市 上川総合振興局
旭川市 Asahikawa
あさひかわし
北海道第二の都市で、道北の拠点。明治期に上川盆地の石狩川と支流が合流する地に屯田兵村・軍都として発展した。現在は旭山動物園、醤油ラーメン、家具づくり、「北海の灘」と呼ばれる地酒、そして気象庁の観測史上最低気温である−41.0℃で知られる。
- 人口(2020年国勢調査)
- 329,306
- 面積
- 747.66 km²
主な特色
- 旭山動物園: 1967年開園の日本最北の動物園2。「行動展示」により、動物が野生と同じように泳ぎ、登り、狩りをする姿を見ることができる10。入園者数は2007年度の307万人がピーク11。2025年度の入園者数は1,327,911人だった1。
- 旭川ラーメン: 豚骨・鶏ガラのスープと煮干し・昆布のスープを合わせた「ダブルスープ」の醤油味。表面を覆うラードの層がスープを冷めにくくする12。旭川ラーメンは北海道遺産「北海道のラーメン」に含まれる136。
- 日本の最低気温記録: 1902年1月25日に−41.0℃を記録し、現在も気象庁の観測所における観測史上最低気温である。同じ観測所では2021年8月7日に37.9℃を記録している142。
- 家具とデザイン: 旭川は120年以上の歴史をもつ日本五大家具産地の一つ2。家具デザインのコンペティション「IFDA」が1990年から3年ごとに開かれている15。2019年にユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野に認定され1、旭川家具は北海道遺産となっている13。
- 「北海の灘」の地酒: 日本一の酒どころとして知られる灘になぞらえた呼び名。現在も男山、髙砂酒造、合同酒精「大雪乃蔵」の3蔵が酒造りを続けている。クラフトビールの醸造所、大雪地ビールもある2。
- 旭川冬まつり: 1960年から毎年2月に開催。大雪像は幅140 m・高さ20 mで9、かつてはこの大雪像の一つがギネスに「世界最大の雪像」として認定された161。
- 米どころ: 水稲の作付面積・収穫量ともに道内1位2。2025年産の収穫量は38,200 tだった1。
- 平和通買物公園: 1972年に開設された、日本初の恒久的な歩行者天国の商店街2。
観光・アクティビティ
自然・景観
- 旭橋: 石狩川に架かる鋼製アーチ橋で、1932年に現在の姿で完成した1。市のシンボルであり、北海道遺産でもある1320。
- 神居古潭: 中心部から西へ約15 km55。石狩川が暗緑色の「神居古潭石」の渓谷を流れ、約10 kmにわたって奇岩が続く。川が削った甌穴群(おう穴群)は1966年から市の天然記念物20。旧神居古潭駅舎は市指定文化財である6。市は散策ルートや伝説を紹介する「神居古潭Webマップ」を公開している55。
- 嵐山と北邦野草園: 市街地、石狩川、大雪山を見渡せる展望地。ふもとには、600種以上を集めた国内有数の規模の北方系野草園がある20。
- 外国樹種見本林: 北海道で最も古い外国樹種の植林地で、『氷点』の舞台。三浦綾子記念文学館とともに北海道遺産となっており、道の駅にも近い201312。
- 常磐公園: 市内最初の公園で、ニレ、モミ、ポプラの並木と千鳥ヶ池がある。園内には中央図書館と北海道立旭川美術館が立つ20。
- 男山自然公園のカタクリ: 北海道最大級のカタクリの自生地。4月中旬〜5月上旬に開園し、9:00〜17:00、入園無料28。
- 庭園と丘: あさひかわ北彩都ガーデン(2015年)は駅のすぐ隣にある156。上野ファームは北海道ガーデン街道の一つで、就実の丘からは大雪山連峰を一望できる6。
温泉
博物館・歴史遺産
- 旭山動物園(東旭川町倉沼)57:代表的な展示は、ぺんぎん館、ほっきょくぐま館、アフリカ生態園など10。2004年に開館したあざらし館は、特徴的な水槽で動物園の名を広めた11。冬には、ペンギンの運動のために始まった「ペンギンの散歩」が人気で、積雪期には毎日行われる11。2026年の夏期開園は、5月1日〜10月15日が9:30〜17:15、10月16日〜11月3日が9:30〜16:30で、いずれも最終入園は16:00。11月4〜10日は休園し、11月11日から冬期開園となる58。入園料は大人1,000円、中学生以下無料59。2027年4月29日から1,400円に改定される60。
- 旭川市博物館(大雪クリスタルホール): 開館時間は9:00〜17:00。第2・第4月曜日は休館だが、6〜9月は無休。観覧料は大人350円で、2026年10月1日から440円になる4961。
- 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館: 陸軍の将校クラブで、1989年に重要文化財となった旧旭川偕行社を館とし、1994年に開館した201。
- 文学館: 市民が設立・運営する三浦綾子記念文学館(1998年6月13日開館)62と井上靖記念館(1993年)1。
- その他の博物館: 北海道立旭川美術館(1982年)と科学館サイパル(2005年)1。陸上自衛隊旭川駐屯地の北鎮記念館では第七師団の資料を展示している。東旭川の旭川神社境内にある旭川兵村記念館は屯田兵を紹介している663。
- 酒蔵とデザイン: 男山酒造り資料舘は9:00〜17:00、12月31日〜1月3日休館、入館無料。試飲・販売コーナーは隣の新店舗「OTOKOYAMA SAKE PARK」に移った38。髙砂酒造の明治酒蔵は9:00〜17:00。1929年築の酒蔵の無料工場見学は10:00と15:00で、定員10人、要予約。年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、9月のメンテナンス期間は見学できない40。旭川デザインセンターも訪れる価値がある41。
アウトドア・季節のアクティビティ
- スキー: カムイスキーリンクスは「北海道パウダーベルト」に位置する。サンタプレゼントパーク・マロースゲレンデもある6。3月にはバーサーロペット・ジャパンが開かれる42。
- サイクリング・散策: 石狩川沿いにサイクリングロードがある54。駅の観光案内所では、夏はレンタサイクル、冬は歩くスキーとスノーシューを貸し出している57。
食の体験
道の駅
- 所在地: 旭川市神楽4条6丁目1番12号。富良野・日高方面へ向かう国道237号沿い12。JR旭川駅のすぐ南にあり、クリスタル橋を渡って約5分6465、旭川空港から車で約20分50。近くには大雪クリスタルホール(旭川市博物館がある)、大雪アリーナ、外国樹種見本林、三浦綾子記念文学館がある12。
