北海道 市町村ガイド
中富良野町、2026年6月

上川総合振興局

中富良野町 Nakafurano

なかふらのちょう

中富良野町は富良野盆地の中央にある人口約4,400人の農業の町である。町はここを富良野のラベンダー観光発祥の地としている。ファーム富田の「トラディショナルラベンダー畑」は、1976年に日本国有鉄道(国鉄)のカレンダーに掲載されたことで有名になった。1 ラベンダーやメロン、十勝岳連峰の眺めを目当てに、年間約110万人の観光客が訪れる。12

人口(2020年国勢調査)
4,733
面積
108.65 km²
空知郡
公式サイト
www.town.nakafurano.lg.jp

主な特色

  • ファーム富田: 富田家が1958年にこの地でラベンダー栽培を本格的に始めた。1973年に香料会社がラベンダーオイルの買い上げを中止し、地域のラベンダー畑の大半が姿を消した。その後、1976年に国鉄カレンダーにファーム富田の畑の写真が掲載されて有名になり、富良野のラベンダー観光が始まった。121
  • 北星山ラベンダー園: 市街地に隣接する町営の丘陵斜面の園地である。一人乗りリフトがラベンダーの中を上り、十勝岳連峰を望む。冬は斜面が北星スキー場になる。13
  • なかふらのラベンダーまつり&花火大会: 町最大のイベントで、1981年に初めて開催された。91
  • 観光入込客数: 2025年は1,109,400人で、町の人口をはるかに上回る。2
  • メロン: 盆地の暑い昼と涼しい夜が育てる赤肉メロン。ポプラファームの登録商標「サンタのヒゲ」は、半分に切ったメロンにソフトクリームをのせたもので、そこでしか食べられない北海道スイーツとうたわれている。1410
  • 玉ねぎ・野菜・クリーン米: 野菜が農業産出額の約3分の2を占める。玉ねぎの作付面積は753 haである。地元農家は1988年に減農薬の「クリーン米」の生産を始めた。810

観光・アクティビティ

自然・景観

  • ファーム富田(基線北15号): 花畑には「彩りの畑」や、ラベンダー観光発祥の地である「トラディショナルラベンダー畑」がある。1 5月からはチューリップ、ポピー、かすみ草が咲く。1 カフェ、ショップ、歴史資料館、新しい展望台もある。33 2026年9月23日時点で表示されていた営業時間は9:00〜17:00であった。33 花畑への入場は従来無料とされている(未確認)。
  • ラベンダーイースト: ファーム富田がオイル用に栽培しているラベンダー畑。本園から東へ約4 km(車で約7分)の上富良野町にある。2026年は6月20日〜7月20日の9:30〜16:30に公開された。4142
  • 北星山ラベンダー園(宮町1-41): 町は4品種を挙げている(観光協会は3品種としている)。濃紫早咲、おかむらさき、ラバンジン、そして秋田県美郷町生まれの白いラベンダー「美郷雪華」である。1 一人乗りリフトで山頂まで約5分半。2026年は6月13日〜8月23日の9:00〜17:00に運行し、往復料金は大人700円、子ども350円であった。13 JR中富良野駅から0.7 km(徒歩10分)で、売店ではソフトクリームやカットメロンを販売している。43
  • なかふらのフラワーパーク(宮町2-1): 開基百年を記念して北星山のふもとに整備された、噴水と芝生のある公園。駐車場は78台。44 園内に「北のカレー工房きらら」がある。45
  • 中富良野森林公園(西1線北13号): 桜、チューリップ、紅葉を楽しめる散策路があり、エゾリスが姿を見せることもある。25 キャンプ場とバーベキューハウスは現在休止中である。46
  • 田園風景: 小麦畑やじゃがいも畑の中に立つ「三本の栗の木」は、町を代表する風景の一つである。1 日本語版ウィキペディアによれば、2001年に環境省の「かおり風景100選」にこの地域が選ばれた。9

