北海道 市町村ガイド
浦臼町、2026年5月

空知総合振興局

浦臼町 Urausu

うらうすちょう

浦臼町は人口約1,500人の農業の町である。空知中部、樺戸山地と石狩川に挟まれた帯状の平地に位置する。ワイン用ぶどうの作付面積は日本一で、希少なそば「ぼたんそば」を栽培している。土佐(高知)のキリスト教徒が入植した町で、その中には坂本龍馬の親族もいた。

人口(2020年国勢調査)
1,732
面積
101.83 km²
樺戸郡
公式サイト
www.town.urausu.hokkaido.jp

主な特色

  • ワイン用ぶどう:浦臼町はワイン用ぶどうの作付面積が日本一である8。北海道ワインの直轄農場である鶴沼ワイナリーは総面積447haに及ぶ。日本最大の垣根式ぶどう畑で、約40品種のぶどうを栽培している11
  • ぼたんそば:味と香りが濃いそばの品種である。栽培が難しく収量も少ないため、「幻のそば」と呼ばれる12。町ではそば粉100%の十割そばとして提供されている13
  • 土佐のキリスト教徒入植者と坂本家:1893年(明治26年)、高知の政治家・武市安哉がキリスト教徒の入植者を率いて聖園農場と聖園教会を開いた14。のちに坂本龍馬の甥・坂本直寛が農場を経営し15、町内には坂本家の墓がある16
  • メロン:「幻のメロン」と呼ばれる、果肉がなめらかで糖度の高いキングメルティと、果汁たっぷりのルピアレッド17
  • :2024年の町の農業産出額(推計)41.0億円のうち、米が31.7億円を占めた18
  • 鶴沼公園とうらうす温泉:沼のほとりのキャンプ場、日帰り温泉、道の駅つるぬまが、いずれも国道275号沿いにある192021
  • 浦臼神社の春の花:境内一面にカタクリとエゾエンゴサクが咲く。リスなどの野生動物も姿を見せるため、写真愛好家に人気がある22

観光・アクティビティ

  • 自然・景観
    • 鶴沼公園は道の駅の向かいにあり、季節の花が咲く沼の周りの散策路、ボート、テニスコート、遊具がある2119
    • 浦臼神社は春の野草とリスで知られる。道の駅から徒歩約5分で、専用の駐車場はない27
    • いこいの森公園からは樺戸連山を一望できる。札的沢大滝も見どころである1
  • 温泉
    • うらうす温泉は浦臼町自然休養村センター内にある。営業時間は10:00〜21:00(最終受付20:30)。4〜6月と10〜3月は月曜定休、7〜9月は無休。入浴料は大人450円、子ども230円で、6歳未満は無料。修理を終えたジャグジーの使用が再開されている(2026年5月)20
  • 博物館・史跡
    • 浦臼町郷土史料館(字ウラウシナイ183-21)は4月26日〜10月31日の9:30〜16:00に開館する。月曜・火曜休館で、入館無料24
    • 坂本龍馬家の墓16聖園教会26
  • アウトドア・季節のアクティビティ
    • 鶴沼公園キャンプ場は2026年4月25日から10月18日まで営業する。オートサイト24区画(うち電源付き14区画)、バンガロー6棟、フリーテントサイト約80張があり、コインランドリーと温水シャワーも備える。
    • 料金は、バンガローが1泊4,500円に北海道の宿泊税1人100円(2026年4月から)、カーサイトが2,000円または3,000円、フリーサイトのテントが大きさにより600円または1,200円。
    • バンガローとカーサイトは62日前からウェブで予約できる。夏祭りの花火大会の夜はキャンプ場を利用できない19
  • 食の体験
    • 鶴沼ワイナリー直売所(於札内428-17)の営業時間は、4月中旬〜10月が9:00〜16:00、冬季が9:00〜15:30で、不定休。鶴沼ワインを販売しており、ぶどうの垣根が並ぶ景色も見どころである4443
    • わか杉(字ウラウスナイ183-33)では、手打ちのぼたんそば、神内和牛あかの肉そば、エゾシカ丼を提供している。月曜定休12
    • は旧浦臼郵便局舎を使ったカフェレストランで、2026年8月に営業を再開した。カレーライスやカツカレーで知られる57
    • しいたけ飯店は、しいたけラーメンのある中華料理店58
    • やきとり康は国道275号沿いにある炭火焼きの焼き鳥店59

