北海道 市町村ガイド

宗谷総合振興局

浜頓別町 Hamatonbetsu

はまとんべつちょう

北海道最北部のオホーツク海沿岸にある酪農とホタテ漁の町で、クッチャロ湖を中心に広がる。クッチャロ湖はラムサール条約湿地で、毎年春と秋には数千羽のコハクチョウが立ち寄る。上流のウソタンナイ川では1898年にゴールドラッシュが起こり、現在も砂金掘りを体験できる。

人口(2020年国勢調査)
3,448
面積
401.59 km²
枝幸郡
公式サイト
www.town.hamatonbetsu.hokkaido.jp

主な特色

  • クッチャロ湖:浅い汽水の潟湖で、1989年に国内3番目のラムサール条約登録湿地となった。町は国内最北のラムサール条約湿地としている67
  • コハクチョウ:10月から12月と3月から5月に湖に立ち寄り、飛来数はピーク時で約6,000羽に達する47
  • 砂金:1898年にウソタンナイ川でゴールドラッシュが始まった。1900年には同川で768.75 gの金塊が見つかり、町はこれを日本最大の金塊として記録している。ウソタンナイ砂金採掘公園では、現在も伝統的な道具を使った砂金掘りを体験できる18
  • ホタテと毛がに:2025年度の地元漁船の水揚げはホタテ19,161 t、毛がに129 tで、両者で60億円の漁獲高の大半を占めた1
  • 酪農:町の農業産出額のほぼすべてを生乳と乳牛が占める。よつ葉乳業が町内で宗谷工場を操業している19
  • ワシ:毎冬、サケが産卵のため遡上するウソタンナイ川沿いの「オオワシの森」にオオワシとオジロワシが集まる。多い年には400〜500羽に達する10
  • ベニヤ原生花園:面積約330 haの海岸の原生花園。町のウェブサイトでは150種以上の花が咲くとしているが、町の印刷版ガイドマップでは100種類以上としている1112

観光・アクティビティ

自然・景観

  • クッチャロ湖と白鳥公園
    • 湖ではこれまでに約300種の野鳥が記録されており、冬にはオオワシやオジロワシも姿を見せる6
    • 春には求愛中のハクチョウのつがいがハート形をつくり、町はこれを「ハッピーリング」と呼んでいる32。湖に沈む夕日も見どころである6
    • 町は、野鳥の保護と鳥インフルエンザの防止のため、10月1日から5月31日まで湖畔への立ち入りを控えるよう来訪者に求めている6
    • 1965年頃から、ボランティアが結氷した湖でハクチョウへの給餌を続けてきた。長期の観察記録からは、湖が完全には結氷しなくなり、一部のハクチョウが湖で越冬するようになったことがわかる7
  • ベニヤ原生花園
    • ハマナス、エゾカンゾウ、ヒオウギアヤメなど150種以上の花が咲く。花の時期は5月中旬から9月中旬まで1112
    • 休憩施設「花・花ハウス」は2026年には6月2日〜9月5日に営業した。営業時間は9:00〜16:00(9月は10:00〜16:00)。月曜日(祝日の場合は営業)と祝日の翌日は休業11
  • 北見神威岬と斜内山道:崖沿いの旧道は1999年からトンネルで迂回されている。2017年に擁壁の崩落で通行止めとなり、2020年に再開通した。灯台や興浜北線の遺構のそばを通る15
  • オオワシの森
    • 11月から、オオワシとオジロワシがウソタンナイ川沿いに集まり、産卵を終えたサケを食べる。ピークは12月中旬で、一本の木に最大50〜60羽がとまる10
    • 車は宇曽丹コミュニティセンターに停め、私有の牧草地には立ち入らないこと10

温泉

  • はまとんべつ温泉ウイング(湖畔)
    • 泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、泉温は44.0 °C33。宗谷総合振興局は「美人の湯」と紹介している34
    • 日帰り入浴は11:00〜21:00(最終入館20:30)。料金は大人600円、14:00前は450円33。4月から10月は5:30〜8:00の早朝入浴もある35
    • 客室は20室35。湖畔のコテージ4棟は1泊20,900円から36
  • 無料の足湯(白鳥公園内):4月下旬〜9月下旬、10:00〜17:0037

