町 檜山振興局
厚沢部町 Assabu
あっさぶちょう
厚沢部町は北海道南部の内陸にある農林業の町である。国内におけるメークイン発祥の地を名乗り、世界最大のコロッケでギネス世界記録をもつ。1868年に築かれ、町が「日本最後の和式築城」とする館城の跡がある。
- 人口(2020年国勢調査)
- 3,592
- 面積
- 460.58 km²
- 郡
- 檜山郡
主な特色
- メークイン発祥の地。 北海道庁の檜山農事試作場が厚沢部に置かれており、1925年に国内で初めてこの品種を試作した。1976年から地元農協(JA)の敷地に記念碑が建っており、2025年には町でメークイン100周年が祝われた8910。
- 世界最大のコロッケ。 2022年の町の夏まつりで重さ279kgのメークインコロッケが揚げられ、2022年7月23日にギネス世界記録に認定された11。
- 館城跡。 松前藩が1868年に急いで築いた城で、数週間で落城した。国指定史跡である12。
- 焼酎「喜多里」。 北海道初の本格芋焼酎とうたわれ、厚沢部産の黄金千貫(さつまいも)とメークインを原料とする138。
- 分布の限界にある植物。 ヒバ(ヒノキアスナロ)とゴヨウマツはこの地が北限、トドマツは南限にあたる。レクの森の散策路は「日本の遊歩百選」のひとつである1415。
- 「世界一素敵な過疎のまち」。 この前向きなスローガンのもとで、町は「ちょっと暮らし」の移住体験住宅や、家族で滞在する「保育園留学」に取り組んでいる816。
- 鹿子舞。 各集落の保存会が、町の文化財に指定された民俗芸能である鹿子舞を受け継いでいる517。
観光・アクティビティ
自然・景観
- 土橋自然観察教育林「レクの森」(緑町18-1、道の駅の近く)。約90haの町有林で、北限のヒバや南限のトドマツなど約560種の植物が生育している15。2002年に「日本の遊歩百選」に選ばれた14。最も有名な木は、樹齢550年を超えるとされるヒバ「ヒバ爺さん」である12。
- 太鼓山:「地理・気候」を参照。太鼓山旧道と「見出しの笠松」は、1868年に松前藩主が館城へ向かった道筋を示している12。
- 鶉川と鶉ダム湖。 鶉川には天然記念物のゴヨウマツ自生地があり、ダム湖の下には1868年の稲倉石の戦いの古戦場が沈んでいる1220。
温泉
- うずら温泉「四季の宿」(鶉町853)。日帰り入浴は13:00〜21:00で料金は400円、月曜休み。ヒバのサウナと広東料理店「彩風塘」がある4546。大浴場は改修のため2026年11月1日から2027年1月末まで休止の予定28。
- 上里温泉(上里ふれあい交流センター内)(上里92)。営業は13:00〜20:00、月曜休み、料金は400円。露天風呂とサウナがあり、2017年度に改修された47。観光協会は同じ住所の俄虫温泉旅館を別に掲載しており、日本庭園風の露天風呂と岩盤浴があるとしている。訪れる前に、どちらが営業しているかを確認すること19。
- 館地区憩いの家(館町628-3)。アルカリ性の湯をもつ小さな町営の浴場。営業は13:00〜20:00(4〜10月)または13:00〜19:00(11〜3月)、金曜休み、料金は380円48。
博物館・史跡
- 館城跡(城丘)。敷地はおよそ200m四方である。約180mの「百間堀」をはじめとする堀と土塁、3つの井戸が残る。2005年から発掘調査が続いており、2009年度の調査では礎石247個が見つかった。その多くは城を焼いた火災で赤く変色していた498。町民に親しまれる桜の名所でもある4。
- メークイン発祥之地碑:JA新はこだて厚沢部支店の裏手、旧試作場の跡地にある8。
- 旧南部家住宅。 1906年に建てられた農家住宅で、主にヒバで骨組みが造られている。現在は手打そば処「滝野庵」が入っている12。
アウトドア・季節のアクティビティ
- 鶉ダムオートキャンプ場「ハチャムの森」(木間内60-1)。1999年7月に檜山管内初のオートキャンプ場として開設された18。2026年の営業期間は4月24日〜9月24日。4人用のコテージは季節により1泊約9,000〜13,800円。ペットは不可で、2026年4月から北海道の宿泊税がかかる50。
- レクの森キャンプ場。 2026年は4月24日〜11月24日に開設。バンガローは9月24日まで利用でき、予約が必要である。無料のテントサイトは受付簿への記入だけで利用できる51。
- パークゴルフ。 町の多目的交流広場パークゴルフ場(新町120-1)は4月下旬から11月下旬まで営業し、夜間照明付きで9:00〜21:00、料金は1日200円52。
食の体験
道の駅
- 所在地: 厚沢部町緑町72-1。国道227号沿いで、役場と厚沢部川の近くにある。函館市中心部から車で約80分(約60km)。レクの森も近い552256。
- 営業時間: 道の駅と農産物直売所「あっさぶ物産センター」は、5〜10月が8:30〜18:00、11〜4月が9:00〜17:00。年末年始の12月30日〜1月5日は休館する22。新しい建物への移転のため、2026年9月28日から10月7日まで休業する。新しい建物は2026年10月8日14:30にオープンする。 移転期間中も駐車場と24時間トイレは利用でき、ASSANも営業を続ける。休業中はスタンプを押すことができない24。営業時間は2026年9月時点のもので、訪れる前に確認すること。