- 営業時間: 館内9:00〜21:00。売店は9:00〜19:00(4〜10月)、9:00〜18:00(11〜3月)。ベーカリー10:00〜17:00。飲食店の営業時間は店舗により異なり、夏期と冬期でも異なる。12月30日〜1月4日休館1266。観光案内所は7〜8月が毎日9:00〜18:00、4〜6月と9〜10月が土日祝日の10:00〜17:00で、通常は毎月第1水曜日が休み。これは2021年が最終更新の市のページによる64。2026年9月時点の情報のため、訪問前に確認のこと。
- 売店・商品: 旭川や道北で作られたもの、または地元の素材を使ったものとして選ばれた1,000点以上の商品を扱う。地元の菓子、袋入りラーメン、米、農産加工品、水産物、日本酒、木工品、織物、陶器などがある67。上川・留萌・宗谷の各振興局管内の商品に力を入れている。目玉は旭川ラーメンの人気店の乾麺(約2日間かけて自然乾燥)と大雪地ビール12。旭山動物園の公式グッズも販売している68。2026年6月からは、地元の新商品のテスト販売コーナーがある50。
- 食事: フードコートには旭川ラーメンの店が入っている。1969年創業の梅光軒は伝統的なダブルスープの醤油ラーメン、よし乃はみそラーメンとみそバターラーメンを出す。そば処 氷雪庵は北海道産のそばを自家製粉しており、一番人気は天かすをのせた冷たい「たぬきそば」。あんかけ処とろり庵は五目あんかけ焼きそばと唐揚げ(塩味がおすすめ)を出す。ベーカリーのDAPASは店内でパンを焼いており、キタノカオリ小麦を使った黒豆のチャバタなどがある1269。
- 設備: 駐車場は普通車100台・大型車6台(公式サイト)。日本語版ウィキペディアは普通車80台、大型車6台、身障者用2台としている1268。温水洗浄便座付きトイレ、多目的トイレ・オストメイト対応トイレ、Wi-Fi、観光案内所、授乳・おむつ替え室があり、クレジットカード・キャッシュレス決済に対応する(店舗により異なる)12。施設には1,500 m²・天井高12 mの展示ホールと、108人収容の部屋を含む会議室がある1268。日本語版ウィキペディアは一部のトイレを24時間利用できるとしているが、公式ページには記載がない68。EV充電設備とRV駐車場は公式ページに記載がない(未確認)。
- 備考: 2000年8月18日に北海道66番目の道の駅として登録された1270。スタンプは営業時間中に押せるが、休館日は押せない12。建物は1987年9月23日に道北地域旭川地場産業振興センターとして開館した68。センター自体は1986年に、国、北海道、当時上川を構成していた24市町村、地元の経済団体によって設立された50。展示ホールでは、自動車の展示会、物産展(春と12月)、旭川陶芸フェスティバルが開かれ、食べマルシェのガイドマップ配布所も置かれる506548。2026年6月、運営団体は旭川産業創造プラザとの合併に合意した50。
近隣市町村の道の駅: 当麻町の道の駅とうま、東川町の道の駅ひがしかわ「道草館」、美瑛町の道の駅びえい「丘のくら」/「白金ビルケ」、深川市の道の駅ライスランドふかがわ、芦別市の道の駅スタープラザ 芦別、幌加内町の道の駅森と湖の里ほろかない70。
アクセス・交通
- 鉄道: 2011年に駅舎が新しくなったJR旭川駅1は、道北の鉄道の拠点である。函館本線が南の札幌へ、宗谷本線が北の稚内市へ、石北本線が東の網走市へ、富良野線が富良野市へ延びる19。札幌からは特急で約1時間25分、30分間隔で運行。新千歳空港からは札幌乗り換えで約2時間5分71。市内には近文、新旭川、永山、東旭川、神楽岡、西神楽など16の駅がある。伊納駅と北日ノ出駅は2021年3月に廃止された6。
- 空路: 旭川空港は1966年開港。2,500 mの滑走路は1997年に供用を開始し、2018年には国際線ターミナルが開業した1。ターミナル自体は東神楽町にあるが、空港は旭川市が管理している6。JAL、ANA、AIRDOが東京・羽田へ1日7往復(約1時間45分)、ジェットスターが成田へ1日1便(約1時間55分)運航する。名古屋・大阪への便もあり71、市勢要覧はこれらを季節運航としている1。欠航が少ない空港として知られ、就航率は約99%2771。駅までは空港バスで約40分71。
- バス: 札幌からの高速バス「高速あさひかわ号」は約2時間5分。新千歳空港からの「たいせつライナー」(予約制)は約3時間71。市内バスは旭川電気軌道と道北バスが運行している。「あさくるパス」で両社のバスが1日または2日間乗り放題になる72。
- 道路: 道央自動車道の旭川鷹栖IC(1990年開通)と旭川北IC(2000年)がある6。国道12号・39号・40号・237号の4本の幹線国道がここで交わる65。国道233号・333号・452号も、一部で重複しながら通っている6。車では札幌から約1時間50分、新千歳空港から高速道路経由で約2時間71。
旅のヒント
- おすすめの時期: 2月上旬の冬まつりと氷彫刻、動物園の夏期開園(5月〜11月上旬)、9〜10月の紅葉(観光協会が毎年、旭岳と黒岳の見頃予想を公表している)、9月中旬の食べマルシェ427348。
- 観光案内所: 旭川観光物産情報センターはJR旭川駅の東コンコースにある。6〜9月は8:30〜19:00、10〜5月は9:00〜19:00で、12月31日〜1月2日は休み。日本語・英語・中国語で案内する。大型手荷物を通年で預かり、夏はレンタサイクル、冬は歩くスキーとスノーシューを貸し出す57。このほか、あさテラス(旭川フードテラス2階、5条通7丁目)、空港、動物園、道の駅にも案内所がある57。
- 動物園をお得に: 宿泊者は1,000円の「おもてなし券」を購入でき、初日の正午から翌日の正午まで入園できる。2,000円の「よくばりチケット」は、入園と飲食・買い物に使える1,000円分がセットになっている72。
- 宿泊税: 2026年4月1日から、ホテル・旅館・民泊では旭川市の宿泊税として1人1泊200円がかかる。さらに北海道の宿泊税が加わり、市がまとめて徴収する。合計額は、宿泊料金(税抜)が20,000円未満で300円、20,000〜49,999円で400円、50,000円以上で700円。修学旅行は課税されない2633。
- 冬: 1月の平均最低気温は−11.7℃で、近年でも夜間に−25℃を下回ることがある(2020年2月9日に−25.7℃)。1シーズンの降雪量は約5.5 m316。道路では時間に余裕をもち、しっかりした冬靴を用意し、荒天時にはある程度の遅れを見込むこと。2026年2月6日には暴風雪で冬まつりのステージイベントが中止された9。