博物館・文化遺産

  • 浜頓別クッチャロ湖水鳥観察館
    • 国が設置した自然観察施設で、望遠鏡やライブカメラを備える。入館無料38
    • 開館時間は9:00〜17:00。月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日、12月31日〜1月5日は休館38
  • 郷土資料館:町立の資料館で、1998年から現在の建物で開館している1。訪問前に開館時間を町に確認すること。

アウトドア・季節の体験

  • ウソタンナイ砂金採掘公園:伝統的な「ゆり板」を使い、スタッフの手ほどきを受けながら砂金掘りを体験できる8
    • 川掘りは半日1回1,000円で、採れた砂金は持ち帰ることができる。
    • 水槽掘りは30分1,000円だが、水槽で採れた砂金は持ち帰れない。
    • 営業期間は6月1日〜9月30日(2026年は6月2日から)。月曜日(祝日の場合は営業)と祝日の翌日は休業。
  • キャンプ:クッチャロ湖畔キャンプ場(4月下旬〜10月)とウソタン砂金採掘公園キャンプ場(6月〜9月)は、いずれも中学生以上が1泊400円、小学生が200円。これらは町の2025年シーズンの料金である39
  • サイクリング猿払村までサイクリングロードが通じている(1994年に全面開通)1
  • カヌー・ウインドサーフィン:町は、野鳥の飛来シーズンである10月から5月末まで、湖でのカヌーやウインドサーフィンを控えるよう求めている40

グルメ

  • ウイングのレストランはホタテ料理で知られる。定休日は水曜日と第2木曜日で、夕食は予約が必要25
  • 町の中心部には寿司、中華料理、ラーメン、焼肉、居酒屋の店がある41

道の駅

  • 所在地:町の中心部、中央北21番地1234243
    • 国道275号沿いの、国道238号(オホーツクライン)との交差地点にあり、アメニティ公園に隣接する。
    • 建物は浜頓別町交流館と宗谷バスのバスターミナルを兼ねる44
  • 営業時間(2026年9月現在。訪問前に要確認)2344
    • 交流館:4月〜10月は9:00〜19:00、11月〜3月は9:00〜18:00。
    • ショップ・パン店:9:00〜18:00。パン店は不定休もある。
    • 休館日:12月29日〜1月3日。
  • ショップ・商品23
    • 横山ふぁーむのそば、池田牧場のアイスクリームとカタラーナ、スワットングッズなど、町の特産品。
    • 冷凍自動販売機「ど冷えもん」。冷凍ホタテや地元の焼肉店の肉を販売している。
    • 地元の水産会社が臨時販売を行うこともある17
  • 飲食:パン店兼カフェの「こんがり堂」はブリオッシュメロンパンで知られる。フライドチキンコッペや、クリーム入りのクイニーアマンも販売している23。ソフトクリームの販売は確認できていない。
  • 設備
    • 24時間利用できるトイレ(身障者用トイレ、オストメイト対応トイレを含む)。
    • EV充電器1基、屋根付き駐車場、Wi-Fi。
    • 観光案内、キッズスペース、授乳室・おむつ交換台。
    • 液体ミルクやおむつを販売する24時間利用可能な自動販売機2344
    • クマスプレーの貸し出し45
    • 駐車場:北の道の駅サイトでは普通車77台・大型車5台23。道の駅自身のページでは普通車89台・大型車5台・自転車30台としている44
  • 備考
    • 2019年3月19日に北海道の道の駅第123号として登録され、2019年5月1日に開業した4644
    • スタンプは24時間押印できる23
    • 2023年に来館者100万人を突破した1。2026年9月にモンベルフレンドショップとなった23
  • 近隣の道の駅46