- 売店・商品: メークインをはじめ、アスパラガスやとうもろこしなどの厚沢部産野菜を扱う。加工品には焼酎「喜多里」、黒豆茶、菓子、味噌などがある。地元の作り手による木工品や陶器、おらいも君グッズもあり、農産物を全国へ発送するサービスもある5522。新しい物産館の売り場面積は旧施設の1.5倍で、イベントスペースも新たに設けられる40。
- 飲食:
- お休み処百姓屋では、ひこま豚を使ったメークインコロッケ(辛口もある)、フライドポテト、ソフトクリームを販売している。看板は濃厚なクリームチーズ味で、町のサイトはミルクソフトともちもちのコロッケも勧めている3057。百姓屋は2025〜26年の冬季に休業した58。百姓屋ともう一つのテナント「たいこ山」は2026年9〜10月の移転期間中は休業するため、新しい建物で営業を再開しているか確認すること24。
- 隣接する商業施設ASSAN(アッサン)は2022年8月20日に開業した。大型スクリーンの「道の駅シアター」(9:00〜17:00)、アッサンベーカリー(9:00〜18:00、冬季は9:00〜17:00)、レストラン「味処 停車場」(10:00〜18:00、ラストオーダー17:30。冬季は10:00〜17:00)が入っている22。
- 設備: 北海道の道の駅公式サイトでは、駐車場は普通車73台・大型車8台22。観光協会は普通車71台、大型車7台、身障者用5台(うち3台は屋根付き)としている55。駐車場は2027年3月まで拡張工事中である59。そのほかの設備:
- 備考:
- 1995年4月11日に北海道の登録番号19の道の駅として登録された。当初の建物は地元産のヒバで造られている。2012年のリニューアルで売り場が拡張された(北海道の道の駅公式サイトでは2013年9月)2255。
- 2016年1月、2015年度の重点「道の駅」に選ばれた。選定の基となった計画は、移住やお試し暮らしの情報発信と、北海道新幹線で訪れる人向けの観光を組み合わせたものである60。
- 道の駅エリアの再整備事業には、2026年度に8億7,198万円の予算が計上されている61。
- 2025年11月6日、ASSANの入口に、ロコン、ロコン(アローラのすがた)、ミノマダムを描いた厚沢部町だけのデザインのポケモンマンホール「ポケふた」が設置された23。
- 北海道の道の駅スタンプラリーの対象である24。
アクセス・交通
- 車: 函館から国道227号(大野国道)で約1時間15分14、距離は約57km5。札幌からは約4時間30分(240km)、江差からは約12分(13km)5。函館空港から約1時間30分、新千歳空港から約3時間30分16。道道29号上磯厚沢部線、67号八雲厚沢部線、460号乙部厚沢部線が近隣の町と結んでいる5。
- バス: 函館バス610系統が、函館バスセンターから函館駅、新函館北斗駅、鶉、厚沢部を経由して江差ターミナルまで運行している562。函館バスセンターから厚沢部までの運賃は2,000円63。観光協会は以前の時刻表に基づき、函館駅から約1時間50分、新函館北斗駅から50分としている14。
- 鉄道: 町内に鉄道はない。最寄り駅は新函館北斗駅(北海道新幹線・函館本線)と八雲駅(函館本線)である。札幌への北海道新幹線延伸区間は渡島トンネルで町の地下を通るが、厚沢部に駅は設けられない564。
- フェリー: 610系統は江差まで運行し、フェリーターミナル近くの「姥神町フェリー前」に停車する5。奥尻島行きのフェリーは江差から出ている。奥尻町を参照。
- 町内の移動: 町内の路線バスは縮小されている。館線と稲見線は廃止され、代わりに江差高校の通学生向けの乗合バスが運行している61。町は公共交通のない地域向けに有償の送迎サービスも運営しており、一般の人も予約して利用できる1061。観光で訪れる場合、実際には車が必要である。町内にはタクシー会社(俄虫タクシー)がある5。
旅のヒント
- おすすめの季節:
- 2026年秋の日程の注意:
- 休業日:
- 観光案内: 厚沢部町観光協会は道の駅内にある(0139-64-3738、平日8:30〜17:15)55。
- 冬: 町は豪雪地帯で、鶉では積雪161cmを記録している。国道227号の冬道の運転は時間に余裕をもつこと526。
- ヒグマ: 町はヒグマの出没情報をマップ「ひぐまっぷ」で公開している。食べ物やごみは持ち帰る、一人で山に入らない、音を出しながら歩く、フンや足跡を見つけたら引き返す、といった注意を呼びかけている65。レクの森に入る前には、森林展示館で入林届を記入し、巡回の記録を確認すること。遊歩道には木橋が破損している箇所がある15。
- 農地のシカとクマ: ヒグマとエゾシカが農作物に被害を与えており、町は電気柵の設置に補助を行っている10。
厚沢部町についてもっと詳しく