道の駅

  • 所在地:浦臼町字キナウスナイ188。国道275号沿いにあり、札幌から北へ約65km217。2020年9月1日から、有人の窓口(スタンプ・グッズ)は国道を挟んだ向かいのうらうす温泉の建物内にあり、その住所はキナウスナイ188-214である6061。休憩だけなら元の駐車場と24時間トイレを利用する60。鶴沼公園とキャンプ場は温泉の隣にある7。電話0125-68-2626、マップコード360 100 68221
  • 営業時間:道の駅と売店は10:00〜18:00(5〜9月)、10:00〜17:00(10〜4月)。月曜(祝日の場合は火曜)と12月31日〜1月3日は休業2161。点検のため休業することもあり、例えば2025年3月17日〜31日は休業した62。2026年9月時点の情報のため、訪問前に確認すること。
  • ショップ・商品
    • 道の駅の窓口では、カントリーサインマグネットや「道の駅記念きっぷ」61、ワインブドウジャム45を販売している。
    • 浦臼ヘルシー食品物産館「ユーティック」(キナウスナイ186-90)は、地元産の大豆を使った豆腐やあつあげを店内で製造している。浦臼のほかの特産品や、甘さ控えめの豆乳ソフトクリームも販売している2149
      • 営業時間は10:30〜15:30。4月16日から夏季までは無休で、12月中旬〜4月上旬は毎週いくつかの平日が定休日となる49
    • とどけよう倶楽部ゆめやは、道の駅の敷地内で女性農業者が運営する直売所。浦臼産の米、野菜、花を販売し、春には苗、秋には新米も並ぶ。
      • 2025年シーズンは4月26日から10月19日まで。6〜9月は8:30〜17:00に営業し、5月は週末のみ営業した。月曜定休63
  • 食事:温泉内のカフェ&レストランつるぬまは休業中である20。飲食店は道の駅敷地内の「食の駅うらうす」の建物に入っている。
    • そば処 ぼたん亭は、ぼたんそば100%の十割そばを提供する。おすすめはえび天そばで、昆布と鰹のお浸しの小鉢がサービスで付く。営業は10:00〜15:00。定休日は水曜と第1・第3木曜(4〜10月)、水曜と木曜(11〜3月)13
    • 甘い蔵は、小倉あん、クリーム、豆乳クリームのおやきと期間限定の味を販売している。浦臼ラーメンや高知県本山町のおみやげも扱う6421
    • にんじん家族は、雪の下で貯蔵したにんじんを使ったにんじんソフトクリームとにんじんジュース、ホタテご飯を販売している。営業は9:00〜16:00、水曜定休で、11月から4月は冬季休業となる50
    • 五葉フーズは、あげいも、いももち、フライドポテト、アメリカンドッグを販売している。火曜定休65
    • いしちゃんキッチンは石橋ファームのおにぎり店(おすすめは塩むすび)。営業は10:00〜17:00、木曜定休66
  • 設備
    • 駐車場は普通車67台、大型車10台、身障者用3台7。24時間トイレ6067
    • 公式サイトには、温水洗浄便座、身障者用トイレ、おむつ交換台、Wi-Fi、インフォメーション、クレジットカードとその他のキャッシュレス決済、近隣のガソリンスタンド・温泉・キャンプ場・公園が掲載されている21
    • EV充電器は掲載されていない。
  • 備考
    • 1999年(平成11年)8月27日に北海道の道の駅第60号として登録された。スタンプは営業時間中に押せるほか、休館日にも押せる21
    • 1999年に建てられた元の駅舎が老朽化したため、道の駅は「暫定的に」温泉内へ移った。町は温泉と道の駅を新たな交流拠点として一体的に建て替える計画を進めている7
    • 近隣の道の駅:最寄りは、奈井江町のハウスヤルビ奈井江、月形町の275つきがた(2024年登録)、滝川市のたきかわ、当別町の北欧の風 道の駅とうべつ68