温泉

  • SPA&HOTEL RESORT ふらのラテール(東1線北18号): 15種類の風呂と十勝岳連峰を望む露天風呂を備えた天然温泉。日帰り入浴「万華の湯」は10:00〜22:00(最終受付21:00)。ホテルの売店「なかふらのマルシェ」は7:00〜21:00に営業している。駐車場は300台で、無料Wi-Fiがある。47

博物館・史跡

  • 北海道風景画館の開館期間は4月29日〜10月10日で、入館は10:00〜15:00。入館料は大人500円、庭園とのセットで900円である。40
  • 中富良野神社と郷土館については「文化・祭り」の項に記した。181

アウトドア・季節のアクティビティ

  • 北星スキー場: 例年1月第2週ごろから3月上旬まで営業し、一部に非圧雪の斜面がある。2025〜26年シーズンは雪不足のため営業を中止した。13
  • サイクリング: 駅前BASE33でレンタサイクル(9:00〜16:30)を利用できるほか、夏には「なかふらりー」が開かれる。1739
  • キャンプ・宿泊: ひつじの丘の「星に手の届く丘キャンプ場」は中富良野駅から約9 km(車で約10分)で、サフォーク種の羊がいて、ふれあい牧場もある。48 観光協会はこのほか、グランピング(GLAMP SORA)、コテージ、ゴルフ場を併設する富良野リゾート オリカも紹介している。49

グルメ・体験

  • ドメーヌレゾン: 子ヤギへの餌やりやミルクやり、ワイナリー見学ができ、一部では試飲もできる。季節ごとの収穫体験(アスパラガス、ブルーベリー、じゃがいも)や、夏のカフェでのヤギミルクソフトクリームもある。営業は10:00〜17:00。34
  • 縄文湧水Cafe beberui: 縄文遺跡の湧き水で淹れたコーヒーと、自家菜園の野菜やシカ肉を使ったランチを提供する。営業は6月〜10月中旬で、月曜と木曜は定休。16
  • メロンはとみたメロンハウスとポプラファームで味わえる(「特産品・名物」の項を参照)。3114

道の駅

中富良野町に道の駅はない。北海道の公式の道の駅一覧には町内の駅がなく、隣接する富良野市や上富良野町にもない。50 最寄りの道の駅は次のとおりである。

  • 道の駅びえい「丘のくら」美瑛町):北方、美瑛町の中心部(本町1丁目9-21)にある。美瑛軟石の古い倉庫を利用し、美瑛産野菜のカレーやコーンバターラーメンを提供している。営業時間は6月〜8月が9:00〜18:00で、ほかの月は短い(2026年9月時点。訪問前に要確認)。51
  • 道の駅スタープラザ芦別芦別市):夕張山地を越えた西方、国道38号沿いにある。星形のトイレと「ガタタンラーメン」で知られる。駐車場は114台。52
  • 道の駅南ふらの南富良野町):南方、国道38号沿いの幾寅にある。カヌーの形をした建物、淡水魚の水族館、EV充電設備があり、駐車場は74台。53
  • 道の駅びえい「白金ビルケ」美瑛町):美瑛町の白金地区にある。50

町内での立ち寄り先: JR中富良野駅に隣接する駅前BASE33(南町1-24)は道の駅ではないが、町の観光案内所の役割を担っている。レンタサイクル、荷物預かり(800円)、コインロッカー、キッズコーナー、Wi-Fiがある。営業時間は6月〜8月が9:00〜18:00、それ以外の時期は9:00〜17:00である(2026年9月時点。訪問前に要確認)。17 ふらのラテールのホテル売店「なかふらのマルシェ」は7:00〜21:00に営業している。47