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種別 | 町 |
| 振興局 | 檜山振興局 |
| 郡 | 檜山郡 |
| 人口 | 3,592人(2020年国勢調査)1。3,099人(2025年国勢調査速報)1。住民基本台帳では3,107人・1,732世帯(外国人住民を含む、2026年8月31日現在)2 |
| 面積 | 460.58 km²(国土地理院、2026年4月1日時点)3 |
| 人口密度 | 約6.7人/km²(2026年8月の住民基本台帳)。2020年国勢調査時は7.8人/km² |
| 沿革 | 1876年5月に俄虫村戸長役場が開設された。1906年4月に二級町村制の施行により厚沢部村が成立した。1963年3月10日に町制を施行した4。他の市町村との合併を経験していない。 |
| 隣接自治体 | 檜山:江差町、上ノ国町、乙部町。渡島:北斗市、木古内町、八雲町、森町5 |
| シンボル | 町木:クロマツ。町花:ツツジ6。町の鳥は確認できなかった。町旗と町章は1968年3月30日に制定された5。 |
| マスコット | メークインをモチーフにしたキャラクター「おらいも君」。1984年に地元の町民団体が考案し、1985年の名前の公募で56点の応募の中から名付けられた。「おらいもファミリー」には妻のさつき、娘のポテコ、2019年3月1日に「誕生」した息子のはぜるもいる7 |
| 公式サイト | https://www.town.assabu.lg.jp/ |
地名の由来
地名はアイヌ語に由来するが、元の語形については諸説ある。厚沢部町観光協会と地域の農業研究機関は、次の2つの語源を挙げている。
- アッ・サム:「楡皮」と「そば」で、「楡皮のそば」(楡皮・のそば)の意8。観光協会はこれを「楡皮を干す処」(楡皮・干す処)と解釈している14。
- ハッチャム・ベツ(ハチャム・ベツとも):「桜鳥・川」の意で、ハッチャムは桜鳥と書く鳥のアイヌ語名である814。鶉ダムオートキャンプ場「ハチャムの森」の名はこの語にちなむ18。
ほかの地名にもアイヌ語に由来するものがある。町中心部の旧称である俄虫地区5の名は、「熊が多い(所)」を意味するカムイウシに由来するとされる19。「厚沢部」は道南の難読地名のひとつとしてよく挙げられる5。
歴史
- 先史時代。 1977年、鶉ダムの工事中に稲倉石岩陰遺跡が発見された。翌年の緊急発掘調査で2,000点を超える縄文時代の土器・石器が出土し、遺跡は現在ダム湖の底に沈んでいる20。ホイド穴岩陰遺跡の周辺の調査では、恵山文化(続縄文時代)の遺物が出土した。約700万年前のものとみられるクジラまたは海牛の化石「アッサブクジラ」は、1940年頃に発見された12。
- 江戸時代。 1678年(延宝6年)、松前藩はこの地のヒバ林を伐採のために開放した。本州から渡ってきた杣夫(そまふ)が農業も兼ねて定住し、河川流域の開墾を始めた48。羽板内山天然林は松前藩の留山(伐採禁止林)として保護され、現在のレクの森として残っている12。
- 1868年:館城。 明治元年9月、松前藩は突如、藩庁を福山(現在の松前町)から北へ約80km離れた厚沢部の館村へ移すことを決めた218。江差の商人、関川平四郎が築城工事の日記を残しており、工事は10月24日に上棟式を迎えた21。11月12日、旧幕府軍の奇襲により守備兵は稲倉石から退けられた。15日に館城は落城して焼失し、藩主は海路で津軽へ逃れた20125。藩はその後も館を藩庁とし、1871年の廃藩置県まで館藩と称した5。
- 明治の開拓。 1872年にこの地は開拓使の管轄となり、1876年5月に俄虫村戸長役場が開設された4。1906年4月に厚沢部村が成立した4。参照した資料には、初期の移住者の出身県は記されていない。
- 大正・昭和初期。 1919年8月、旧松前藩士が藩の戦没者を慰霊する碧血碑を稲倉石に建立した。1925年にはメークインの試作が始まった129。1928年に鶉川のゴヨウマツ自生地が国の天然記念物に指定された。1934年には地主の寺田省帰が所有地を小作農家49戸に売り渡した12。
- 戦後の衰退。 人口は1960年国勢調査の10,651人がピークであった。その後の10年間で2,612人減少し、1970年に町は過疎地域に指定された4。
- 地域活性化の時代。 1995年に道の駅あっさぶが登録された22。1969年頃に着工した鶉ダムは2001年に完成した20。2002年に館城跡が国の史跡に指定された12。2006年10月には札幌酒精工業が焼酎工場を開設した8。これに続いて、2009年に「素敵な過疎のまちづくり基本条例」が制定され、町出資の開発会社が設立された8。2022年には道の駅に施設ASSANが開業し(8月20日)22、記録となったコロッケが揚げられた(7月23日)11。
- 近年の出来事。 2025年8月の大雨で土砂崩れや河川の氾濫が起き、農地に土砂流入の被害が出た10。保育園留学を運営する株式会社キッチハイクは、2025年11月14日に本社を東京から厚沢部に移した23。2026年は1876年の戸長役場開設から150年にあたり、2026年10月8日には道の駅の新しい建物がオープンする1024。