アクセス・交通

  • 鉄道:町内に鉄道はない。札沼線(学園都市線)の晩生内・札的・浦臼・鶴沼・於札内の各駅は2020年5月7日に廃止された128。最寄り駅はJR函館本線の砂川駅(特急)と奈井江駅(普通列車)で、そこでバスに乗り換える69
  • バス
    • 浦臼滝川線(約40分)、浦臼砂川線(浦臼〜奈井江〜砂川、約40分)、月形浦臼線(35分)が運行している。
    • 運賃は乗車時に支払う。車内Wi-Fiを利用できる69
    • 道の駅の前に「鶴沼公園」停留所がある27
    • 国道275号が町を南北に貫く。札幌からは国道275号で約90分69(町の案内では63km、約1時間20分4)。
    • 新千歳空港からは、道央自動車道で美唄ICまで行き、国道12号と道道1159号を経由して約100分。
    • 旭川空港からは奈井江砂川IC経由で約90分69
    • 石狩川を挟んで浦臼と美唄を結ぶ道道1159号美唄浦臼線は、2011年3月26日に全線開通した。これに伴い、美浦渡船は2011年9月25日に運航を終えた1
  • 最寄り空港:新千歳空港(車で約100分)69
  • 町内の移動:移動には車が必要である。町のデマンド型乗合タクシーは、登録した町民しか利用できない69

旅のヒント

  • おすすめの時期
    • 浦臼神社の春の花が咲くゴールデンウィークごろ27
    • 温泉が毎日営業し、キャンプ場と直売所ゆめやもすべて開いている7〜9月201963
    • 夏の味覚まつりのある8月上旬52
    • 直売所で新米が買える秋63
  • 季節による休業:郷土史料館の開館は4月下旬〜10月のみ24、キャンプ場は4月下旬〜10月中旬のみである19。にんじん家族とゆめやは冬季休業する5063。道の駅と温泉は月曜が共通の定休日である2120
  • :平年の降雪量は8〜9mに達する8。国道275号は冬用タイヤで走行し、時間に余裕を持つこと。
  • 野生動物:2026年4月から、町はヒグマの出没情報を「ひぐまっぷ」で公開している。町は、印がない場所が安全とは限らないと注意を呼びかけている70。エゾシカは町がシカ肉の処理施設を運営するほど多いため、夕暮れ時は路上のシカに注意すること31
  • 問い合わせ:浦臼町役場産業課商工観光係(電話0125-68-2114)61

写真

浦臼町についてもっと詳しく

基本情報

項目 内容
種別
振興局 空知総合振興局
樺戸郡1
人口 1,732人(2020年(令和2年)国勢調査、777世帯)2、1,525人(住民基本台帳、2026年(令和8年)8月31日現在、男性748人・女性777人)3。町は2026年8月末現在の世帯数を773世帯としている4。2025年(令和7年)国勢調査の速報値は1,533人で、2020年から11.5%減少し、道内179市町村中166位である5
面積 101.83 km²6
人口密度 約15.0人/km²(最新の人口から算出)、17.0人/km²(2020年国勢調査)2
沿革 1899年(明治32年)5月27日、月形村から分村して浦臼村が成立した。1909年(明治42年)に二級町村制を施行し、1960年(昭和35年)9月1日に町制を施行した。1951年(昭和26年)4月1日には奈井江町との間で区域の一部を交換している。合併は行われていない1
隣接自治体 美唄市月形町新十津川町奈井江町(以上空知)、当別町(石狩)1。国の計画資料では、石狩川の対岸にある砂川市も挙げられている7
シンボル 町の木:サクラ。町の花:ツツジ8。町の鳥は確認できなかった。町章と町旗は1968年(昭和43年)5月9日に制定された1
マスコット 臼子ねぇさん。浦臼の「臼(うす)」をかたどったキャラクターである。肌の「ひび割れ」を隠すために厚化粧をし、毎晩ワインを飲み、「永遠の32歳」を名乗る。2013年に浦臼町観光大使に就任した9。英語版Wikipediaではワイン樽とされている10
公式サイト https://www.town.urausu.hokkaido.jp/