- ヒグマ: 市内のヒグマ出没件数は2025年度に91件で、2019年度の40件から増えた。出没情報は「ひぐまっぷ」で随時公開されている74。北海道は2022年8月、旭川市に初めてヒグマ注意報を出した6。明け方や夕暮れ時に森林の縁や川沿いを歩くのは避けること。駅の観光案内所ではベアスプレーを貸し出しており、オンライン予約もできる57。
- イベント日の交通規制: 夏まつりではさんろく街周辺で通行止めがあり、夏まつり・食べマルシェともイベント用の駐車場はない4748。ハーフマラソン(2026年9月27日)では大雪クリスタルホールと道の駅周辺で交通規制が行われる4950。
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旭川市についてもっと詳しく
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 種別 | 市。2000年に道内初の中核市(大都市に追加の権限が与えられる制度)へ移行した1。上川総合振興局と北海道のほかの5機関は、1999年から永山の上川合同庁舎に同居している1 |
| 振興局 | 上川(上川総合振興局) |
| 郡 | なし(市) |
| 人口 | 2020年国勢調査: 329,306人(全国65位、道内2位)2。2025年国勢調査(速報値): 305,701人で、23,605人(−7.2%)の減少。減少数は道内市町村で最大である3。住民基本台帳: 2026年9月1日現在、309,393人・176,327世帯(うち外国人住民2,399人)4 |
| 面積 | 747.66 km²(全国83位)2。1955年以前の市域は42.7 km²にすぎず、残りは合併によるもので、江丹別(157.27 km²)、神居(164.16)、永山(30.12)、東旭川(158.26)、神楽(126.51)、東鷹栖(68.64)である51。市役所の標高は約112 m、位置は北緯43°46′・東経142°21′5 |
| 人口密度 | 2020年国勢調査時点で約440人/km²、2026年9月の住民基本台帳で約414人/km²(計算値) |
| 沿革 | 1890年9月20日、北海道がこの地に旭川村・神居村・永山村の3村を置いた61。旭川村は1900年に町、1914年に区となり、1922年8月1日に市制を施行した1。その後、神居村・江丹別村(1955年4月1日)、永山町(1961年4月1日)、東旭川町(1963年8月15日)、神楽町(1968年3月1日)、東鷹栖町(1971年3月2日)と合併した61。市制100年の2022年、8月1日が「旭川市民の日」と定められた6 |
| 隣接自治体 | 上川:鷹栖町、東神楽町、当麻町、比布町、上川町、東川町、美瑛町、和寒町、幌加内町。空知:芦別市、深川市5 |
| 市の木・花・鳥 | 木:ナナカマド(1976年)。花:ツツジ(1976年)。鳥:キレンジャク(1978年)。市の虫としてカンタン(1978年)も定めている。市章は1911年(明治44年)6月29日の制定で、北斗星をかたどった外形が北海道を、中央の赤い太陽が北海道の中心都市としての旭川を表す7 |
| マスコット | あさっぴー。憧れの動物だったホッキョクグマに変身したゴマフアザラシの男の子という設定。Tシャツは大雪山連峰、ベルトは旭橋、ストライプのズボンは市内を流れる川を表し、ラーメンの麺をフリンジにしている8。2026年に15歳を迎え、冬まつりでは記念グッズが販売された9 |
| 公式サイト | https://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/ |
地名の由来
- チゥ ペッと旧称「忠別」: 1890年以前、この地は忠別川のアイヌ語名にちなんで「忠別」と呼ばれていた。旭川市博物館が最初に設置したアイヌ語地名表示板(2003年)は川の名を Chiw pet(チゥ ペッ)と表記し、のちの北彩都ガーデンの表示板(2018年)は Chuk pet(チュㇰ ペッ)としている17。川村カ子トアイヌ記念館は現在も所在地をアイヌ語で Yaunmosir Chiwpet-kotan(ヤウンモシリ チウペッコタン)と記している18。
- 明治の「太陽の川」説: 村が置かれる7か月前の1890年2月、『北海道毎日新聞』は屯田兵本部付の曹長、岡部方幾(名の読みは未確認)の談話を掲載した。岡部は、忠別はアイヌ語の発音では Chuppet で、chup は「太陽」または「東」、pet は「川」を意味するので、「旭川」のような名にすれば元の意味を保ちつつ皇国を尊ぶことにもなると述べた6。地名研究者の永田方正も、1891年の『北海道蝦夷語地名解』でほぼ同じ解釈を示している6。
- 現代の批判: 後の研究者は、川の名を chup-pet と読むこの解釈を誤りとした。知里真志保は chiw-pet「波(急流)の川」と読み、山田秀三は chuk-pet「秋の川」を提唱した6。英語版ウィキペディアは出典を示さずに、Chiu pet「波の川」が Chup pet「太陽の川」と取り違えられ、「旭川」と訳されたと説明している19。
- 「かわ」か「がわ」か: 市は基本的に「あさひかわ」と読んできたが、1890年に新村の設置を告示した官報では「あさひがわ」と振られていた。旭川駅と中央郵便局は、1988年3月にJR北海道が駅名の読みを改めるまで「あさひがわ」を用いており、その後郵便局などの施設もこれにならった6。
- 市内のほかのアイヌ語地名: 近文(チカプニ)、神居古潭(カムィ コタン)、牛朱別川(ウシㇱ ペッ)、嵐山(チ ノミ シㇼ)などもアイヌ語の名をもつ。市は2025年12月までに42基の二言語表示板を設置しており、その大半は市内にある17。市は神居古潭を「神の里」と訳している20。
歴史
- 先史時代とアイヌの時代: 縄文時代の出土品が早くからの定住を示している6。神居古潭竪穴住居遺跡は北海道指定史跡である。旭川市博物館は蕨手刀(初期の湾刀)と錦町5遺跡出土の斧柄を所蔵しており、いずれも市指定文化財である6。江戸時代中期には、忠別川・美瑛川が石狩川に合流する付近で、和人の商人が上川アイヌと交易していた6。
- 江戸時代後期: 松田市太郎や松浦武四郎は、大雪山系を探索した最初期の和人である6。川村カ子トアイヌ記念館が伝えるアイヌの口承には、上川の首長クチンクレが語り継がれている。江戸末期または明治初期、役人が人々を石狩へ移そうとした際、クチンクレはこの土地は和人の政府ではなく神々から与えられたものだと主張し、命令は取り下げられた21。