地理・気候
- 位置。 檜山南東部に位置し、海岸線をもたない。北は八雲町・森町、南は上ノ国町・木古内町、西は乙部町・江差町、東は北斗市と接する5。町の面積46,042haのうち37,629ha(約82%)を森林が占め、その約80%が国有林である4。
- 河川。 厚沢部川は鶉川・安野呂川・館川を集め、水田地帯を蛇行して流れる。地元では鮎釣りで知られる85。
- 太鼓山(145.9m)。 町の中央にある山で、春はツツジ、秋は紅葉が美しい。山頂で足を踏み鳴らすと地面が太鼓のように響き、これが山名の由来とされる。その理由は解明されていない812。
- 鶉ダム。 かんがい用のロックフィルダムで、堤高52.2m、貯水量1,000万m³20。
- 天然記念物。 鶉川ゴヨウマツ自生北限地帯は1928年に1,200haの範囲で指定された。1951年に一部が指定解除され、以後は360haとなっている12。
- 集落(2025年3月31日現在)。 町中心部の基幹集落である新町が302戸(567人)、赤沼町が318戸(565人)、館町が208戸(357人)、鶉町が153戸(274人)である4。
- 気候。 鶉アメダス(標高53m)の1991〜2020年の平年値は、年平均気温8.2℃、1月の平均気温−3.7℃、8月の平均気温21.2℃、降水量1,357.8mm、降雪量合計586cm、2月の最深積雪81cmである25。観測史上の記録は、最高気温35.0℃(2023年8月10日)、最低気温−24.8℃(2012年1月29日)、最深積雪161cm(2018年2月19日)26。町は特別豪雪地帯に指定されている5。
経済・産業
- 農業。 農業は町の基幹産業である。JA新はこだて厚沢部支店の2025年の販売額は約30億1,200万円で、約1億6,500万円増加した。増加は主に米価の高騰によるもので、ほかの多くの作物は高温障害で品質・収量が落ちた10。2020年農林業センサスによると、農家戸数は209戸(1990年は615戸)で、耕地3,553ha(田1,557ha、畑1,980ha)を耕作している4。米とメークインのほか、光黒大豆、大根、とうもろこし、メロン、立茎アスパラガス、ブロッコリーが主な作物である8。
- 営農支援。 町の農業活性化センター(1992年)が作物の試験栽培、土壌分析、苗の供給を行っている8。
- 林業・木材。 従業者4人以上の町内の工場7か所のうち6か所、その従業者83人のうち77人を木材・木製品製造業が占める4。
- 焼酎。 札幌酒精工業は2003年に厚沢部の農家3戸と黄金千貫の試験栽培を始め、2006年10月に厚沢部工場を開設した。工場の隣には農業法人ノアールがバイオガスプラントを建設し、焼酎粕をメタンガスと液肥に変えている。メタンガスと工場の冷却水は大型ハウスの暖房に使われている8。
- 商業。 町内の卸売・小売業は30事業所、年間商品販売額は31億900万円である(2021年経済センサス)4。
- 人口と就業。 人口は1960年から2020年までに66.3%減少した。65歳以上の人口の割合は2020年に42.9%で、現在は45%を超えている410。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)は2050年の人口を約1,664人と推計している4。2020年の就業者数は1,889人で、第一次産業が32.3%、第二次産業が17.0%、第三次産業が50.7%であった4。
- 地域活性化。 2009年3月、町は「素敵な過疎のまちづくり基本条例」を制定した。同年9月には町が全額出資する素敵な過疎づくり株式会社を設立した。地元の建設業協会が2010年2月に建てた「ちょっと暮らし」体験住宅4棟は、2010年4月から利用されている。2011年度には、過疎地域自立活性化優良事例表彰で同社が全国過疎地域自立促進連盟会長賞を受賞した8。2022年度から本格的に実施されている保育園留学では、町外の家族が通常一週間ほど滞在し、子どもは町の認定こども園はぜるに通う416。町は地域電力会社「ハチャム」と連携し、国の「脱炭素先行地域」の制度を活用して風力発電と太陽光発電の拡大を計画している10。
- ふるさと納税。 寄附は2024年度が2,336件・4,292万円、2025年度が1,001件・約2,210万円であった2728。2025年度の額は町が公表した数字(2,209万8千円)で、ふるさとチョイスのページでは22,998,100円となっている2827。
- 観光。 町の公式な観光入込客数は確認できなかった。
特産品・名物
| 特産品 | 分類 | 詳細・購入場所 |
|---|---|---|
| メークイン | 農産物 | 町を代表する作物。細長く表面がなめらかで粘りがあり、煮込んでも煮崩れしにくい。道の駅で販売している。ふるさと納税の返礼品には、メークインまたはキタアカリの10kg箱と、両品種を詰め合わせた5kg箱があり、いずれも9月下旬から発送される929 |