地名の由来

町名は浦臼内川のアイヌ語名に由来するが、その意味には諸説ある1

  • ウライウシペッ(uray-us-pet):「簗(やな)が多い川」。かつてここでは鮭や鱒を捕るために簗が仕掛けられた。日本の鉄道の駅名に関する本はこの形を挙げており、北海道庁のリストは「簗」説を一般的な解釈としている23
  • ウライウシナイ(uray-us-nay):「簗がある川」。アイヌ語地名研究者の山田秀三はこの説を支持した23。山田は語尾のペッ(-pet)には懐疑的だった。探検家の松浦武四郎の記録や古い小地名では「ウラウスナイ」「ウラウシナイ」と記されているためである1
  • ウラシナイ(uras-nay):「笹の川」。永田方正が唱えた説である。山田は、浦士別など道内のほかの「ウラシ」系の地名と混同されたのではないかと考えた123
  • このほか上原による説があり、狩猟や漁で出た魚や獣の腸(はらわた)に町名を結びつけている。リストではこの説に疑問符が付けられている23

歴史

  • アイヌの時代:日本語版Wikipediaによると、この地域には縄文時代から人が住んでいた1。町の郷土史料館ではチャシ(アイヌの砦)跡の出土品を展示している24。1857年(安政4年)、松浦武四郎は、のちのアイヌの指導者・琴似又市である16歳の又市を、ウラシナイ(浦臼)の住人として記録している25
  • 1807年:近藤重蔵が浦臼一帯を探査した1
  • 1887年:月形の樺戸集治監の囚人が、月形から晩生内までの道路を開削した。これにより開墾が始まった8
  • 1893年(明治26年)7月13日:高知県選出の衆議院議員・武市安哉が議員を辞職した。武市は高知からの最初の入植者27人とともに札的に到着し、この地を聖園農場(「聖なる園の農場」)と名付けた。入植者たちは、日曜日には休んで礼拝すること、酒を売らず飲まないことを誓った14
  • 1894年12月2日:武市は北海道へ戻る途中、青函連絡船の船上で脳卒中により死去した14。親族で坂本龍馬の甥にあたる坂本直寛が農場を引き継いだ14
  • 1897〜1898年:1897年11月、浦臼沼の近くに新しい教会堂が建てられた。1898年の大洪水では多くの入植者の家が壊された26。直寛は聖園農場を経営するため、1898年5月に浦臼へ移住した(町のWikipedia記事では1897年)151。1902年には農場を義姉の留と甥に任せ、旭川へ移った15。留は龍馬の養嗣子・高松太郎の未亡人である。留とその息子は生涯浦臼で駄菓子屋を営み、一家は町内に葬られている16
  • 1899年5月27日:月形村から分村して浦臼村が成立した1
  • 1910年:1898年に友成士寿太郎が寄進した9.9haの土地に、浦臼神社が落成した2227
  • 1934年10月10日:のちの札沼線に浦臼駅が開業した28
  • 1960年9月1日:町制を施行し、浦臼町となった1
  • 1971〜1979年:1971年、友成一夫町長が、のちに北海道ワインを創業する人々に大規模な水田の耕作放棄地について相談した。1972年に試験栽培が始まり、1974年に鶴沼のぶどう園が開設された。1979年には最初の市販ワインとなるミュラー・トゥルガウが完成した29
  • 1992〜1998年:町の第三セクターであるウラウスリゾート開発公社は、バブル期に大規模なリゾートを計画した。この計画は1992年の富士銀行赤坂支店不正融資事件と関わっていた。1998年、公社は135億円の負債を抱えて特別清算に入った1
  • 1997〜1999年:旧リゾート用地を含む農地280ha・山林320haに神内ファーム21が建設され、1999年8月15日に竣工した30
  • 1999年:2月27日、高知県本山町と友好関係を結んだ1。8月27日には道の駅つるぬまが北海道で60番目の道の駅として登録された21
  • 2019年6月1日:町内初のコンビニエンスストアとしてローソンが開店した1。2019年10月には、エゾシカを処理する浦臼町ジビエ処理加工センターが開設された31
  • 2020年5月7日:札沼線の北海道医療大学駅以北が廃止され、浦臼町から鉄道がなくなった。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言により、列車は4月17日から既に運行を取りやめていた28
  • 2024年:浦臼町自然休養村センターの指定管理者が3月末で撤退した。うらうす温泉の浴場は2024年4月12日から町の直営となり、宿泊施設とレストランは休止している3220