- 明治の開拓: 1869年、この地は石狩国上川郡となった1。最初の和人定住者である鈴木亀蔵は、1877年に現在の亀吉に入った6。1885年には岩村通俊と永山武四郎が近文山から盆地を視察し1、その国見を記念する碑(近文山国見の碑)が現在嵐山公園に立っている6。1889年末には、内閣がこの地に離宮(上川離宮)を建設することまで閣議決定した6。
- 屯田兵: 1891年6月、西永山・東永山の両村に各200戸、計400戸が入植した22。永山の名は永山武四郎にちなむ23。1892年8月には、さらに400戸が旭川村(現在の東旭川地区)に入植した221。参照した資料には、これらの入植者の出身県は記されていない。同じ1891年、旭川周辺に住んでいたアイヌの人々は近文へ移住させられた24。
- 鉄道と軍都: 1898年に滝川からの上川線が旭川に達し1、以後人口は年に約1,000人ずつ増えた6。1901年には陸軍第七師団の司令部が札幌から移った1。師団の兵営建設で多くの建築職人や木工職人が集まり、市による旭川家具の沿革はこれを初期の一歩に数えている1。師団は近文のアイヌの土地の隣に置かれた。アイヌの人々は北海道庁や東京に抗議して居住を続けることを認められたが、自由に使えるのは土地の5分の1だけとなった24。
- 発展期(1900〜1940年): 旭川は1900年に町となった。1902年に−41.0℃を記録し、1904年に最初の旭橋が架けられ、1907年には釧路との鉄道がつながった1。1912年にはレルヒ中佐が第七師団に着任し、スキーを指導した1。1914年に区、1922年に市となった。1932年にはオホーツク海沿岸へ向かう石北線と現在の旭橋が完成し、1940年には国策パルプ(現・日本製紙)の工場が操業を始めた1。
- 戦争と戦後: 1945年7月、旭川は米軍の艦載機による空襲を受けた196。戦後、師団通(「師団の通り」)は平和通(「平和の通り」)と改称された1。1946年には地元の有力者がGHQに「旭川県」の設置を求めたが、拒絶された6。1962年には陸上自衛隊第2師団がここで編成された1。
- 成長期: 1955年から1971年にかけて周辺の6町村と合併し、市域は17倍以上に広がった5。人口は1970年に30万人を超え、1983年には36万人を上回った6。主な開業・開設は、第1回冬まつり(1960年)、旭川空港(1966年)、旭山動物園(1967年)、平和通買物公園(1972年)、旭川医科大学(1973年)。1975年には集中豪雨で約3,000戸が浸水した1。
- デザイン都市と人口減少(1989年〜現在): 旧陸軍の将校クラブであった旧旭川偕行社が1989年に重要文化財に指定され、1990年には家具デザインコンペティション「IFDA」が始まった。2000年に中核市へ移行。2004年7月・8月には、旭山動物園の入園者数が全国の動物園で最多となった1。人口は2003年から減少が続いている6。その後の主な出来事には、新駅舎の完成(2011年)や北彩都地区の駅周辺再開発の完了(2014年)がある。2019年にはユネスコ創造都市ネットワークのデザイン分野に認定された。2023年には新しい市立大学の旭川市立大学と新庁舎がともに開業した1。2025年には第28回全国菓子大博覧会・北海道を開催し、17日間で延べ261,336人が来場した25。2026年4月には宿泊税の徴収を始めた26。
地理・気候
- 盆地: 旭川は北海道最大の盆地である上川盆地にあり、石狩川、牛朱別川、忠別川、美瑛川がここで合流する6。西部には幌内山地、天塩山地、嵐山丘陵が南北に連なる。石狩川は幌内山地を横切る所で神居古潭渓谷を刻んでおり、その岩石は「神居古潭渓谷の変成岩」として日本の地質百選に選ばれている6。市内の主な山で最も高いのは米飯山(920 m)と丸子山(896 m)である6。
- 川と橋のまち: 市内には166区間(140河川)、総延長621.7 kmの川が流れ1、橋は750以上ある20。都市公園は438か所、面積は約810 ha1。最も古いのは常磐公園(約16 ha)で、市の「旭川八景」のページは開園を1910年、市勢要覧は1916年としている。1989年には日本の都市公園100選に選ばれた201。
- 山と水: 東の空には大雪山連峰が連なる。その雪解け水は地中にしみ込み、湧き水となって再び地表に現れ、水田と酒造りの両方を支えている2728。大雪山のアイヌ語名は Kamuy-mintar(カムイ ミンタラ)で、「神々の庭」を意味する29。北端の突哨山には、春に咲く小さな紫色のユリの仲間、カタクリの国内有数の群落がある6。
- 気候(旭川地方気象台の1991〜2020年の平年値): 年平均気温7.2℃。1月の平均気温は−7.0℃、8月は21.2℃で、その差は28.2℃3031。年降水量は1,104.4 mm。降雪量は1シーズン557 cm、降雪日数は151.5日、年最深積雪の平均は89 cm3130。一日中0℃未満の真冬日は年平均73.7日、30℃に達する真夏日は10.9日30。市全域が豪雪地帯に指定されている6。
- 記録: 最低気温−41.0℃は1902年1月25日、最高気温37.9℃は2021年8月7日の記録。最深積雪は1987年3月4日の138 cm、最も雪の多かったシーズンの降雪量は944 cm(1965〜66年の冬)。観測史上最も暖かい年は2025年で、年平均気温は9.0℃だった14。北西部の丘陵地にある江丹別の観測所では、1978年2月17日に−38.1℃を記録した32。晴れて厳しく冷え込んだ朝に見られるダイヤモンドダスト(空気中できらめく微細な氷の結晶)は冬の風物詩である20。市は、地震などの自然災害が少ないことを挙げている2。
経済・産業
- 構造: 市は自らを北北海道の拠点都市と位置づけている。経済は稲作、食料品・紙パルプ製造、木工(とりわけ家具)、機械金属工業と、地域全体を対象とする卸売・小売・サービス業に支えられている2。
- 農業: 2023年の水稲は作付面積5,770 ha、収穫量35,900 t2。2025年産の収穫量38,200 tは道内1位で、岩見沢市(31,500 t)、深川市(30,000 t)を上回った1。(2015年の数値では岩見沢市に次ぐ2位だった6。)市のグラフによると、2025年の農業産出額は約162億円で、うち米が約98億円、畜産が約38億円。農業経営体数は2015年の1,196から2025年には646に減り、同じ期間に田の面積は10,036 haから7,857 haに縮小した1。