| メークインコロッケ | 名物料理 | 道の駅内の百姓屋で、厚沢部産メークインと道南の豚肉ブランド「ひこま豚」を使ったコロッケを販売している。辛口もある30。巨大版は夏まつりの目玉である31 |
| 喜多里 | 焼酎 | 厚沢部産の黄金千貫とメークインで造る本格焼酎(乙類)で、やわらかな芋の香りがある13。これまでにメークイン、二条大麦(厚沢部産・今金産)、南茅部産の昆布をそれぞれ原料とする焼酎も造られてきた8。道の駅では5本セットを販売している22 |
| 光黒大豆 | 農産物 | 大粒の黒大豆で、黒豆茶32や甘納豆「あっさぶの豆」に加工される。後者にはたまふくら大豆を使った限定品もあり、パッケージの裏面には地元の「おばあちゃんから聞いた」話が載っている33 |
| 銘菓あっさぶ | 菓子 | 厚沢部菓子工房KURAYAの焼き菓子で、メークインを練り込んだ白あんを使う。1998年に盛岡で開かれた第23回全国菓子大博覧会で全菓博栄誉大賞を受賞した34。KURAYA(本町90-2、日曜定休)では黒豆のロールケーキ、黒豆プリン、黒豆せんべいも販売している35 |
| ポップコーン・どん菓子 | 菓子 | あっさぶアグリスト倶楽部による国産のポップコーン用とうもろこし36。田村食品の「甘吹雪」シリーズのとうもろこしのどん菓子(きみどん)と米のどん菓子(こめどん)37 |
| 味噌、トマトジュース、乾燥野菜、蝦夷舞茸 | 加工品 | つるの子大豆みそ、田舎作り糀味噌、贅沢とまとのジュース、乾燥野菜、干しいも、蝦夷舞茸38 |
| 森の贈物 | 工芸品 | 町産のヒバチップを使った入浴剤で、森の香りがする39 |
| メークインのポテトチップス | 菓子 | 2025年のメークイン100周年を記念して作られた10 |
| 広葉樹のまな板 | 工芸品・ふるさと納税返礼品 | 北海道産の広葉樹を使った手作りのまな板で、ふるさと納税の返礼品になっている29 |
文化・祭り
| 行事 | 時期 | 内容 |
|---|---|---|
| 鹿子舞交流会 | 1月(2026年は1月18日) | 町内の鹿子舞の保存会があゆみ交流ホールで共演する40 |
| 館城跡まつり | 6月(第36回は2026年6月14日) | 館小学校を会場に、子どもの踊り、歌謡ショー、バルーンアート、子ども太鼓、キッチンカー、フリーマーケットなどが行われる41 |
| うずら綱引き祭 | 6月(2024年初開催) | 5人制チームによる男性の部と女性・中学生の部のトーナメントで、賞金が出る。会場は鶉地区研修センター(鶉町225-4)前の広場4243 |
| あっさぶふるさと夏まつり | 7月(第21回は2026年7月18日) | メークインのジャンボコロッケ揚げ、カラオケとダンス、ウォータースライダー、鮎の塩焼き、締めくくりの餅まきなど。会場は役場駐車場で、巡回バスが運行される31 |
| 親子体験フェスタinあっさぶ川 川釣り大会 | 7月 | 厚沢部川で親子が参加する釣り大会43 |
| JA新はこだて 大収穫感謝祭inあっさぶ | 10月(第13回は2026年10月3日) | JA厚沢部支店の敷地で開かれる収穫祭。新米や新鮮な野菜、メークインの詰め放題がある2843 |
| 道の駅リニューアルオープン記念イベント | 2026年10月10〜12日 | おらいも焼きの無料配布、メークインの塩煮、ダンボール迷路、いもいもキャッチャー、野菜ガチャ、上位賞品にメークイン100kgがある大抽選会44 |
| 町民文化祭 | 11月 | 町民による芸術文化の祭典43 |
- 鹿子舞と獅子舞。 町は安野呂(滝野)、上俄虫(上里)、土橋(富栄)、当路の4つの鹿子舞を無形民俗文化財に指定している5。町によると、上俄虫鹿子舞は文化年間(1804〜18年)に陸奥国福島から伝わった。土橋は神楽の足さばきを取り入れており、当路は中腰で踊るもので、厚沢部川河口の「どんば鹿子舞」から伝わった。美和権現獅子舞はこれらとは系統の異なる芸能である17。
- 史跡・記念碑。 藩の戦没者を慰霊する碧血碑(1919年)は、稲倉石の古戦場にあった建立地が鶉ダム湖に沈むことになったため移設された12。
- 博物館。 町や観光協会の案内には、総合的な博物館は見当たらなかった。レクの森の森林展示館は現在、管理人不在のため閉館している15。
アイヌ文化
姉妹都市・友好都市
出典
本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです
- 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(要計表に基づく人口・世帯数の集計) — 北海道総合政策部計画局統計課 JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚沢部町公式ホームページ(トップページ「厚沢部町の世帯数・人口」) — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) — 国土地理院 JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚沢部町過疎地域持続的発展市町村計画 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚沢部町 — Wikipedia 日本語版 JA 閲覧日 2026-09-23