地理・気候

  • 位置:空知のほぼ中央、石狩川の右岸(西岸)に位置する。西は樺戸山地の稜線を境に当別町と接する。北は樺戸境川を境に新十津川町、南はトレシップタウシナイ川を境に月形町と接する7
  • 地形:山地と石狩川の間に広がるほぼ平坦な土地で、川や沼が多い8。総面積10,183haのうち、耕地が3,460ha(田2,450ha、畑1,020ha)、林野が4,888haである18
  • :隈根尻山、樺戸山、浦臼山1
  • 川と沼:石狩川、浦臼内川、黄臼内川、於札内川、札的内川、晩生内川。沼には鶴沼、浦臼沼、ピラ沼、トイ沼などがある1
  • 気候:夏は気温が高く適度に雨が降り、農業に適している。冬は雪が非常に多く、平年の降雪量は8〜9mに達する8。北海道ワインによると、4〜10月の栽培期には昼夜の寒暖差が約10℃に達し、ぶどう作りに有利に働く11。アメダス浦臼は降水量のみを観測しており、年降水量の平年値は1,532.7mm、最も多い8月は184.6mmである(1991〜2020年)33
  • 最寄りの総合的な気象観測所:石狩川対岸の美唄。1991〜2020年の平年値は、年平均気温7.3℃、1月−6.6℃、8月21.2℃で、年間降雪量は766cm、最深積雪は116cmである34。観測史上の記録は、最高気温35.6℃(2021年)、最低気温−29.6℃(2023年1月30日)、最深積雪167cm(2012年と2018年)35

経済・産業

  • 農業が基幹:浦臼は稲作中心の農村として発展した。現在は花き、メロン、ばれいしょ、アスパラガス、ぼたんそば、ワイン用ぶどうも生産している8。2024年の農業産出額(推計)は41.0億円で、うち米が31.7億円、果実が4.5億円、野菜が1.9億円、畜産が1.4億円である18
  • 作物(2025年):水稲は作付面積1,660ha、収穫量9,830t。小麦は223ha、そばは115ha、大豆は52haである18。耕地に占める水稲の割合は73.9%(2023年)。町内の水田の認定面積は約2,308haである36
  • 農業経営体:農業経営体は160、年間60日以上農業に従事した人は414人である(2020年農林業センサス)18。農業者の高齢化と後継者不足が進んでいる。町は小麦、そば、ミニトマト、にんにく、メロン、カンロを取り入れた複合経営への転換を図っている。新規就農者は地域おこし協力隊員として2年間研修を受けることができ、月額約23万円の支援がある37
  • 企業
    • 北海道ワインの鶴沼ワイナリー。北海道ワインは小樽市に本社を置き29、その本社ワイナリーは日本ワインの生産量が国内のワイナリーで最も多い38
    • 褐毛和牛の「神内和牛あか」を生産する神内ファーム213039
    • 於札内にあるジュース・食品加工会社の北海道アグリマート40
    • アイマトンが運営するエゾシカ肉の処理施設、北海道シュヴルイユ浦臼工場31
  • 観光:2025年度の観光入込客数は152,000人で、2024年度の176,400人から減少した。大半は道内からの日帰り客で、宿泊客は6,500人にとどまった。最も多かったのは8月で、36,000人が訪れた41
  • 人口減少:人口は1990年の3,058人から2020年には1,732人に減り7、2025年の速報値では1,533人となった5
  • 地域振興
    • ジビエ(エゾシカ肉)の処理加工。浦臼町は北海道初のジビエ利用モデル地区に選ばれた31
    • ふるさと納税。2024年、「隠れた優良自治体」としてふるさと本舗AwardのBRONZEを受賞した42
    • 道の駅とうらうす温泉を一体の「交流拠点」として再整備する計画7