- 製造業(2021年経済センサス): 326事業所で8,919人が働き、製造品出荷額等は約2,161億円。そのうち約37%(799億円)を食料品が占め、パルプ・紙(287億円)がこれに続き、家具は81億円だった1。日本製紙旭川工場は、前身の国策パルプの時代の1940年から操業している1。
- 家具とデザイン: 旭川家具の産地は、市と周辺の東川町、東神楽町、当麻町にまたがる。現在、旭川家具の80%以上は北海道産の広葉樹で作られている。職人の技は弟子へと受け継がれ、技能五輪全国大会では毎回のように入賞者を出している15。業界の協同組合は2003年にミラノサローネに初出展した1。
- 観光: 2025年度の観光入込客数は5,246,500人で、2021年度の1,601,600人から増加した。宿泊延数は1,175,400泊(うち外国人398,200泊)、旭川空港の乗降客数は1,207,025人だった1。多くの観光客が市を拠点に美瑛、富良野、東川、層雲峡へ足をのばす6。
- 人口動態: 2025年度の出生は1,366人、死亡は5,090人だった。転出(9,810人)と転入(9,768人)はほぼ同数で、人口減少のほとんどは死亡が出生を上回る自然減による1。2026年4月時点で、65歳以上は約36%、15歳未満は約9.5%(市の年齢別人口表から算出)1。市の人口が減る一方で、東神楽町や東川町などの郊外の町は通勤圏の住宅地として人口を増やしている6。
- 活性化: 駅周辺の北彩都地区の再開発(2014年完了)や、リニューアルした旭川デザインセンター(2023年)を拠点とするデザイン主導の産業観光などの取り組みがある1。市はユネスコ創造都市ネットワークにも加盟し1、観光の財源として宿泊税を導入した(「旅のヒント」参照)33。
特産品・名物
| 名物 | 分類 | 内容・購入場所 |
|---|---|---|
| 旭川醤油ラーメン | 代表料理 | 豚骨・鶏ガラのスープと煮干し・昆布のスープを合わせた「ダブルスープ」にラードを浮かべ、中細の縮れ麺を合わせる12。市は醤油味を定番としている34。永山のあさひかわラーメン村には、1996年8月から8店舗が1か所に集まっている。1947年創業の青葉、梅光軒、天金、山頭火などのほか、全国の有名店が入れ替わりで出店する枠もある。8店舗の座席数は合計220席3536 |
| みそラーメン | 料理 | もやしをのせた濃厚な合わせ味噌のラーメン。道の駅のフードコートにある「みそラーメンのよし乃」など12 |
| 塩ホルモン・トントロ | 豚肉の焼き物 | 塩味の豚ホルモンを炭火で焼く食べ方はここで始まったとされ、養豚が盛んで新鮮なホルモンが手に入りやすかったことが背景にある。豚のほほ肉を焼く「トントロ」を広めたのも地元の焼肉店だとされる34 |
| 新子焼き | 鶏の焼き物 | 若鶏の半身をパリッとするまで素焼きにしたもの。戦後に生まれ、今も地元で親しまれている。5・7小路ふらりーとの市場横丁に数軒の店がある34 |
| 旭川しょうゆ焼きそば・しょうゆホルメン | ご当地B級グルメ | 旭川産の米粉を使った麺と地元の醤油ベースのソースで作る焼きそば。「ホルメン」は煮込んだホルモンをのせた醤油ラーメン34 |
| ジュンドッグ・もつそば | 軽食 | ジュンドッグはおにぎりとホットドッグを合わせたような食べ物、もつそばはホルモン入りのそば。どちらも地元の名物6 |
| 米・野菜 | 農産物 | 道内一の米の収穫量(2025年産38,200 t)1。ふるさと納税の返礼品には、産地直送の米、アスパラガス、玉ねぎ、キタアカリ・男爵のジャガイモなどがある37 |
| 男山 | 日本酒 | 1887年に山崎酒造として創業し、1968年に江戸時代の伊丹(西日本)の酒造家が造っていた由緒ある「男山」の銘柄を継承した。1977年には同社の純米大吟醸が日本酒として初めてモンドセレクション金賞を受賞した。20か国以上に輸出されている28。永山の酒造り資料舘は入館無料で、年間約20万人が訪れる。「延命長寿の水」として知られる湧き水は1人20 Lまで無料で汲める38 |
| 国士無双・旭神威 | 日本酒 | 髙砂酒造は1899年創業。1975年に辛口の「国士無双」、2017年に高級酒「旭神威」を発売した。日本酒ベースの梅酒には、利尻昆布を漬け込んだものもある39。1909年築の明治酒蔵は現在直売店となっており、無料で試飲できる40 |
| 大雪乃蔵 | 日本酒 | 合同酒精の酒蔵ブランドで、市内3蔵の一つ2 |
| 大雪地ビール | クラフトビール | 大雪山の水と、近隣の農場で育った小麦の麦芽で醸造する12。ビアホールは上川倉庫の11号倉庫にあり6、上川倉庫は登録有形文化財である1 |
| 旭川家具 | 工芸品 | 旭川デザインセンター(永山2条10丁目)では家具・クラフト約1,200点を販売している。2023年4月にミュージアム、ギャラリー、工房を加えた。営業は10:00〜17:00、火曜定休41 |
| 木彫り熊 | 工芸品 | 近文のアイヌの人々が生計を立てるために彫り始めたもの。1950年代後半から1970年代前半(昭和30〜40年代)の観光ブームの中で、北海道の定番の土産物となった24 |
| 優佳良織 | 織物 | 「ふるさと産業50選」に選ばれた織物。1980年開館の優佳良織工芸館は長期休館中61 |
| 旭川銘菓・ジンギスカン | 食品の土産 | 道の駅の売店では地元の菓子(旭川銘菓)を扱っている12。ふるさと納税で人気の返礼品には、日乃出ジンギスカン(味付けラム肉)、いくら、ラムチョップ、ローストビーフがある37 |
文化・祭り
| 行事 | 時期 | 見どころ |
|---|---|---|
| 旭川冬まつり | 2月上旬 | 1960年から開催。世界最大級の雪像があり、大雪像は幅140 m、高さ20 m942。制作には陸上自衛隊第2師団の隊員が協力する43。第67回(2026年)はポケモンがテーマで、ロコンとアローラロコンが登場した。2月6日は暴風雪のためステージイベントが中止となった439 |
| 氷彫刻世界大会・雪あかりの動物園 | 2月上旬 | 平和通買物公園での氷彫刻2と、旭山動物園の冬の特別イベント42 |
| 男山の酒蔵開放 | 2月第2日曜日 | 1979年から、酒造りの時期に酒蔵で開かれ、新酒を試飲できる。現在は10,000人以上が訪れる2838 |
| バーサーロペット・ジャパン | 3月中旬 | 1981年から続くクロスカントリースキー大会で、当初は旭川国際バーサースキー大会として開かれた142 |
| チノミシリカムイノミ | 5〜6月(2026年は6月14日) | 旭川アイヌの「祈りの山」である嵐山で行われるアイヌの祈りの儀式4421 |