アクセス・交通

  • 鉄道:1989年にJR天北線が廃止されて以来、町内に鉄道はない1。最寄りのJR駅は宗谷本線の音威子府駅である。
    • 2023年から運行している予約制のデマンドバス1で音威子府まで約1時間20分。旭川札幌方面の特急に接続する。
    • 予約は前日17:00までに0120-050-204へ12
  • バス:宗谷バスは道の駅の建物内にあるバスターミナルを利用している44
    • 宗谷バス「天北号」が旭川との間を1日1往復運行している。座席は予約制で、所要約4時間、運賃は片道4,900円4742
    • 札幌へは音威子府で「えさし号」に乗り換える。運賃は片道6,300円で、この乗り継ぎは札幌方面(南行き)のみ47
    • 稚内へは路線バスで約3時間42
  • 道路
    • 国道238号が海岸沿いに稚内・枝幸方面へ通じる。
    • 国道275号が内陸の音威子府方面へ通じる。
    • 道道84号が豊富町へ通じる3
    • 車での所要時間:稚内まで約90 km(1.5時間)、旭川まで180〜190 km(3〜3.5時間)、札幌まで320〜330 km(5.5〜6時間)1242
  • 空路:最寄りの空港は稚内空港。2025年4月現在、ANAが新千歳から1日2便(約1時間)、羽田から1日1便(約2時間。6月〜9月は1日2便)を運航していた12
  • 町内の移動:観光地を巡るには車か自転車が必要。無料Wi-Fiは町役場、バスターミナル、ウイング、水鳥観察館で利用できる48

旅のヒント

  • ベストシーズン411849
    • ハクチョウ:3月〜5月、10月〜12月。
    • 花:6月〜8月。
    • 砂金掘り、キャンプ、湖水まつり:夏。
    • ワシ:11月下旬〜12月。
  • クマ:2026年には、クマの出没を受けてベニヤ原生花園が6月に2日間、ウソタン砂金公園が9月に3日間閉鎖された118。クマスプレーは道の駅で借りられる45
  • 野鳥観察のマナー
    • 町の要請に従い、10月1日から5月31日までは湖畔に立ち入らないこと6
    • ワシの観察地では、指定の駐車場にのみ駐車すること10
    • 湖の近くでドローンを飛ばす前に、ルールを確認すること40
  • :町は特別豪雪地帯である。2013年1月26〜27日には暴風雪で国道・道道・町道が通行止めとなった1。運転前に道路状況を確認すること。
  • 宿泊:町内の宿泊施設は7軒・約244人分しかないため1、夏は早めに予約すること。
  • 問い合わせ:浜頓別町観光協会は01634-2-234627、道の駅は01634-8-788723

浜頓別町についてもっと詳しく

基本情報

項目 内容
種別
振興局 宗谷総合振興局
枝幸郡
人口 3,448人(2020年国勢調査)1、3,124人・1,829世帯(住民基本台帳、2026年9月1日現在)2
面積 401.59 km²。東西28.2 km、南北24.9 km、海岸線延長18.3 km1
人口密度 約7.8人/km²(最新値)、2020年国勢調査時は8.6人/km²(上記の数値から算出)
沿革 1878年:枝幸郡の4か村の一つとして頓別村が置かれる。1909年:枝幸村に併合される。1916年:頓別村が再び分村。1921年:中頓別が分村。1951年:町制施行とともに浜頓別町に改称。2004年:中頓別町・猿払村との合併協議会を設置し、同年中に解散1
隣接自治体 枝幸町中頓別町猿払村幌延町3
町の象徴 町花:エゾノリュウキンカ。町木:アカエゾマツ。町鳥:コハクチョウ。いずれも1986年に制定41
マスコット スワットン(2011年から町の公式マスコットキャラクター)15
公式サイト http://www.town.hamatonbetsu.hokkaido.jp/

地名の由来

  • 頓別は、頓別川のアイヌ語名 トウンペッ(to-un-pet)に由来し、おおむね「湖が入り込む川」を意味する(to=湖、un=〜へ・〜に属する、pet=川)。クッチャロ湖がクッチャロ川を通じて河口部に流れ出ていることを指すとみられる。この解釈は地名研究者の山田秀三の説に基づく13
  • 「頓別」は当初、河口付近を指す地名であった。のちに流域全体の名称となり、1916年に新設された村がこれを村名とした3
  • :1918年に開業した新しい駅は、頓別川がオホーツク海に注ぐ地点にあったことから浜頓別駅と名付けられた。1951年の町制施行の際、町はこの駅名を町名とした3
  • クッチャロはアイヌ語の クッチャル(kut-char)、「湖の口(流出口)」に由来する。道東の屈斜路湖も同じ語に由来するが、別の湖である14
  • 北見神威岬はアイヌ語の カムイエトゥ(kamuy-etu)、「神の岬」に由来する。「北見」は旧国名で、積丹半島の神威岬と区別するために付けられている15