特産品・名物

特産品 分類 詳細・購入場所
鶴沼ワイン ワイン 鶴沼産のぶどうで造られ、国産ワインコンクールで数多くの受賞歴がある。爽やかな酸味の「鶴沼ツヴァイゲルト」(2,160円)や、ミネラル感のある「ピノ・ブラン」がおすすめ。鶴沼ワイナリー直売所(於札内428-17)で販売4344
ワインブドウジャム ジャム ワイン用ぶどうで作った、ポリフェノールたっぷりのジャム。浦臼ヘルシー食品物産館と道の駅つるぬまで販売45
ぼたんそば 町の「幻のそば」。ぼたん亭ではそば粉100%の十割そばで13、わか杉では手打ちそばで味わえる12。手延べ乾麺のぼたんそばは北海道アグリマートが販売している46
キングメルティ、ルピアレッド(メロン) 果物 甘みの強いメロンで、ふるさと納税の返礼品として人気がある。ピンネ農協浦臼支所や町内の直売所で販売17
トマトジュース(桃太郎) ジュース 「桃太郎」を収穫から24時間以内に丸ごと搾ったもの。浦臼ヘルシー食品物産館、ぴこるAマート、尾花商店で販売47
プレサドール(Presserd'or)、アグリコ(agurico)、北海道サイダー ジュース・清涼飲料 北海道アグリマートの製品。浦臼町産のマンゴーを使ったマンゴーミックスジュース、ミニトマトジュース、浦臼町産ワイン用ぶどうを100%使用したノンアルコールワインなどがある。果汁50%のスパークリングシリーズ(トマト、にんじん、ぶどう、りんご)もある。北海道アグリマートのウェブサイトで販売4048
豆腐、あつあげ、豆乳ソフトクリーム 大豆製品 浦臼ヘルシー食品物産館「ユーティック」で地元産の大豆から製造4921
にんじんソフトクリーム、にんじんジュース スイーツ・飲料 一冬雪の下で寝かせて甘みを増したにんじんを使用。にんじん家族で販売50
エゾシカ肉 ジビエ 北海道HACCPと国産ジビエ認証を取得した浦臼工場の製品。町内の店ではエゾシカジンギスカン(300g、400円)やしゃぶしゃぶ用のエゾシカ肉を販売している51。わか杉ではエゾシカ丼を提供している12
神内和牛あか 牛肉 神内ファーム21の褐毛和種。わか杉の肉そばや、ハンバーグ、肩ロースのスライスなどのふるさと納税返礼品に使われている1239
ふるさと納税返礼品 返礼品 米、メロン、褐毛和牛、ワイン(34品目を掲載)、ぼたんそば39