- 町章・町花・町木 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚沢部町イメージキャラクター「おらいもファミリー」 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- あのマチこのムラ・地域おこし活躍中 No.64 厚沢部町の事例 — 一般社団法人 北海道地域農業研究所 JA 閲覧日 2026-09-23
- 特産品 メークイン — 厚沢部町観光協会/素敵な過疎づくり株式会社 JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年度町政執行方針 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- Largest croquette — Guinness World Records EN 閲覧日 2026-09-23
- あっさぶの文化財 — 厚沢部町教育委員会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 特産品 芋焼酎・じゃがいも焼酎「喜多里」 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚沢部町について — 厚沢部町観光協会/素敵な過疎づくり株式会社 JA 閲覧日 2026-09-23
- 土橋自然観察教育林(レクの森) — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 保育園留学|北海道 厚沢部町認定こども園はぜる — 保育園留学(株式会社キッチハイク) JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚沢部町の鹿子舞と獅子舞 — 厚沢部町教育委員会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 鶉ダムオートキャンプ場 ハチャムの森 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 俄虫(がむし)温泉 俄虫温泉旅館 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 鶉ダムについて — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 館城はなぜ築かれたのか? — 厚沢部町教育委員会 JA 閲覧日 2026-09-23
- あっさぶ(道の駅を見る) — 北の道の駅(北海道地区「道の駅」連絡会) JA 閲覧日 2026-09-23
- 広報あっさぶ 744号(2025年12月号) — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 「道の駅あっさぶ」新施設への移転に伴う、臨時休業のお知らせ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
- 鶉(檜山地方) 平年値(年・月ごとの値) — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
- 鶉(檜山地方) 観測史上1~10位の値(年間を通じての値) — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道厚沢部町|自治体・ふるさと納税情報 — ふるさとチョイス JA 閲覧日 2026-09-23
- 広報あっさぶ 753号(2026年9月号) — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道厚沢部町のふるさと納税 お礼の品ランキング — ふるさとチョイス JA 閲覧日 2026-09-23
