4町村のファイルに、最寄りの道の駅や地元の休憩施設を載せている。営業時間は季節によって変わるため、出かける前に公式ページか市町村のファイルで確認のこと。
| 道の駅 | 市町村 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 道の駅阿寒丹頂の里 | 釧路市(阿寒) | 阿寒町上阿寒23線36番地1。「マリモ国道」と呼ばれる国道240号沿いにあり、北に阿寒摩周国立公園、東に釧路湿原を控える。地元産のカラマツ材を使ったインフォメーションセンター「クレインズテラス」は2016年11月12日にオープンし、観光コンシェルジュが常駐する。特産品販売所「阿寒マルシェ」では地元の肉、魚、野菜、菓子を販売し、エゾシカバーガーやソフトクリームのテイクアウトもある。敷地内には温泉宿泊施設「赤いベレー」(日帰り入浴10:00〜22:00)、キャンプ場、炭砿と鉄道館、釧路湿原美術館がある。近くには阿寒国際ツルセンター「グルス」がある。振興局は道内最大級の道の駅としており、RVパークもあるとしている。10 駐車場は普通車251台、大型車19台。開館時間は9:00〜18:00(5〜9月)、9:00〜17:00(10〜4月)で、定休日はない。1996年4月16日登録(登録番号30)。3238 |
| 道の駅厚岸グルメパーク | 厚岸町 | 住の江2丁目2番地、国道44号沿い。建物「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」10からは厚岸湖と厚岸湾を見渡せる。厚岸の牡蠣を主役とする道の駅である。70品以上をそろえて全国発送にも対応する魚介市場と、そこで買った食材を焼ける炭火焼きコーナー「炭焼 炙屋」があり、「バケツ牡蠣」も味わえる。「レストラン エスカル」では「かきぶた合戦丼」を、「オイスターバール ピトレスク」では生牡蠣と厚岸ウイスキーの組み合わせを楽しめる。駐車場は普通車100台、大型車4台、二輪車43台。開館時間は9:00〜18:00(4月)、9:00〜19:00(5〜9月)、10:00〜18:00(10〜3月)。月曜日(祝日の場合は翌火曜日)と12月27日〜1月2日は休館。1994年4月26日登録(登録番号16)。39 |
| 道の駅摩周温泉 | 弟子屈町 | 湯の島3丁目5番5号。国道241号沿いで、国道241号・243号・391号の合流地点付近にあり、摩周温泉の入口、摩周湖から約11 kmに位置する。スタッフが摩周湖の展望台と連絡を取り合い、晴れの日も霧の日も、その日のおすすめの行き先を案内する。無料の源泉かけ流しの足湯、ドッグラン、24時間利用できるトイレがある。売店では摩周八割そば、「摩周ルビー」いちごの生キャラメル、大鵬せんべい、温泉熱ハウスで育てた葉物野菜を販売している。テイクアウトコーナーではエゾシカバーガーや地元産牛乳のジェラートを提供する。駐車場は普通車66台、大型車9台、身障者用3台。開館時間は9:00〜18:00(5〜10月)、9:00〜17:00(11〜4月)。12月30日〜1月3日は休館。1993年4月22日登録(登録番号11)。3438 |
| 道の駅しらぬか恋問館(「しらぬか恋問」とも) | 白糠町 | 恋問3丁目2番1、恋問海岸に面した国道38号沿い。2025年4月29日に新しい建物で再オープンし、RVパーク、サウナ、コインランドリーを備える。2階の展望デッキからは、映画のロケ地にもなった恋問海岸を一望できる。4010 本館と直売店は9:00〜19:00、飲食店は10:00〜19:00(ラストオーダー18:30)で、テナントごとに定休日がある。12月30日〜1月3日は休館だが、トイレとスタンプは24時間利用できる。駐車場は普通車169台、大型車25台で、EV充電器が2台ある。1993年4月22日登録(登録番号4)。40 |
アクセス・交通
- 空路。 釧路市のたんちょう釧路空港が管内唯一の空港である。15
- 1961年7月に1,200 mの滑走路で供用を開始し、2000年11月に滑走路が2,500 mに延長された。15
- JAL、ANA、AIRDOが就航している。2026年4月現在の路線は東京(羽田)、札幌(丘珠)、新千歳である。ピーチ・アビエーションが関西線を季節運航している。振興局によれば、2026年7月〜8月に大韓航空の仁川とのチャーター便が予定されており、国際線の就航は2年半ぶりとなる。15
- 所要時間は札幌から約45分、東京から約1時間50分、名古屋・大阪から約2時間である。1
- 空港からは釧路駅と阿寒湖へバスが運行している。35
- 弟子屈町と標茶町へは、根室中標津空港や女満別空港も利用できる。所要時間はそれぞれのファイルを、根室中標津空港については中標津町のファイルを参照。
- 鉄道。15
- 道路。15
- 海路。 釧路港東港区には2011年6月から耐震旅客船ターミナルがある。15 クルーズ船の寄港は、観光入込客数が増えている理由の一つである。3 管内にはほかに霧多布港と11の漁港がある。15
- 域内の移動。 釧路市街地の外では、車での移動が現実的である。路上のエゾシカに注意が必要で、2024年度には管内で33,000頭を超えるシカが捕獲された。2 冬は乾燥して晴天が多い。1 沿岸部の釧路の年間降雪量はわずか127 cmだが、内陸の川湯では約505 cmに達する。2021 地元のバス路線は各市町村のファイルを参照。
出典
本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです
- 令和8年度「釧路管内の現況」1(表紙・目次・くしろのあらまし) (PDF) — Hokkaido Kushiro General Subprefectural Bureau JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年度「釧路管内の現況」3(くしろの自然) (PDF) — Hokkaido Kushiro General Subprefectural Bureau JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年度「釧路管内の現況」4(くしろの産業) (PDF) — Hokkaido Kushiro General Subprefectural Bureau JA 閲覧日 2026-09-23
- 14総合振興局・振興局 — Hokkaido Kushiro General Subprefectural Bureau JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) — Geospatial Information Authority of Japan JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和2年国勢調査 第1表 男女別人口、面積、人口密度及び世帯数(道、市部、町村部、振興局、市区町村) — Hokkaido Government, Statistics Division JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(令和8年5月29日) — Hokkaido Government, Statistics Division JA 閲覧日 2026-09-23