文化・祭り

行事 時期 見どころ
うらうす夏の味覚まつり 8月上旬。第15回は2026年(令和8年)8月2日、11:00〜20:30に開催 会場は鶴沼公園イベント広場。焼肉ビアガーデンでは浦臼産の黒毛和牛とエゾシカロースを提供し、本山町の特産品も販売される。ぼたんそば早食い大会や、いなずま太鼓保存会の演奏がある。締めくくりは20:00ごろの花火大会。旧鶴沼小学校から無料シャトルバスが運行される52
うらうす友だちマラニック 8月下旬(2026年は8月30日) 「マラソン+ピクニック」で、約13kmまたは約25kmのコースを走る。コース沿いの「おもてなしポイント」で地元の農産物を味わう53
浦臼神社例祭 9月7日 神社の例祭27
カタクリ・エゾエンゴサクの開花 ゴールデンウィークごろ(4月下旬〜5月上旬) 境内が紫と青に染まり、花の中のエゾリスを撮ろうと写真愛好家が訪れる27
坂本龍馬の手紙の展示 不定期(2025年は7月9日〜21日) 郷土史料館は、龍馬が1858年(安政5年)に姉・乙女に宛てた手紙を所蔵しており、期間を限って原本を公開している54
  • 過去の行事:日本語版Wikipediaには、浦臼夏祭り、「ワインの里フェスティバルin浦臼」、ぼたんそば収穫祭も挙げられている1。町の現在のイベントページには掲載されていないため、これらを予定に組み込む場合は事前に確認すること(未確認)。
  • 浦臼神社:鶴沼神社として創建され、1968年に現在の名に改称した。現在の社殿は1972年に三笠市幾春別の住友奔別神社から移築したもので、積雪に耐えられるよう丸太の柱を3本増設している27
  • 聖園教会:日本キリスト教会の教会で、1893年から浦臼内183-38で続いている。1959年に完成した木造の4代目会堂は、札幌北一条教会の旧会堂をモデルにしている26
  • 浦臼町郷土史料館:坂本直寛や龍馬の兄の一家の遺品と、龍馬に関する資料を展示している。北海道庁初代長官・岩村通俊とその長男・八作による岩村農場の資料もある24
  • その他の文化財:俳人・山口誓子の句碑、石造りの倉庫「蔵」にある「恋人の聖地」、農機具展示場1

アイヌ文化

浦臼のアイヌの歴史は、十分な記録があまり残っていない。主な痕跡は地名である。町では字名改正が行われていないため、ウラウスナイ、キナウスナイ、オサツナイ、サツテキナイなど、アイヌ語に由来する字名が今も住所に使われている。道の駅の住所も字キナウスナイ188である121

  • 於札内オサッナイ(o-sat-nay)、「川尻が乾く川」。下流が干上がる砂利川である55
  • 晩生内:駅名の資料ではオソシケナイ(o-soske-nay)、「川尻が崩れている谷川」とされる。永田はこれと異なる形を記録しているが、疑わしいとされる55
  • 札的内サッテクナイ(sattek-nay)、「やせる川」。夏には川の水が砂利の川床にしみ込んでしまう56

アイヌの指導者・琴似又市は、浦臼の若者として記録されている。のちに札幌の琴似一帯を率い、1870年代には東京で学んだ25。郷土史料館ではチャシ跡の出土品を展示している24。町内にアイヌ文化の施設はない。アイヌ文化に触れるには、白老町平取町を参照。

姉妹都市・友好都市

  • 高知県本山町:1999年2月27日から友好関係にある171。高知県は旧土佐国で、聖園農場を開いたキリスト教徒入植者の出身地である14。本山町の特産品は、夏の味覚まつりや道の駅の「甘い蔵」で販売されている5264
  • 海外の姉妹都市は確認できなかった。

ゆかりの人物

  • 武市安哉(1847〜1894年):高知の政治家。1893年に聖園農場と聖園教会を開いた14
  • 坂本直寛(1853〜1911年):自由民権運動家、牧師で、坂本龍馬の甥。1898年から聖園農場を経営した15
  • 琴似又市:アイヌの指導者。1857年に浦臼の若者として記録されている25
  • 井川伊平:元参議院議員、元北海道開発政務次官。浦臼聖園の学校で学んだ1
  • 神原勝:行政学者、北海道大学名誉教授。浦臼出身1