歴史

  • 先史:ポン仁達内遺跡の石刃核や山軽台地遺跡の細石刃から、12,000年以上前からこの地に人が暮らしていたことがわかる。その後、縄文・続縄文・擦文の各文化を経て、アイヌ文化期に入った1
  • 江戸時代:この地は『津軽一統志』(1670年)に「つんへつ村」として現れ、1700年に松前藩が幕府に呈上した絵図にも記されている。1807年の最初の戸口記録では、トンベツにアイヌの家12軒、67人が記録されている。探検家の松浦武四郎は1846年と1856年にこの地を通った1
  • 明治初期:旅行者のトーマス・ブラキストン(1869年)とベンジャミン・ライマン(1874年)が通過した。1893年に駅逓所が開設され、その周辺に定住者が次第に増えていった1
  • 1898年のゴールドラッシュ:ウソタンナイ川上流で豊富な砂金が発見され、「東洋のクロンダイク」と宣伝された。一説によると、同川と現在の中頓別町のペイチャン川で約16,000人の採取人が働いた。1900年にはウソタンナイ砂金区から768.75 g(205匁)の金塊が産出し、町の年表はこれを日本最大としている1
  • 農業入植:1900年から頓別原野で植民地区画の設定が進み、戸数は1905年の53戸から1910年には410戸に増えた1。入植者の出身府県は、本項で用いた資料からは確認できなかった。
  • 村の成立(1916〜1921年):頓別村が人口4,700人で枝幸から分村した。同年、高潮が市街地を襲った。1919年には山火事で312戸が焼失し、1921年には中頓別が分村した1
  • 鉄道:音威子府からの鉄道は1918年に浜頓別、1922年に稚内まで開通し、のちに天北線と名付けられた。1936年には興浜北線が開通した。興浜北線は1985年に、天北線は1989年に廃止された1
  • 酪農とホタテ:1924年に乳牛が導入され、1964年には飼養頭数が2,000頭を超えた。1972年にはホタテ稚貝の放流が始まった。1980年に雪印乳業の工場が閉鎖され、1984年に北海道農協乳業(現・よつ葉乳業)宗谷工場が操業を開始した1
  • 自然保護:1966年にクッチャロ湖畔の竪穴群が北海道史跡に指定された。湖一帯は1968年に道立自然公園に、1983年に国指定鳥獣保護区に指定され、1989年にはラムサール条約湿地に登録された17
  • 近年:1996年にはまとんべつ温泉ウイングが開業した。2010年には北見神威岬が国の名勝「ピリカノカ」の一つに加わった116。2019年に道の駅が開業し、2023年に来館者100万人を達成した。町は2023年にゼロカーボンシティを宣言し、2025年には新しい町立病院が完成した。2026年は開村110周年にあたる117