アクセス・交通

  • 鉄道: JR富良野線(旭川—富良野)の常設駅が町内に3つある。西中駅、中富良野駅、鹿討駅である。9 臨時駅の「ラベンダー畑駅」はファーム富田から徒歩7〜8分で、富良野・美瑛ノロッコ号のみが停車する。54 ノロッコ号の最終運行は2026年9月23日で、その後の同駅についての計画は見つからなかった。19 中富良野駅からは徒歩でファーム富田まで約25分、北星山まで約10分である。4243
  • 札幌から鉄道で: 特急カムイなどで滝川へ(約55分)、根室本線で富良野へ(約1時間10分)、富良野線で北へ(約10分)向かう。または特急カムイで旭川へ(約1時間25分)、富良野線で南へ(約1時間5分)向かう。42
  • バス: ふらのバスの「ラベンダー号」で、旭川駅前から約1時間25分、旭川空港から約48分、富良野駅前から約12分で中富良野停留所に着く。中央バスは札幌駅前から富良野まで約2時間半である。42 旭川と帯広を結ぶ「ノースライナー」も町内を通る。9
  • 車: 町内を通る国道として国道237号と38号が挙げられており、国道237号は旭川空港からの道路である。942 旭川空港から約45分、札幌から(道央自動車道三笠IC経由)または新千歳空港から(占冠IC経由)約2時間半である。42
  • 最寄りの空港: 旭川空港(車で約45分)。42
  • 町内の移動: 市街地、北星山、フラワーパークはいずれも駅から徒歩圏内にある。ファーム富田や農園へは、BASE33のレンタサイクルかタクシーを利用するとよい。1742

旅のヒント

  • ベストシーズン: 早咲きのラベンダーは6月下旬に咲き始め、畑は7月に見頃を迎える。1 ファーム富田の春の花は5月に咲き始め、収穫期は9月から10月である。1 季節営業の施設が多い。町の観光スポットのページは町営施設の営業期間を5月1日〜10月31日としているが、北星山のリフトは夏季のみの運行である。46 とみたメロンハウスは10月から5月まで、HASEGAWAは1月から4月まで休業する。3135
  • 混雑と駐車場: 7月の週末や祝日は交通量が多い。平日の朝夕は比較的すいている。55 町営北15号駐車場は2026年6月13日から8月23日まで有料で、普通車500円(バスは2,000円)であった。支払いはキャッシュレスのみで、普通車104台分の区画がある。56 まつり当日は会場周辺に駐車場がないため、できるだけ車以外で来場するとよい。38
  • 安全運転: ラベンダー畑へ向かう道路には、見落とされやすい「止まれ」の標識がある。札幌方面からは3か所、旭川方面からは1か所である。事故は毎年起きている。55
  • 畑に入らない: 農地は私有地である。町は撮影者に対し、作物の中に踏み込まず一歩下がって撮影するよう求めている。57
  • 十勝岳: 十勝岳連峰で登山する前には、気象庁の火山情報を確認すること。2026年9月12日から噴火警戒レベル3となっている。26
  • 冬: 気温は−25 ℃まで下がることがあり、12月から根雪となる。1 冬用タイヤを装着し、時間に余裕をもって運転すること。
  • 問い合わせ: なかふらの観光協会/駅前BASE33、電話0167-39-3033。17

写真

中富良野町についてもっと詳しく

基本情報

項目 内容
種別
振興局 上川総合振興局
空知郡。郡名は空知だが、町は上川総合振興局の管内にある。3
人口 2020年国勢調査で4,733人(男性2,260人、女性2,473人)で、2015年の5,069人から6.6%減少した。4 2025年国勢調査の速報値は4,285人で、9.5%の減少である。5 住民基本台帳人口は2026年8月31日現在で4,387人(男性2,076人、女性2,311人)、2,204世帯である。3 北海道による2026年1月1日現在の住民基本台帳人口は4,376人で、うち外国人は96人である。6
面積 108.65 km²(国土地理院、2026年4月1日時点)。7 総面積10,865 haのうち、耕地が4,810 ha、林野が4,409 haである。8
人口密度 約40.4人/km²(2026年8月の住民基本台帳人口による)。2020年国勢調査時は43.6人/km²であった。4
沿革 1897年に富良野村が創立され、1903年に分割された。1917年に上富良野村から分村して中富良野村となった。1923年に一級町村制を施行し、1964年5月1日に町制を施行した。合併の経験はない。910
隣接自治体 上川管内の富良野市上富良野町美瑛町、空知管内の芦別市9
シンボル 町の花:ラベンダー。町の木:こぶし。いずれも開基90年記念事業の一環として町民アンケートで選ばれ、1986年1月1日に制定された。1 町の鳥は確認できなかった。
マスコット 「ラベンダーの妖精」。開基百年を記念して生まれ、1995年7月7日にデビューした。北星山ラベンダー園に住んでいる。衣装はメロンをモチーフとし、帽子とエプロンにはラベンダーをあしらっている。11
公式サイト https://www.town.nakafurano.lg.jp/