出典

本文中の番号は、この出典一覧につながっています。 数値は2026年9月23日時点のものです

  1. 浦臼町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  2. 第1表 男女別人口、面積、人口密度及び世帯数(令和2年国勢調査結果 統計表) — 北海道総合政策部計画局統計課 JA 閲覧日 2026-09-23
  3. 住基ネットにおける人口【参考値】(令和8年8月31日現在) — 北海道総合政策部地域行政局市町村課 JA 閲覧日 2026-09-23
  4. くらし・行政 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  5. 令和7年国勢調査速報 北海道の人口・世帯数(要計表に基づく人口・世帯数の集計) — 北海道総合政策部計画局統計課 JA 閲覧日 2026-09-23
  6. 令和8年全国都道府県市区町村別面積調(4月1日時点) — 国土地理院 JA 閲覧日 2026-09-23
  7. 浦臼町交流拠点施設再整備事業 — 国土交通省 JA 閲覧日 2026-09-23
  8. 町の概要 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  9. 臼子ねぇさん — 日本ご当地キャラクター協会 JA 閲覧日 2026-09-23
  10. Urausu, Hokkaido — Wikipedia EN 閲覧日 2026-09-23
  11. ぶどう作り — 北海道ワイン株式会社 JA 閲覧日 2026-09-23
  12. わか杉 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  13. そば処 ぼたん亭 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  14. 武市安哉 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  15. 坂本直寛 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  16. 坂本龍馬家の墓 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  17. メロン — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  18. わがマチ・わがムラ 市町村の姿 北海道浦臼町 — 農林水産省 JA 閲覧日 2026-09-23
  19. 鶴沼公園キャンプ場 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  20. 浦臼町自然休養村センター(うらうす温泉) — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  21. つるぬま — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  22. 浦臼神社 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  23. アイヌ語地名リスト イチャ~エリ P11-20 — 北海道環境生活部アイヌ政策推進室 JA 閲覧日 2026-09-23
  24. 郷土史料館 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  25. 琴似又市 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  26. 聖園教会 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  27. 浦臼神社 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  28. 浦臼駅 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  29. 企業情報 — 北海道ワイン株式会社 JA 閲覧日 2026-09-23
  30. 神内ファーム21 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  31. 浦臼町ジビエ処理加工センター — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  32. 道の駅つるぬま — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23
  33. 浦臼 平年値(年・月ごとの値) — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
  34. 美唄 平年値(年・月ごとの値) — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
  35. 美唄 観測史上1~10位の値 — 気象庁 JA 閲覧日 2026-09-23
  36. 2024年度 浦臼町水田収益力強化ビジョン(1) — 浦臼町地域農業再生協議会 JA 閲覧日 2026-09-23
  37. 浦臼町の新規就農支援について — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  38. 北海道ワイン株式会社 公式サイト — 北海道ワイン株式会社 JA 閲覧日 2026-09-23
  39. 北海道浦臼町|自治体・ふるさと納税情報をご紹介 — ふるさとチョイス JA 閲覧日 2026-09-23
  40. その他農産物加工品 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  41. 北海道観光入込客数調査報告書 令和7(2025)年度 資料編 — 北海道 JA 閲覧日 2026-09-23
  42. ふるさと本舗Award2024 BRONZEを受賞しました! — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  43. ワイン — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  44. 鶴沼ワイナリー — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  45. ワインブドウジャム — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  46. 北海道アグリマート — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  47. トマトジュース — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  48. ミニトマトジュース等 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  49. 浦臼ヘルシー食品物産館 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  50. にんじん家族 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  51. ジビエ(エゾシカ肉) — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  52. 第15回うらうす夏の味覚まつり — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  53. うらうす友だちマラニック — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  54. 坂本龍馬直筆の手紙 特別展示の開催 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  55. アイヌ語地名リスト エン~オニシ P21-30 — 北海道環境生活部アイヌ政策推進室 JA 閲覧日 2026-09-23
  56. アイヌ語地名リスト ゴ~シブ P51-60 — 北海道環境生活部アイヌ政策推進室 JA 閲覧日 2026-09-23
  57. — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  58. しいたけ飯店 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  59. 炭焼き やきとり康 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  60. 道の駅つるぬま 場所の移動について — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  61. 道の駅つるぬま — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  62. 道の駅つるぬま 臨時休業のお知らせ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  63. とどけよう倶楽部ゆめや — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  64. 甘い蔵 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  65. 五葉フーズ — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  66. いしちゃんキッチン — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  67. 道の駅つるぬま 24時間トイレの使用中止のお知らせ — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  68. 道の駅一覧 — 北の道の駅 JA 閲覧日 2026-09-23
  69. 交通アクセス — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  70. ヒグマの出没状況 — 浦臼町 JA 閲覧日 2026-09-23
  71. 本山町 — Wikipedia JA 閲覧日 2026-09-23