| 北海道音楽大行進 | 6月上旬 | 1929年に始まったマーチングバンドのパレード1。2026年6月6日の第94回には80団体・2,772人が行進し、105,000人が観覧した45 |
| 旭川ミュージックウィーク・旭川デザインウィーク | 6月上旬/下旬 | 音楽祭と、家具・デザインの催し42 |
| 永山屯田まつり | 7月下旬 | 旧屯田兵村の地区で行われる夏祭り42 |
| 旭川夏まつり・大雪さんろくまつり | 7月下旬〜8月上旬 | 2026年は7月30日〜8月1日。初日の夜には旭橋近くの石狩川河川敷で道新納涼花火大会(2026年は第74回)が開かれる。このほか、平和通買物公園での市民舞踊パレード(2026年は雨のため中止46)、YOSAKOIソーランナイト、大雪連合神輿の渡御、昭和通の烈夏七夕まつり、歓楽街さんろく(3・6)街での街頭まつりがある47 |
| 銀座七夕まつり・夜の動物園 | 8月上旬/中旬 | 七夕の街頭行事と、動物園の夜間開園42 |
| 北の恵み あさひかわ食べマルシェ | 9月中旬 | JR旭川駅から平和通買物公園までの全域で開かれる地域の食の祭典。2026年は9月19〜21日48 |
| アイヌ文化ふれあいまつり | 9月 | 旭川市博物館の主催。2026年は9月19〜22日49 |
| こたんまつり | 9月 | アイヌの祭り(日本語版ウィキペディアは9月とし、川村カ子トアイヌ記念館は2024年9月22日の開催と案内していた)644 |
| 旭川陶芸フェスティバル・旭川ハーフマラソン | 9月下旬 | 2026年は第30回陶芸フェスティバル(9月19〜20日)を道の駅の展示場で開催、ハーフマラソンは9月27日50 |
| ユキノワアサヒカワ・あさひかわ街あかりイルミネーション | 11月下旬〜3月 | 市中心部の冬のイルミネーション42 |
伝統と施設
- 神社: 上川神社、1892年に上川地方で最初の神社として創建された永山神社23、毎年6月に慰霊大祭を行う北海道護國神社がある6。
- 芸能: アイヌ古式舞踊は国の重要無形民俗文化財に指定されている。旭川では旭川チカップニアイヌ民族文化保存会が伝承している6。
- 文学と彫刻: 市は詩の小熊秀雄賞(1968年〜)と彫刻の中原悌二郎賞(1970年〜)の2つの芸術賞を設けている1。市内各所に野外彫刻が立つ6。市ゆかりの文学者で最も知られるのは小説家の三浦綾子で、小説『氷点』は外国樹種見本林を舞台としている20。
- 博物館・美術館: 旭川市博物館、中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館、北海道立旭川美術館(1982年)、三浦綾子記念文学館、井上靖記念館など(「観光・アクティビティ」参照)1。
アイヌ文化
- 上川アイヌと近文コタン: 上川アイヌは石狩川上流とその支流沿いで暮らして漁を営み、江戸時代中期から和人の商人と交易していた624。1891年に明治の入植が始まると、旭川周辺のアイヌの人々は近文に集められた。その10年後には隣接地に第七師団が移ってきた。近文のアイヌは再び移住させようとする動きに抵抗したが、自由に使えるのは、石狩川沿いの水害を受けやすい土地に設けられた給与予定地の5分の1だけとなった。人々は兵士やその家族に土産物を売って生計を立てるようになり、そこから木彫り熊が生まれた。戦後の観光ブームでは、近文コタン(アイヌの集落)が旭川観光の中心となった24。
- 知里幸恵: 若きアイヌの文筆家で、川村カ子トアイヌ記念館が開館した頃に旭川で暮らしていた。1922年3月1日付の序文をもつ、アイヌの神謡を集めた『アイヌ神謡集』1冊を残し、19歳で亡くなった51。自筆ノートは市指定文化財として旭川市博物館に収蔵されている6。川村カ子トアイヌ記念館は6月に、幸恵の誕生日にちなむ催し「銀の滴降る日」を開いている44。
- 川村カ子トアイヌ記念館: 1916年開館で、日本最古のアイヌ博物館を名乗り、100年以上にわたって民間の手で運営されてきた。2019年に一般社団法人となった51。外観はアイヌの彫刻家、砂沢ビッキによるもの。敷地にはクマザサで葺いた伝統家屋「チセ」があり、館長が毎日その炉に火を焚いている18。体験プログラム(要予約)には、ムックル(口琴)の演奏・製作(3,000円)、アイヌ刺繍とアイヌ料理(各4,000円)、古式舞踊(2,000円)がある52。所在地は北門町11丁目。開館時間は9:00〜17:00で、5〜11月は無休、12〜4月は火曜休館。入館料は大人800円18。
- 旭川市博物館: 大雪クリスタルホール内にあり49、北海道のアイヌ文化情報ガイドに掲載されたアイヌ文化施設の一つである53。分館の「アイヌ文化の森 伝承のコタン」には、復元されたチセ3棟と、アイヌの植物利用についての展示がある。入場無料。嵐山公園内にあり、市境をわずかに越えた鷹栖町に位置するが、旭川市博物館が運営している54。JR旭川駅のアイヌ文化情報コーナー「ル・シロシ」は、博物館とのデジタルスタンプラリーの対象となっている49。
- 地名と伝説: 市は2003年度からアイヌ語と日本語を併記した地名表示板を設置しており、2025年12月までに42基となった。チゥ ペッ、チカプニ、カムィ コタン、クッ ネ シㇼ(神居岩)などである17。神居古潭の伝説によれば、英雄神サマイクルが神居岩に砦を築いたとされ、「魔神の頭・胴体」と呼ばれる岩は悪い神の話と結びついている55。
- 今も続く儀礼: 年間を通じて儀礼が行われている。嵐山のチノミシリカムイノミでは、クチンクレをはじめとする先祖を敬い、地域の安寧を祈る。9月にはカムイチェプノミが行われる。山の神々に祈るヌプリコロカムイノミは、東川町での大雪山の山開きに合わせて行われる442129。
- 支援: 市のふるさと納税では、寄付金の使い道としてアイヌ文化を指定できる37。2024年からは、髙砂酒造「旭神威」のラベルに、川村カ子トアイヌ記念館副館長の川村久恵が描いたアイヌ文様が使われている39。
地区
市役所は、1955年から1971年にかけて旭川に合併した旧町村に支所を置いている15。
- 旭川中心部: 川沿いの平野にある、もともとの42.7 km²の市域。駅と北彩都地区、平和通買物公園、歓楽街のさんろく街、常磐公園、旭橋を含む52。
- 神居・江丹別(1955年合併): 西部と北西部の丘陵地で、合わせて320 km²を超える。神居古潭や、寒さの厳しい江丹別の谷がある51732。
- 永山(1961年): 最初の屯田兵村。現在は上川合同庁舎、ラーメン村、男山の酒蔵、旭川デザインセンターがある13541。