地名の由来

  • 町の説明: アイヌ語の「フーラヌイ」(fūranui)が「フラヌイ」(furanui)となったもので、「臭くにおう泥土、腐れ泥」を意味する。十勝岳から流れる硫黄臭い川が原野を蛇行し、泥炭の湿地をつくった。この一帯は「振縫」あるいは「富良野原野」と呼ばれた。中富良野(「中の富良野」)の名は、原野の中心に位置することに由来する。10
  • 広く知られる説: 富良野の地名は一般に、アイヌ語の「フラヌイ」(hura-nu-i、「臭い・もつ・所」)に由来するとされる。十勝岳を水源とする富良野川の硫黄臭を指したものである。15 二つの説は、地名が川と湿地の火山性の臭いに由来する点で一致している。
  • 上・中・下: 1900年に上富良野(「上」)と下富良野(「下」、現在の富良野市)の間に鉄道が開通した。同じ年、両者の間に中富良野駅が開業した。9

歴史

  • 先史時代: 縄文時代から人が住み、この地域にはアイヌの伝承が残る。9 ベベルイ地区の湧水地からは縄文時代の遺物が出土しており、現在はカフェがその水を利用している。16
  • 1858年: 探検家の松浦武四郎が富良野地方を調査した。9
  • 1895年: 伊藤喜太郎が最初の入植者として西中に単独で入植し、農業を始めた。9
  • 1897〜1899年: 1897年に富良野村が創立され、1898年に上川支庁の管轄となり、1899年に村役場が置かれた。9
  • 1900年: 上富良野—下富良野間の鉄道(現在のJR富良野線)が開通し、あわせて中富良野駅が開業した。9 町が駅前に新設した観光案内所「駅前BASE33」の名は、この年(明治33年)にちなむ。17
  • 1903年: 富良野村が分割された。9 同年、ファーム富田創業者の祖父にあたる富田徳馬が中富良野原野の開墾を始めた。12
  • 1917年: 上富良野村から中富良野村が分村した。9
  • 1919年: 中央大排水が完成した。9
  • 1923年: 一級町村制を施行した。9
  • 1958〜1976年(ラベンダーの歩み): 富田忠雄と妻の幸子が1958年にラベンダー栽培を本格的に始めた。1970年には富良野地方で230 ha以上、約250戸の農家がオイル用にラベンダーを栽培していた。1973年に香料会社がオイルの買い上げを中止し、畑の大半が姿を消した。1976年に国鉄のカレンダーで富田の畑が紹介され、観光客が訪れ始めた。12
  • 1962〜1964年: 1962年4月1日に村章が制定された。1964年5月1日に町制を施行した際、これがそのまま町章となった。10 1962年には中富良野神社が平地から北星山の斜面へ移転した。18
  • 1981年: 最初のラベンダーまつりが開かれた。9
  • 1988年: JAなかふらのクリーン米生産協議会がクリーン米の生産を始めた。2000年には300戸を超える農家が参加し、この手法は減農薬の玉ねぎにも広がっていた。10
  • 1995年: 開基百年。マスコット「ラベンダーの妖精」が誕生した。11
  • 1998〜2026年: 観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」が28年間にわたり富良野線を走った。最終シーズンは2026年9月23日で終わる。19
  • 2015年: 5月20日、秋田県美郷町と連携協力協定を結んだ。7月には、フラワー都市交流連絡協議会の総会で約300人を町に迎えた。2021
  • 2022年: 7月1日、東京都豊島区と交流宣言を結んだ。22
  • 2026年: 4月、義務教育の9学年すべてを対象とする義務教育学校「ラベンダーの杜 中富良野町立なかふらの学園」が開校した。23 町は新たな観光拠点の整備も進めている。北星山の宿泊拠点と、日本航空との連携協定に基づいて同地に計画されているオーベルジュである。2423
  • 入植者の出身地: 中富良野の入植者がどの府県から来たかを示す資料は見つからなかった。