- 百姓屋 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 第21回『あっさぶふるさと夏まつり』は7月18日(土曜日)に開催です! — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 特産品 黒豆茶 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 特産品 あっさぶの豆 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 特産品 銘菓あっさぶ — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚沢部菓子工房 KURAYA — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 特産品 ポップコーン — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 特産品 どん菓子 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 買う(観光) — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 特産品 入浴剤「森の贈物」 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 広報あっさぶ 745号(2026年1月号) — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 【イベント情報】6月14日(日)は第36回「館城跡まつり」が開催されます! — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 第1回うずら綱引き祭のお知らせ — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- イベント情報(2026年のイベントスケジュール) — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 「道の駅あっさぶ」リニューアルオープン&イベント開催のお知らせ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
- うずら温泉 四季の宿 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
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- 上里温泉(上里ふれあい交流センター) — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 館地区憩いの家 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 日本最後の和式築城の概要 — 厚沢部町教育委員会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 2026年度鶉ダムオートキャンプ場「ハチャムの森」ご予約・ご利用案内 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 2026年度レクの森キャンプ場開設のご案内 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 厚沢部町多目的交流広場パークゴルフ場 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 手打そば処 滝野庵 — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
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- 道の駅あっさぶ — 厚沢部町観光協会 JA 閲覧日 2026-09-23
- 道の駅あっさぶ — Wikipedia 日本語版 JA 閲覧日 2026-09-23
- 道の駅あっさぶ — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 「道の駅あっさぶ」リニューアルに伴う施設の移転、臨時休業のお知らせ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
- 広報あっさぶ 750号(2026年6月号) — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 平成27年度重点「道の駅」の選定について(記者発表資料) — 国土交通省 JA 閲覧日 2026-09-23
- 広報あっさぶ 748号(2026年4月号) — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 路線図・運行エリアについて — 函館バス JA 閲覧日 2026-09-23
- 610系統 運賃表 — 函館バス JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道新幹線(新函館北斗・札幌間)工事進捗状況 — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- ヒグマについて — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23
- 町長のプロフィール — 厚沢部町 JA 閲覧日 2026-09-23