- 東旭川(1963年): 2番目の屯田兵の入植地で、旭山動物園と兵村記念館がある15763。
- 神楽(1968年): 忠別川の南側で、道の駅、大雪クリスタルホール、見本林がある1249。
- 東鷹栖(1971年): 北部の地区で、近文台や突哨山を含む617。
姉妹都市・友好都市
ゆかりの人物
出典
本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです
- 2026年度 旭川市市勢要覧[資料編] (ASAHIKAWA CITY MUNICIPAL TRENDS) — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市の概要 — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(要計表に基づく人口・世帯数の集計) — Hokkaido Government, Statistics Division JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市の世帯・人口 — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市の位置・面積 — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市のシンボル — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- あさっぴーのプロフィール — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川冬まつり公式サイト — Asahikawa Winter Festival Executive Committee JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭山動物園とは — Asahikawa City Asahiyama Zoo JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市旭山動物園 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- あさひかわ(道の駅詳細ページ) — 北の道の駅 (Hokkaido Michi-no-Eki official site) JA 閲覧日 2026-09-23
- 各地の北海道遺産 — 北海道遺産 official site (Hokkaido Heritage) JA 閲覧日 2026-09-23
- 過去の気象データ検索:旭川(上川地方)観測史上1~10位の値 — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川家具とは - 旭川家具ブランドサイト — Asahikawa Furniture Industry Cooperative JA 閲覧日 2026-09-23
- 冬まつりの歴史 — Asahikawa Winter Festival official site JA 閲覧日 2026-09-23
- アイヌ語地名表示板について — Asahikawa City Museum JA 閲覧日 2026-09-23
- お問い合わせ(アクセス・入館料・営業時間) — 川村カ子トアイヌ記念館 (Kawamura Kaneto Ainu Memorial Museum) JA 閲覧日 2026-09-23
- Asahikawa — Wikipedia EN 閲覧日 2026-09-23
- 旭川八景 — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 2011.5. チノミシリ・カムイノミ — 川村カ子トアイヌ記念館 JA 閲覧日 2026-09-23
- 屯田兵 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 永山 (旭川市) — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 木彫熊の世界展(旭川 近文アイヌたちの木彫熊の世界) — 川村カ子トアイヌ記念館 JA 閲覧日 2026-09-23
- 来場者数、入場券販売枚数のご報告 — あさひかわ菓子博2025 / 第28回全国菓子大博覧会・北海道 JA 閲覧日 2026-09-23
- 【市内宿泊事業者の皆様へ】旭川市宿泊税制度の導入について — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市の魅力 — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 男山とは — 男山株式会社 (Otokoyama Co.) JA 閲覧日 2026-09-23
- ヌプリコロ カムイノミ(アイヌ伝統行事;ページ題名なし) — 川村カ子トアイヌ記念館 JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市の気候 — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 過去の気象データ検索:旭川(上川地方)平年値(年・月ごとの値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- 過去の気象データ検索:江丹別(上川地方)観測史上1~10位の値 — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市宿泊税について — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 食べる — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- あさひかわラーメン村 — あさひかわラーメン村 (Asahikawa Ramen Village) JA 閲覧日 2026-09-23
- メニュー(店舗紹介) - あさひかわラーメン村 — あさひかわラーメン村 JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道旭川市のふるさと納税 お礼の品ランキング — ふるさとチョイス (Furusato Choice) JA 閲覧日 2026-09-23