地理・気候

  • 位置: 北海道の中央部、富良野盆地の中央に位置する。1 中央の平野は北東から南西へ緩やかに傾斜している。平坦地には水田が、丘陵地には畑が広がる。10
  • 山地: 東には大雪山国立公園の十勝岳連峰と富良野岳がそびえる。西には道立自然公園にある芦別岳を主峰とする夕張山地が南北に連なる。10 市街地の脇にある低い丘、北星山には、ラベンダー園、スキー場、森林公園がある。1325
  • 河川: 富良野川と空知川。9
  • 土地利用: 田3,090 ha、畑1,730 ha(2024年)。8
  • 気候: 内陸性気候である。夏の最高気温は30 ℃前後、冬の最低気温は−25 ℃前後に達する。平地の積雪は約1 mである。10 初雪は11月で、12月から根雪となる。1 日本語版ウィキペディアによれば、年間降水量は約900 mm、山間部の積雪は2〜3 mである。9 町内に気象庁の公式観測地点は確認できなかった。
  • 火山: 十勝岳は2026年9月12日9時30分から噴火警戒レベル3(入山規制)となっている。火口から概ね3 kmの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけられている。26 対象市町村として富良野市、美瑛町、上富良野町、南富良野町、新得町が挙げられているが、中富良野町は含まれておらず、観光協会は町内に危険はないとしている。2627

経済・産業

  • 農業産出額: 2024年の推計は101.7億円である。内訳は野菜65.9億円(約65%)、米21.9億円、麦類2.5億円で、畜産はわずか3.2億円にとどまる。8
  • 農業経営体: 2020年農林業センサスでは農業経営体は307で、うち227が農業を主業とする。農業に60日以上従事した人は761人であった。8
  • 主な作物(2020年センサスの面積): 水稲1,151 ha(191経営体)、小麦802 ha、玉ねぎ753 ha(94経営体)、ばれいしょ107 ha、てんさい124 ha、メロン28 ha(62経営体)、すいか6 ha。8
  • 2025年の収穫: 水稲は1,090 ha・6,350 t、小麦は910 ha・2,920 t、二条大麦は94 ha・202 tで、北海道の二条大麦作付面積の5.3%を占める。てんさいは7,720 tである。8
  • クリーン農業: 減農薬の「クリーン米」は北海道で最も早いクリーン農業の取り組みの一つで、1988年に始まった。10 地元の農協はふらの農業協同組合(JAふらの)中富良野支所である。9
  • 観光: 観光入込客数は2018年の1,172,800人が最多で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた2020年には383,800人に落ち込み、2025年には1,109,400人に達した。2025年の宿泊客はそのうち30,100人にとどまり、うち6,600人が外国人であった。2 町は自らの観光を主に通過型と説明している。24
  • 地域活性化: 町は観光客の滞在時間を延ばし、ラベンダーの季節以外にも訪れてもらうことを目指している。JR中富良野駅前の北海道なかふらの観光案内所「駅前BASE33」や、北星山の通年型ウェルビーイング・宿泊拠点などの事業を、いずれも国の交付金を活用して進めている。2824 また、5つのポータルサイトでふるさと納税を受け付けている。29
  • 人口: 1970年の8,352人から2020年には4,733人に減少した。94 2020年の65歳以上人口の割合は36.6%で、北海道全体の32.2%を上回る。30