- 住基ネットにおける人口【参考値】(令和8年8月31日現在) (XLSX) — Hokkaido Government, Municipal Affairs Division JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路国 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年度「釧路管内の現況」2(くしろの市町村) (PDF) — Hokkaido Kushiro General Subprefectural Bureau JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路市 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路総合振興局 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路市ってこんなところ — Kushiro Tourism & Convention Association / Akan Tourism Association (釧路・阿寒湖観光公式サイト) JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路のまち(釧路管内の市町村) — Hokkaido Kushiro General Subprefectural Bureau JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年度「釧路管内の現況」5(くしろの暮らし) (PDF) — Hokkaido Kushiro General Subprefectural Bureau JA 閲覧日 2026-09-23
- 概要・計画書_阿寒摩周国立公園 — Ministry of the Environment JA 閲覧日 2026-09-23
- 概要・計画書_釧路湿原国立公園 — Ministry of the Environment JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚岸霧多布昆布森国定公園 — Hokkaido Government, Department of Environment and Lifestyle JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路だけ!異なる生態系を持つ2つの国立公園 — Kushiro Tourism & Convention Association / Akan Tourism Association (釧路・阿寒湖観光公式サイト) JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路 平年値(年・月ごとの値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- 川湯 平年値(年・月ごとの値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路 観測史上1~10位の値(年間を通じての値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- 川湯 観測史上1~10位の値(年間を通じての値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- タンチョウ再発見100年の歩み — 鶴居村トラベルガイド (NPO法人美しい村・鶴居村観光協会・鶴居村商工会) JA 閲覧日 2026-09-23
- 釧路市のあらまし — Kushiro City JA 閲覧日 2026-09-23
- 白糠町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- ~37年間の感謝を込めて~「くしろ湿原ノロッコ号」ラストランを実施します! (PDF) — JR Hokkaido Kushiro Branch JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道観光入込客数調査報告書(R7_資料編) (XLSM) — Hokkaido Government, Tourism Bureau JA 閲覧日 2026-09-23
- 各地区アイヌ協会一覧 — Hokkaido Ainu Association (公益社団法人北海道アイヌ協会) JA 閲覧日 2026-09-23
- 阿寒湖アイヌコタン(トップページ) — Akan Ainu Kotan (阿寒湖アイヌコタン) JA 閲覧日 2026-09-23
- 阿寒湖アイヌコタンについて — Akan Ainu Kotan (阿寒湖アイヌコタン) JA 閲覧日 2026-09-23
- 阿寒丹頂の里 — 北の道の駅 (Hokkaido Michi-no-Eki official site) JA 閲覧日 2026-09-23
- 音羽橋 — 鶴居村トラベルガイド (NPO法人美しい村・鶴居村観光協会・鶴居村商工会) JA 閲覧日 2026-09-23
- 摩周温泉 — 北の道の駅 (Hokkaido Michi-no-Eki official site) JA 閲覧日 2026-09-23
- 空港連絡バス — Akan Bus (阿寒バス) JA 閲覧日 2026-09-23
- タンチョウ鶴居村温泉 — 鶴居村トラベルガイド (NPO法人美しい村・鶴居村観光協会・鶴居村商工会) JA 閲覧日 2026-09-23
- SL冬の湿原号|列車ガイド — JR Hokkaido JA 閲覧日 2026-09-23
- 道の駅 住所等一覧 — 北の道の駅 (Hokkaido Michi-no-Eki official site) JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚岸グルメパーク — 北の道の駅 (Hokkaido Michi-no-Eki official site) JA 閲覧日 2026-09-23
- しらぬか恋問館 — 北の道の駅 (Hokkaido Michi-no-Eki official site) JA 閲覧日 2026-09-23