地理・気候

  • 地形:町域は大部分が平坦で、南東と南西に山地がある。頓別川が町の中央を横切ってオホーツク海に注ぐ4。最高峰は珠文岳(761 m)である3。森林が町域の約60%を占める(2025年で239 km²)1
  • 頓別川:延長65.2 km、流域面積800.4 km²。中頓別町に源を発し、ウソタンナイ川などの支流をもつ13
  • クッチャロ湖
    • 規模:面積13.40 km²、湖岸線は約30 km(別の計測では27 km)114。環境省は道内で10番目に大きい湖としている。ラムサール条約湿地の面積は1,607 haである7
    • 成因:約5,500年前に海から切り離されてできた潟湖。大沼と小沼が細い水路でつながっている67
    • 水:平均水深はわずか1.5 m。満潮時にはクッチャロ川を海水が逆流し、湖に入り込む7
  • 保護地域:クッチャロ湖、ベニヤ原生花園、斜内山道は北オホーツク道立自然公園に含まれる。湖畔は国民休養地、国指定鳥獣保護区でもある16。環境省は一帯を「重要湿地」に選定しており、氷河期の遺存種であるコモチカナヘビや、タンチョウの繁殖を挙げている18
  • 海岸:北見神威岬は枝幸町との境にあり、斜内山(439 m)が海に落ち込む地点にある12。冬には流氷が岬まで達する15
  • 気候(気象庁アメダス浜頓別、1991〜2020年の平年値)19
    • 年平均気温は6.0 °C。1月と2月の平均は−6.3 °C、8月は19.0 °C。
    • 降水量:年間997.0 mmで、7月から10月に多い。
    • 同観測所では積雪を観測していないが、町は特別豪雪地帯に指定されている1
  • 観測史上の極値20
    • 最高気温:33.6 °C(1989年7月27日)。
    • 最低気温:−27.4 °C(1978年2月17日、1984年1月30日)。
    • 気象庁は1989年の最高気温を資料不足値としている。この印のない最高値は33.4 °C(2000年、2023年)である。

経済・産業

  • 就業者(2020年国勢調査):就業者数は1,935人。第一次産業が18.8%(漁業172人、農業167人)、第二次産業が21.3%、第三次産業が58.1%を占めた1
  • 漁業:拠点は頓別漁港で、斜内にも小規模な漁港がある1。2025年度の水揚げは19,771 t、金額は約60億1,000万円であった1
    • ホタテ:19,161 t、51億4,000万円。
    • 毛がに:129 t、約7億6,200万円。
    • サケ:388 t(2023年度の1,002 tから減少)。町の統計表では2025年度のサケの金額は約4,100万円にすぎず、トン当たりの価格が過去の年度より大幅に低いため、本項ではこの金額を採用しない。
  • 酪農:2024年の農業産出額は約35億円で、うち33億9,000万円が乳用牛によるもので、これには生乳27億9,000万円が含まれる1
    • よつ葉乳業の宗谷工場は智福地区にある9
    • 2010年頃のよつ葉乳業の特集記事によれば、石屋製菓「白い恋人」のホワイトチョコレートには、この工場で製造された全粉乳が使われていた21
  • その他の産業:食料品製造業の製造品出荷額は2021年度で約67億9,000万円であった1。2001年には地域住民が所有する風力発電機が建設され、2018年には町がバイオマス産業都市に認定された1
  • 観光:2025年度の観光入込客数は延べ409,700人。半数以上(218,600人)が道外からの来訪者だったが、宿泊客は17,400人にとどまった1
  • 人口
    • 人口は1974年に6,993人、2020年国勢調査で3,448人であった。これは2015年の3,881人から11%の減少である(算出値。町の統計表では−7.0%と記載)。2020年時点で65歳以上の住民が37.5%を占めた1
    • 対策として、お試し暮らし住宅(ちょっと暮らし)、空き家バンク、高校生までの医療費無料化などがある1。また町の農業委員会は、地元で農業を継ぐ男性との出会いの場として、20〜45歳程度の独身女性を対象に2〜4日間の無料の酪農ファームステイを実施している22