特産品・名物

特産品 分類 詳細・購入場所
メロン 果物 28 haで栽培される甘い赤肉メロン。810 とみたメロンハウス(宮町3-32)ではカットメロンと2種類のメロンパン(赤肉・青肉)を販売している。営業はおおむね6月〜9月の毎日9:00〜17:00で、2025年は10月13日まで営業した。31 ふるさとチョイスには多くのメロンの返礼品が掲載されている。23
サンタのヒゲ デザート ポプラファームの登録商標で、半分に切ったメロンにソフトクリームをのせたもの。本店(東1線北18号)で味わえる。営業は4月中旬〜10月中旬の9:00〜17:00。14
クリーン米 1988年から栽培されている減農薬米。10 米はふるさと納税の主要カテゴリーの一つである。29
玉ねぎ、にんじん、アスパラガス、じゃがいも、スイートコーン 野菜 町の主要作物。1 地元農家はJAふらの中富良野支所駐車場で開かれる「なかふ採れたて野菜日曜市」で農産物を販売している。2026年の開催日は10月4日、9:00〜12:00。32
ラベンダー製品 工芸品・化粧品 ファーム富田ではラベンダーオイル、香水、ドライフラワー、菓子を販売し、カフェではラベンダーソフトクリームを提供している。33 オリジナル香水「フラノ」は1980年から1984年にかけて開発された。12
ワイン・ヤギ乳チーズ ワイン/乳製品 ドメーヌレゾン(東1線北4号)はヤギ乳のチーズ3種とワインをつくっている。「中富良野ソーヴィニヨンブラン2023」は、同年に創設された金賞を上回る最高位の賞「グランドゴールド賞」を受賞した。出典のページはコンクール名を記していない。34
バウムクーヘン 菓子 バウムクーヘンのHASEGAWAは、お玉を使って一層ずつ手作業で焼き上げ、乳化剤を使わない。金曜〜日曜営業で、1月〜4月は休業する。35
ミニカタラーナ 菓子 2026年のノロッコ号ラストランに向けたキャンペーンで、中富良野町が賞品に選んだ特産品。製造元は記されていない。19
サフォークのジンギスカン 郷土料理 ベベルイの「ひつじの丘」では、開放的なテラスでサフォークの羊肉を炭火で焼く。営業は11:00〜15:00(営業期間は4月27日〜10月13日と記載)。36
日本酒「法螺吹」「紫の雫」 日本酒 地元産米「ゆきひかり」を原料とする純米酒(法螺吹)と吟醸酒(紫の雫)が、2000年に特産品として紹介されていた。現在も販売されているかは未確認である。10
ふるさと納税返礼品 各種 カテゴリーは米、果物、野菜、肉、菓子、加工品、ラベンダー製品、酒、旅行など。ふるさとチョイス、楽天、ふるなび、さとふる、JALを通じて提供されている。29 ふるさとチョイスには遠藤ファームの特大メロン2玉などのメロンのほか、ワイン、ラム肉、とうもろこしが掲載されている。23

文化・祭り

行事 時期 見どころ
なかふらのラベンダーまつり&花火大会 例年7月中旬。第42回は2025年7月12日、第43回は2026年8月1日に開催された。 北星山ラベンダー園となかふらのフラワーパークで開催される。リフト乗車、ラベンダー摘み、バンド演奏、葵太鼓の演奏、農産物市、秋田県美郷町との交流物産展などがある。花火は19:45から北星山で打ち上げられ、山頂には有料観覧席が設けられる。3738 1981年に初めて開催された。9
なかふらりー(サイクリングラリー) 2026年7月11日〜9月30日 観光案内所、ファーム富田、北海道風景画館など町内16か所のチェックポイントを自転車で巡る。39
なかふ採れたて野菜日曜市 秋の日曜日(例:2026年10月4日、9:00〜12:00) 地元の新鮮な野菜の販売と抽選会。32
冬まつり・収穫祭 2月・10月 日本語版ウィキペディアに記載があるが、詳細は確認できていない(未確認)。9
  • 郷土芸能: 中富良野町郷土芸能葵太鼓保存会がラベンダーまつりで演奏する。38
  • 中富良野神社(宮町2-13): 1962年に北星山の中腹にある現在地へ移転した。新社殿は町と住民の負担で建てられ、当時としては珍しい鉄筋コンクリート造であった。2003年に外装を改修した。春の桜、秋の紅葉、御朱印、ペットのお守りで知られる。18
  • 寺院と資料館: 中善寺と中富良野町郷土館ではこぶしの花が咲く。1
  • 北海道風景画館(奈江): 画家・奥田修一が富良野の四季を描いた作品を展示するギャラリーである。川沿いに2,300坪の庭園と小さな礼拝堂がある。40
  • かつての祭りの呼び物: 2000年当時、ラベンダーまつりで最もよく知られていたのは収穫行事「繁穫祭」であった。10