- 酒造り資料舘 — 男山株式会社 JA 閲覧日 2026-09-23
- 髙砂酒造の歩み — 髙砂酒造株式会社 (Takasago Shuzo) JA 閲覧日 2026-09-23
- 直売店・工場見学(明治酒蔵) — 髙砂酒造株式会社 JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川家具ブランドサイト — Asahikawa Furniture Industry Cooperative JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川イベントカレンダー — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- これまでの旭川冬まつり — Asahikawa Winter Festival official site JA 閲覧日 2026-09-23
- 川村カ子トアイヌ記念館公式ホームページ (HOME) — 川村カ子トアイヌ記念館 JA 閲覧日 2026-09-23
- 北海道音楽大行進(第94回 終了の御礼) — 北海道音楽大行進 事務局(旭川観光コンベンション協会) JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年旭川夏まつり 市民舞踊パレードの中止について — Asahikawa Tourist & Convention Association JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川夏まつり・さんろく祭り・旭川観光顕功賞授与式が開催されます!(令和8年7月30日(木)~8月1日(土)) — Asahikawa Tourist & Convention Association JA 閲覧日 2026-09-23
- 北の恵み あさひかわ食べマルシェ2026が開催されます!(令和8年9月19日(土)~21日(月・祝)) — Asahikawa Tourist & Convention Association JA 閲覧日 2026-09-23
- 博物館(旭川市博物館トップページ) — Asahikawa City Museum JA 閲覧日 2026-09-23
- 一般財団法人道北地域旭川地場産業振興センターWebサイト — 道北地域旭川地場産業振興センター JA 閲覧日 2026-09-23
- 記念館の歴史 — 川村カ子トアイヌ記念館 JA 閲覧日 2026-09-23
- 体験プログラム — 川村カ子トアイヌ記念館 JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川市博物館 | 道北圏 | アイヌ文化情報検索 — 赤れんが庁舎 展示ガイド(北海道) JA 閲覧日 2026-09-23
- アイヌ文化の森伝承のコタンについて(施設案内) — Asahikawa City Museum JA 閲覧日 2026-09-23
- 神居古潭Webマップ — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 観る・遊ぶ — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭川観光物産情報センター — Asahikawa Tourist & Convention Association JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年度夏期開園について — Asahikawa City Asahiyama Zoo JA 閲覧日 2026-09-23
- 開園期間・入園料・チケット — Asahikawa City Asahiyama Zoo JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭山動物園入園料の改定について — Asahikawa City Asahiyama Zoo JA 閲覧日 2026-09-23
- 博物館観覧料等の改定について(令和8年10月1日改定) — Asahikawa City Museum JA 閲覧日 2026-09-23
- 三浦綾子記念文学館 | MIURA AYAKO LITERATURE MUSEUM — Miura Ayako Literature Museum JA 閲覧日 2026-09-23
- 東旭川町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 道の駅あさひかわ観光案内所 — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 地場産業振興(道の駅あさひかわ) — 道北地域旭川地場産業振興センター JA 閲覧日 2026-09-23
- 道の駅あさひかわ売店・フードコート営業時間の案内 — 道北地域旭川地場産業振興センター JA 閲覧日 2026-09-23
- お土産・買う — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 道の駅あさひかわ — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
- 【道の駅あさひかわ】2026年売店及びフードコート営業時間(夏期)のお知らせ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
- 道の駅一覧 — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
- アクセス — Asahikawa Tourist & Convention Association JA 閲覧日 2026-09-23
- 旭山動物園・旭川市内バスのお得なチケット情報! — Asahikawa Tourist & Convention Association JA 閲覧日 2026-09-23
- 観光情報 — Asahikawa Tourist & Convention Association JA 閲覧日 2026-09-23
- 令和8年度ヒグマの出没状況 — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23
- 他都市とのつながり — Asahikawa City JA 閲覧日 2026-09-23