特産品・名物

特産品 分類 内容・購入場所
ホタテ 水産物 帆立乾燥貝柱・冷凍貝柱・ソフト貝柱12。道の駅の冷凍食品自動販売機「ど冷えもん」では冷凍ホタテを販売している23
毛がに 水産物 特産品として生鮮で販売されている。塩ゆでの毛がにはふるさと納税の返礼品にもなっている1224
鮭・新巻鮭・いくら、タコ 水産物 塩蔵した丸ごとの鮭(新巻鮭)と鮭いくら。10月のふるさとまつりでは生鮭が販売される12
三升漬 調味料 唐辛子・麹・醤油を漬け込んだ保存食で、土産品として販売されている12
ワカサギ、スジエビ 湖の産物 クッチャロ湖の名産12
池田牧場「牧場アイスクリーム」 乳製品 放牧牛の牛乳で作られ、ミルク・イチゴ・チョコ・そばの実の味があるほか、カタラーナもある。道の駅で販売23
ミルクジャム、放牧牛アイス 乳製品 町の土産品12。2020年には地元の原料を使った特産品として、ミルクジャムクッキー、レトルトカレー、菓子「ポンタベール」が発売された1
横山ふぁーむ 浜頓別そば 麺類 地元産のそば。道の駅で販売23
松の実最中・牛乳最中、帆立まんじゅう・鮭まんじゅう 菓子 町の銘菓12
ブリオッシュメロンパン パン 道の駅内のパン店「こんがり堂」で開店当初から人気の品23
ほたて中華丼、ホタテフライカレー 料理 はまとんべつ温泉ウイングのレストランで提供25
ふるさと納税 返礼品 町は2011年度から寄附を受け付け、2016年度から返礼品を送っている26。掲載品目には帆立貝柱、塩ゆで毛がに、乳飲料、鹿肉などがある24

文化・祭り

行事 時期 見どころ
クッチャロ湖湖水まつり 7月。第60回は2026年7月11日に開催 1963年から開催1。水上での丸太渡りレース、湖での宝探し、屋台が並び、最後は湖上の花火で締めくくられる271228
ウソタン砂金公園夏祭り 8月。2026年は8月11日 ウソタンナイ砂金採掘公園での川の砂金掘りや木工体験2912
ふるさとまつりin浜頓別 10月上旬。2026年は10月4日 道の駅のすぐ北にあるアメニティ公園で開催。サケやホタテの販売、東川町の物産、野菜の詰め放題、よつ葉牛乳の無料配布など3012
  • 過去の、または不定期の行事(現在の開催状況は未確認):町ではこれまで、クッチャロ湖氷原まつり(1973年から)、全日本砂金掘り大会(1992年から)、北オホーツク100 kmマラソン(2011年から)が開かれてきた1
  • 寺社・樹木
    • 浄覚寺の「竜頭の松」は北海道の記念保護樹木である1
    • 町の中心部に浜頓別神社がある12
  • 郷土史:町史『浜頓別町史』(1995年、1,092ページ、1985年までの出来事を収録)は町役場で販売されている31

アイヌ文化

  • 町内のいくつかの地名はアイヌ語に由来する(上記「地名の由来」を参照)。
  • 1807年の最初の戸口記録には、トンベツにアイヌの家12戸・67人が記され、その長はシリメキシュヱであった。1871年には、役人がアイヌの家は2戸のみで、川守をしていると報告している1
  • 北見神威岬は国の名勝 ピリカノカ(「美しい形」の意)の一つである。ピリカノカは、アイヌの伝承や祈りの場、地名にかかわる景観を保護するものである16
  • クッチャロ湖畔の竪穴群は1958年から発掘調査が行われており、北海道史跡に指定されている1
  • 本項で用いた資料には、町内のアイヌ文化施設や現在も行われている儀式についての記載はない。

姉妹都市・友好都市

該当なし。町の公式資料には正式な姉妹都市提携は見当たらない。ただし東川町とは定期的な物産交流を行っており、毎年のふるさとまつりでは同町の物産が販売される3028

ゆかりの人物

  • 深見千三郎(1923〜1983年):浅草の舞台で活躍した芸人で、ビートたけし(北野武)の師匠。浜頓別で生まれ、樺太(サハリン)で育った50
  • 大谷喜一(1951年生まれ):調剤薬局グループ、アインホールディングスの社長。浜頓別で生まれ、同地で中学校を卒業した51
  • 畑中正人(1975年生まれ):作曲家、サウンドデザイナー。浜頓別で生まれ、1993年に浜頓別高等学校を卒業した52