アイヌ文化

中富良野におけるアイヌの暮らしを記した資料は少ない。日本語版ウィキペディアは、この地域にアイヌの伝承があるとだけ記している。9 最もはっきりした痕跡は地名で、町名はアイヌ語の「フラヌイ」(臭くにおう泥土)に由来する。10 町内の地区名「ベベルイ」もアイヌ語の地名とみられるが、それを説明する資料は見つからなかった(未確認)。町内にアイヌ文化施設は確認できなかった。アイヌ文化に触れたい旅行者は、たいてい旭川市か、白老町にある国立のウポポイ(民族共生象徴空間)を訪れる。

姉妹都市・友好都市

  • 秋田県美郷町: 2015年5月20日に連携協力協定を締結し、2021年3月31日に5年間延長して期限を2026年3月31日とした。ラベンダー苗の交換、観光・物産の共同PR、住民交流を内容とし、8つの連携団体が参加している。20 白いラベンダー「美郷雪華」は現在、北星山で栽培されている。1 2026年3月以降に協定が更新されたかは確認できなかった。
  • 東京都豊島区: 2022年7月1日に「ナカフライフ&としまぐらし相互交流宣言」を締結した。暮らし、文化、教育、観光の分野を対象とする。22
  • フラワー都市交流連絡協議会: 中富良野町(ラベンダー)は加盟9市町の一つである。ほかの加盟市町は富山県砺波市(チューリップ)、山形県長井市(あやめ)、岐阜県大野町(ばら)、静岡県下田市(すいせん)、山口県萩市(つばき)、福岡県久留米市(つつじ)、兵庫県宝塚市(すみれ)、鹿児島県和泊町(ゆり)である。21
  • 海外: 見つからなかった。