出典

本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです

  1. 統計資料 令和8年度(浜頓別町の歴史・自然環境・人口・産業・観光) — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  2. 住民係・人口動態(令和8年9月1日現在) — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  3. 浜頓別町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  4. 浜頓別町の概要 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  5. 浜頓別町公式マスコットキャラクター「スワットン」 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  6. 浜頓別町 クッチャロ湖 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  7. クッチャロ湖(ラムサール条約湿地リーフレット) — Ministry of the Environment JA 閲覧日 2026-09-23
  8. ウソタンナイ砂金採掘公園 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  9. 事業所一覧 — Yotsuba Milk Products JA 閲覧日 2026-09-23
  10. オオワシの森 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  11. ベニヤ原生花園 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  12. 観光パンフ(HOKKAIDO HAMATONBETSU GUIDE MAP) — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  13. 頓別川 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  14. クッチャロ湖 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  15. 北見神威岬 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  16. ピリカノカ — 国指定文化財等データベース, Agency for Cultural Affairs JA 閲覧日 2026-09-23
  17. お知らせ(絵画展示のお知らせ:浜頓別町開村110周年記念作品) — 浜頓別町交流館/道の駅北オホーツクはまとんべつ JA 閲覧日 2026-09-23
  18. 「重要湿地」No.006 クッチャロ湖 — Ministry of the Environment JA 閲覧日 2026-09-23
  19. 浜頓別 平年値(年・月ごとの値) — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
  20. 浜頓別 観測史上1~10位の値 — Japan Meteorological Agency JA 閲覧日 2026-09-23
  21. よつ葉の工場があるまちを訪ねて 第5回 宗谷(浜頓別)石屋製菓「白い恋人」 — Yotsuba Milk Products JA 閲覧日 2026-09-23
  22. ちょっと酪農体験してみませんか? — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  23. 北オホーツクはまとんべつ — 北の道の駅 (Hokkaido Michi-no-Eki) JA 閲覧日 2026-09-23
  24. 北海道浜頓別町(ふるさと納税) — ふるさとチョイス JA 閲覧日 2026-09-23
  25. はまとんべつ温泉ウイング レストラン — はまとんべつ温泉ウイング JA 閲覧日 2026-09-23
  26. ふるさと浜頓別応援寄附金(ふるさと納税) — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  27. クッチャロ湖湖水まつり — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  28. 浜頓別町観光協会【楽しむ】 — Hamatonbetsu Tourism Association JA 閲覧日 2026-09-23
  29. ウソタン砂金公園夏祭り — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  30. ふるさとまつりin浜頓別 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  31. 「浜頓別町史」について — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  32. ハッピーリング — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  33. はまとんべつ温泉ウイング 温泉 — はまとんべつ温泉ウイング JA 閲覧日 2026-09-23
  34. 宗谷のまち — Soya General Subprefectural Bureau, Hokkaido Government JA 閲覧日 2026-09-23
  35. はまとんべつ温泉ウイング 館内案内 — はまとんべつ温泉ウイング JA 閲覧日 2026-09-23
  36. はまとんべつ温泉コテージ — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  37. はまとんべつ温泉「足湯」 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  38. クッチャロ湖水鳥観察館 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  39. キャンプ場 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  40. ドローン・カヌー等の利用について — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  41. 浜頓別町観光協会【食べる・泊まる】 — Hamatonbetsu Tourism Association JA 閲覧日 2026-09-23
  42. アクセス — 浜頓別町交流館/道の駅北オホーツクはまとんべつ JA 閲覧日 2026-09-23
  43. 浜頓別町交流館 — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  44. 道の駅 — 浜頓別町交流館/道の駅北オホーツクはまとんべつ JA 閲覧日 2026-09-23
  45. クマスプレーレンタル — 浜頓別町交流館/道の駅北オホーツクはまとんべつ JA 閲覧日 2026-09-23
  46. 道の駅一覧 — 北の道の駅 (Hokkaido Michi-no-Eki) JA 閲覧日 2026-09-23
  47. 天北号(鬼志別~旭川) — Soya Bus JA 閲覧日 2026-09-23
  48. 浜頓別町Wi-Fiフリースポット — Hamatonbetsu Town JA 閲覧日 2026-09-23
  49. 浜頓別町観光協会【観る】 — Hamatonbetsu Tourism Association JA 閲覧日 2026-09-23
  50. 深見千三郎 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  51. 大谷喜一 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  52. 畑中正人 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23