出典

本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです

  1. 中富良野町の紹介 — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  2. 北海道中富良野町の観光統計について — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  3. 北海道中富良野町 (official website, top page) — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  4. 令和2年国勢調査 人口等基本集計 第1表 男女別人口、面積、人口密度及び世帯数 (XLS) — Hokkaido Government, Statistics Division (北海道総合政策部計画局統計課) JA 閲覧日 2026-09-23
  5. 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(要計表に基づく人口・世帯数の集計) (PDF) — Hokkaido Government, Statistics Division (北海道総合政策部計画局統計課) JA 閲覧日 2026-09-23
  6. 住民基本台帳人口・世帯数 市区町村別(令和8年1月1日現在) (XLSX) — Hokkaido Government, Statistics Division (北海道総合政策部計画局統計課) JA 閲覧日 2026-09-23
  7. 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) (PDF) — Geospatial Information Authority of Japan (国土地理院) JA 閲覧日 2026-09-23
  8. 北海道中富良野町(わがマチ・わがムラ 市町村の姿) — Ministry of Agriculture, Forestry and Fisheries (農林水産省) JA 閲覧日 2026-09-23
  9. 中富良野町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  10. 中富良野町勢要覧(平成12年10月発行) (PDF) — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  11. 中富良野町イメージキャラクター「ラベンダーの妖精」のご紹介 — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  12. ファーム富田の歴史 — Farm Tomita (ファーム富田) JA 閲覧日 2026-09-23
  13. 北星山ラベンダー園/北星スキー場 — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  14. ポプラファーム 中富良野本店 — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  15. 富良野市 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  16. 縄文湧水Cafe beberui — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  17. 駅前BASE33 / EKIMAE BASE 33 — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  18. 中富良野神社 — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  19. JR富良野線観光列車「富良野・美瑛ノロッコ号」利用促進キャンペーン — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  20. 秋田県美郷町との連携協力協定について — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  21. フラワー都市交流連絡協議会について — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  22. 東京都豊島区と「ナカフライフ&としまぐらし相互交流宣言」を締結しました — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  23. 北海道中富良野町|自治体・ふるさと納税情報をご紹介【ふるさとチョイス】 — Furusato Choice (ふるさとチョイス) JA 閲覧日 2026-09-23
  24. 【事業概要】北星山エリアの空間を活かしたウェルビーイング創出事業 — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  25. 中富良野森林公園 — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  26. 火山活動の状況(十勝岳) — Japan Meteorological Agency (気象庁) JA 閲覧日 2026-09-23
  27. 9/12 十勝岳の入山規制について — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  28. 【観光拠点施設の新設による観光産業と花によるまちづくりの持続的発展】 事業概要 — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  29. 花と香りと味覚のまち 中富良野町 ふるさと納税 — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  30. 令和2年国勢調査 人口等基本集計 第2表 年齢(3区分)別人口及び世帯数 (XLS) — Hokkaido Government, Statistics Division (北海道総合政策部計画局統計課) JA 閲覧日 2026-09-23
  31. とみたメロンハウス — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  32. なかふ採れたて野菜日曜市を開催します! — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  33. 北海道のラベンダー畑「ファーム富田」オフィシャルサイト — Farm Tomita (ファーム富田) JA 閲覧日 2026-09-23
  34. Domaine Raison(ドメーヌレゾン) — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  35. バウムクーヘンのHASEGAWA — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  36. 富良野ジンギスカン ひつじの丘 — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  37. 2025年「第42回なかふらのラベンダーまつり&花火大会」について — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  38. 2026年「第43回なかふらのラベンダーまつり&花火大会」について — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  39. なかふらりー 2026 チェックポイント — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  40. 北海道風景画館(風景画家の庭、絵画教室) — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  41. ラベンダーイースト — Farm Tomita (ファーム富田) JA 閲覧日 2026-09-23
  42. ファーム富田・ラベンダーイーストへのアクセス方法 — Farm Tomita (ファーム富田) JA 閲覧日 2026-09-23
  43. 北星山ラベンダー園 — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  44. なかふらのフラワーパーク — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  45. ごはん・カフェ — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  46. 観光スポット — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  47. SPA&HOTEL RESORT ふらのラテール — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  48. ひつじの丘(星に手の届く丘キャンプ場) — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  49. 宿 — Nakafurano Tourism Association (なかふらの観光協会) JA 閲覧日 2026-09-23
  50. 北の道の駅 — 住所等一覧 — Kita no Michi-no-Eki (北の道の駅) JA 閲覧日 2026-09-23
  51. 北の道の駅 — びえい「丘のくら」 — Kita no Michi-no-Eki (北の道の駅) JA 閲覧日 2026-09-23
  52. 北の道の駅 — スタープラザ芦別 — Kita no Michi-no-Eki (北の道の駅) JA 閲覧日 2026-09-23
  53. 北の道の駅 — 南ふらの — Kita no Michi-no-Eki (北の道の駅) JA 閲覧日 2026-09-23
  54. ラベンダー畑駅(ノロッコ号) — Farm Tomita (ファーム富田) JA 閲覧日 2026-09-23
  55. 観光シーズンの交通情報 — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  56. 町営北15号駐車場有料化について — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23
  57. 観光マナーとルールについて — Nakafurano Town (中富良野町) JA 閲覧日 2026-09-23